こんにちは。

春になったらテント泊に繰り出せるように、冬の間に着々と準備をしております(・ω・)

 

前回は、なかば「えいやー!」でシュラフを購入しました。笑 そして今回はマットを選んでいきたいと思います。

 

■マットは大きく3種類

マットの構造によって、3種類に分けることができます。

 

①クローズドセルマット

「マットといえばこれ」と言われるほどの定番スタイル。最初、マットはこれしかないものだと思っていました。笑

 

【長所】

・多少傷ついたとしても使用感に影響がなく、寿命が長い。

・パンクの恐れがないため、長期登山時に有効。

・広げればそのまま使えるので、設営が簡単。

【短所】

・大きくてザックに納まらない。外付けするため、枝に引っかかる恐れがある。

・寝心地は他の2種類に比べて劣る。

 

②自動膨張式(セルフインフレータブル)マット

中にウレタン素材(スポンジ)が入っていて、バルブを開けると、ウレタン素材が膨らむことで自動的に空気が入り、膨らみます。ある程度膨らんだら、自分で空気を入れて調節します。

 

【長所】

・クッション性があり、寝心地は3種類の中で一番良い。

【短所】

・年季が入ると、ふくらみが足りなくなってくる。

・口から空気を入れる際の湿気で内部が劣化する。劣化を防ぐにも手入れが大変。

・パンクの恐れがある。(ウレタンが入っているので、パンクしても全く使えないことはない。)

 

③エアーマット

空気を入れることで膨らませて使用するものです。ポンプが付属したものもあるようです。
 

【長所】

・高さが出るため、地面の凸凹を感じずに寝られる。

・簡単に丸められ、収納性に秀でる。

【短所】

・空気を入れなければならず、設営・撤収時に手間がかかる。

・パンクすると全く使い物にならない。

 

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たくさん書きましたが、ざっとこんな感じのようです。収納性重視か寝心地重視か、はたまた設営の手軽さで選ぶのか、、全ての面で秀でた「完璧」なモデルはなさそうなので、どこを重視するかで分かれそうです。

 

上記の長所短所を表にしてみました。

 

 

 

筆者は当初、寝心地重視で自動膨張式に傾いていたのですが、、、

 

「数年使っていたら、だんだん膨らまなくなりました。」

 

という記述を発見し、結局、「定番で安心・安全、みんな使ってる!」というクローズドセルに決めました。寝心地にこだわりたいと思って調べ始めましたが、やはり耐久性には勝てなかった。。。

 

悩んでいた頃、旦那さんは「嵩張るのは主義に反する」とのことでエアー式を購入し、そのコンパクトさにも惹かれましたが。。。

テント泊自体まだ慣れていないので、まずは設営が手軽なものから始めたい、という気持ちもあり、クローズドセルに決断しました。(筆者としては、手間がかかるのはちょっと抵抗を感じる。)

 

■クローズドセルを買うならどれ?

クローズドセルと言えば、上の画像にも使用した「サーマレスト・Zライトソル」が定番ですが、他にもあります。わたしが狙ったのは「nemo スイッチバック」でした。

全然関係ありませんが、鉄道好きとしては「スイッチバック」という名前に好感を抱きます(^ω^)
凸凹の模様が、遠目で見るとギザギザに見える。。。もしかしてですが、これがスイッチバックの名前の由来なのでしょうか。。!

 

■「Zライトソル」と「スイッチバック」の違い

実際、この2つに大きな差はありません。特に、使用感については体感的には「よくわからない」ようです。一応、構造的に大きく2つの違いがあるので、まとめておきます。

 

①厚みが違う

筆者が「スイッチバックにしよう」と決めたのは、厚みの違いでした。とはいえ、「Zライトソル」が2cmに対し、「スイッチバック」は2.3cm。

 

0.3cmの差です。。。笑

 

ただし、スイッチバックのほうが分厚いものの、収納時のサイズはどちらも【51×13×14cm】と変わらりません。

 

また、縦横の長さも183×51cmと同じ。

価格や収納性はほぼ変わらないけれど、こちらのほうが若干厚いということで、スイッチバックを選択しました。

 

 

②凸凹の構造が違う

「Zライトソル」は規則的に凸凹が並んでいるのに対し、「スイッチバック」は独特の並び方をしています。NEMOのHPによると、六角形の交点を持つコンフォートゾーンをクモの巣状に連結することで全体の剛性を高め、地面からの底付きを軽減する、ということだそうです。

 

いろいろなレビューを読んでいくと、この独特な配置のおかげで、畳んだ時に凸と凹がぴったり重なる、ということで高評価を得ているようです。

 

逆に、Zライトソルは経年劣化できっちり畳めなくなる、つまりシートが反っていき、紐でくくらないと蛇腹が広がってくる、とも書かれていました。

 

たしかに山では、両端が広がっているのを紐でくくりつけているような状態のシートをよく見かけます。

 

正直、スイッチバックはまだ新しい商品で、経年劣化のことまでは、まだレビューがないのだとは思いますが。。。

 

ということで、総合的に見てもスイッチバックを購入することにしました(^ω^)

 

■実際に買ってみた!!

筆者が購入したのは「ボリエール」という緑っぽい色。

見た目、緑色のぼこぼこした板なので、足で踏む「青竹」みたいです。笑

 

①寝心地

心配していたほど悪くはなかったです。分厚くないので、快適とまでは言いませんが、硬いマットの上に寝ている感じ。

寝てみると、自分の体温でポカポカしてきます。

 

マイナス面としては、どうしてもマットが薄いので、体のラインにあわず、腰が浮いてしまうところ。横向きであれば問題ないですが、仰向きだと腰が辛い。。。

ただ、シュラフに厚みがあるので、マット単体でなければ、そこまで気にならないです。

 

②収納性

筆者はテント泊用カリマーのcougar50-70Lを購入しましたが、シュラフとスイッチバックは一応ザックの中に収めることができました。とはいえほかにも荷物はありますから、結局外付けせざるを得ないでしょうけど。。。

 

③家で使用。笑

いつも部屋の隅に置いておいて、ちょっと座るときに敷いています。

我が家には「机と椅子のセット」がなく、床に直に座っていましたが、マットを畳んだ状態で腰かけたり、ちょっと寒いときには床に広げてポカポカ感を享受したりしています。(さらに寒いときはシュラフも出したり。笑)

 

あとは、腹筋するときとかにも、使えそう(・ω・)

広げればすぐに使える手軽さゆえに汎用性も兼ねていて、いいモノ買ったな!と満足しています(・ω・)

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しかし。。。同じ「山」スポーツであっても、スノーボードブランドと登山ではいろいろと違ってきますね。

テント泊の道具をそろえていくと、当然今まで知らなかったブランドなどもあり、視野が広がっていって、楽しいです(^ω^)