正直なところ、サマーゲレンデ、滑り始めるまで少し不安だった。できるかなあ。大丈夫かなあ。リフトを降りて、とりあえずワンフットができたので一安心。ワックスのしみこんだスポンジを踏む。まわりがスキーヤーばかりで、何処でビンディングを付ければよいのか戸惑う。いつもの癖でちょっとオーリーしてみちゃったりして。いざ、ドロップイン。お、っと思った次の瞬間、こける。超絶いたい。雪でコケる時の比ではない。ポリエステルの生地も破れるかと思った。笑 とにかく超痛い。
 
ちょっと滑ってはすぐコケる。ずざざざ。やばい超恥ずかしい。スキーヤーばかりだし、どう見てもプロが圧倒的に多いし、コースには水を撒いている人もいるし、リフトからももちろん見える。そして自分の他にコケてる人いない。くっそー、でもコケるんだから仕方ない。プロテクターは必須。ヘルメットは安物だが、今のところこれで支障はない。ケツパッドは絶対あった方がいい。何よりも一番痛い。今度からタオル挟んでおこう。
 
さて、今書いたようにコケる時はお尻が痛い。必ず尻もちをつく。滑り始めて、ヒールサイドで板を立てようとして膝を曲げたとき、バランスが崩れて転ぶ。何度も転べば、さすがに体の倒す方向が間違っているんだろうな、と気づく。重心が軸から外れてしまっているのだろうか。。。
 
 

右の図でいうと、青が板の進行方向。板を立てることに意識が行き過ぎて、黒の方向に体を倒してしまうと、バランスが崩れて転んでしまう。

 
膝を曲げるとき、とにかく軸からずれないことを意識して、板に対して垂直に下ろすようにする。。と、こけない!!おおおおおおおおおーーーーー!!!!!!この位置か!こういうふうに下ろすのか!図で言うと、赤の矢印方向に体を倒す感じ。「サマーゲレンデはポジションがシビア」という意味を実感した。軸に対してずれるとすぐコケる。正しい位置で滑ればひとまず大丈夫だ。うわあすごい。めちゃくちゃ練習になる。。。!
 
下の中本優子さんも、赤い矢印の方向に荷重しているのがわかる。
ひーーかっこいい。。。(;ω;)
冬に入る前に、ここで姿勢を修正できたのはよかった。。。
 
こんな時もあった。あ、やばいな、なんか転びそう、、、案の定、ずざざざー。。いてえええ。。。膝の曲げ方は注意しているのに、また転ぶ。うーん。。何度か転ぶと、原因がわかってきた。転びそうな時とか、転んだ時は、その直前でいつも視線が斜面の下方向(黒の矢印)を向いている。
 

右の図で、青の方向に板が進んでいるのに、黒の方向を見てしまっている。これは冬にも同じことをやっていたな。。(実はここで同じようなことを書いている。。笑)進行方向と視線の向きが一致していないのね。てことで、「あ、転びそう」という時は、とにかく視線に気をつけるようにした。肩越しに、板の進行方向を見る。赤い矢印の方向。すると、、、転ばないで降りてこられた。

 

 
最後に課題だと感じたのは、ヒールサイドの山回り。下の図で言うと青の点線のように切り返さなければならないのに、タイミングを逃してしまうのか、山回りで乗りすぎてしまって、あれ、どうしよう。。?
気付けば視線が斜面方向を向いている、そしてバランス崩す、こける。。の流れが多かった。立ち上がったら切り返さないと。トゥからヒールへの切り返しは特に問題なくできるんだけどなあ。。昨シーズンからの課題だったから、次の冬に入る前に克服したいな。。
 
  
でも、すごい。。転ぶときには必ずどこかに課題があって、それを克服すれば転ばなくなる。ちょっと感動した。まるでゲレンデが先生のようだった。滑ることで教わっている。よっしゃ!秋は通って、正しいポジション身に付けるぞ!