こんにちは。
2/5、2/6に白馬八方尾根スキー場で開催されたK2試乗会に参加してきました。
もはや思うことが多すぎて、何から書いたらいいのやら。。。といったところですが、順を追って書いていくことにします。笑
今回は、一番の収穫であった「国産の基礎系ブランドと海外のスタイル系ブランドの違い」について。
なお、どちらの良し悪しや、OGASAKAはどうこう、K2はどうこう、といったことではなく、当然のことではありますが「向かっている先が違うんだ」という趣旨で記述しています。
■筆者の情報
○体格:身長150cm/体重40kg(圧倒的に小柄で、板選びが難しい。)
○普段乗っている板:ogasaka CT 143
■ジャンルの違い
試乗会に参加するにあたり、ずーっと気になっていたことがありました。
「(オールラウンダーのCTとはいえ)国産・基礎向けの板に乗っている自分が、果たしてK2の板に合うのか?」
自分の中でもこの問いに明確な答えが出せないまま、
・でも、パウダーボードは海外ブランドの方が得意そう。
・でも、狙っているNiseko Pleasuresは日本向けにリモデルしたといっている。
・それに、メーカーとしてはスタイル系だけど、この板はカービングに振り切った板だし。。。
…といったところで、自分で安心材料を見繕っていたような。
でもやっぱり自信がなく、だからこそ、試乗会で試してこよう、と考えて臨みました。
■いざNiseko Pleasures試乗!
さて、受付を済ませて意気揚々と試乗会テントへ。
狙い通りNiseko Pleasures151があり、最初に乗ることができました。
板を履いて、ちょっとオーリー・・・ができない。
板がしならない。わたしの脚力・体重もありますが、フレックスがかなり硬く感じました。
滑ってみても操作するのが難しく、わたしの印象としては、長さに起因するよりもフレックスが・・・という印象でした。板の太さも影響していると思います。
なにしろ、足で操作しようとしても曲がらない。両足ががっちり固定されて、膝が入らないんです。
また、バーンがかなり荒れていたのですが、デコボコに当たるたびに体に衝撃として伝わり、それがなかなか辛い。笑
その日は雪が降りしきり、柔らかい雪質+かなりの混雑でボコボコに荒れ放題(´・ω・`)
実際、カービングができるような状況ではなく、その性能は未知数でしたが、それを差し引いても、なかなか…でした。
■ジャンルの違い=板の違い
テントに戻り、冒頭の疑問やNiseko Pleasuresで感じたことの答えがわかりました。
板の返却時に対応してくださった方が、もともとMOSSにいた方とのことで、
普段はCTに乗っている、バッジも持っていた、カービングできるパウダーボードを探している、といったことをざっと説明すると、
「ああーなるほど、なるほど!それならMoss snowstickのほうが向いていると思うな…!」と。
(筆者の心の声:わわわ、ふりだしに戻った。。。!!)
というのも、国産の板に乗っていると、トーションを使った乗り方になる、
その乗り方だと、違和感があるかも。とのこと。
それと、K2とMOSSなどの基礎向けの板では、想定しているスピードレンジが違う、といったことも説明されました。
斜面に対し、何度もターンをして下りていくのか、それともガンガンスピード出して、下に下に落下していくのか…。
そういったスタイルの違いから、つくる板も変わってくるし、乗り方も違うんだな、ということがわかり、わたしとしては非常に有意義で、勉強になりました。
とにかく、狙っていた板は、いまのわたしの乗り方・力量・体格では操作できないな、というところも納得です。
*体格についてはどうにも致し方がなく、なんとか乗り方で克服したいものです。
■ちなみに
バインをセットしていただくとき、アングル(33、6)を見て
「これ、、大丈夫ですか?ずれちゃっていますか??」と確認されました。
いつもの定位置なのでそのままお願いしましたがが、やっぱりそのアングルの人はなかなか来ないのかも。笑
(先出の元MOSSの方が、それでOKとフォローしてくださいました。笑)
■ogasaka CTのこんなところが好き
さてさて、今回の試乗会、せっかくの機会ですので、いろんな板に乗ってみました。
個々の感想については別記事に譲るとして、まったく違うブランドの板に乗ることで、「やっぱりわたしCTが大好き!」と実感しましたので、CTの好きなポイントなどを記録しておきます。
○ボコボコのバーン
さきほど、フレックスが硬くて、デコボコが衝撃として伝わる、といったことを書きました。
これはCTとの大きな違いで、CTの場合、ある程度のデコボコであれば、板に柔軟性があるのでバーンに吸い付いてくれるんです。
ちょっと表現が難しいのですが、
・フレックスが硬い場合、板がしならないのでデコボコに当たって衝突する。
・CTの場合、デコボコに沿って板がしなり、そのまま素直に進む。
といった具合でしょうか。。。
(なお、エッジを立てるのではなく面で滑った場合です。)
それで、そのデコボコに沿って滑るのが、個人的に雪面と会話しているみたいで、これが楽しいし、結構好き。
これが楽しく感じられていたのはCTの板の特性でもあったんだな、と、違う板に乗ることでわかりました。
○板の操作しやすさ、反発力
やっぱりCTの魅力はこれかな、と。
試乗会が終わって自分の板に乗ったときの「あ。この安定感(家に帰ってきた感じ)」は、もはや「試乗会あるある」だと思いますが、
自分のCTでターンしたときの、
・ターン前半での入りの良さ、いてほしいところに来てくれる操作性
・ターン中、エッジが前⇒後ろに流れていく感じ(重心移動で板が操作できる)
・ターンピークから後半にかけての反発力
このような1つ1つの要素で、あ、やっぱりわたしCTが好きだ、と実感できました。
■もしかして「基礎滑り」しかできない。。。?
あえてよく揶揄される「基礎滑り」という表現を使ったのですが、
結局のところ、トーションを使わないとすると、どのように乗り方が適しているのか、はわかりませんでした。
若干、足の操作よりも体軸で操作…?すると動いてくれる?ような感覚はありましたが、ほんの一瞬の手ごたえでして、方法論としては掴めていません。
ゲレンデを見回してみると、力まずに楽な姿勢ですーっとターンしていく人っているんですよね。
あれ、もしかして、わたしはあれができないんじゃないか、、と。
エッジを立てる、それ以外のターンがあんまり得意じゃないかもしれない。
(さきほど荒れたバーンを面で滑るのが云々、と書きましたが、それはもはやターンですらないので、別の話です。)
もはやじぶんのCTに乗って「これ最高!」と思うほどですし。
わたしに足りていないのは、むしろそこかもしれないな、、とも思いました。
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こんなところで、いつもと違ったジャンルに触れることで、視野が広がった1日になりましたし、結果的に事前に試乗しておいて本当に良かった。勢いでそのまま買っていたら。。。と思うと。。笑
さらに、じゃあどの板を今度は狙うのか?とか、個々の板の感想なども別の機会にまとめたいと思います。
(SBJ試乗会は参加する予定です。もうここで決めなければ。。。!)