2022.10.4


主治医から最期の時を迎えるにあたっての

話を聞いていなければ...

わたしは夫の最期にこのように

向き合えていなかったはず。




「どんな状況になっても慌てずに...

どーんと気持ちを落ち着けて、

その対応次第で心の中に一生残るのか

つらくなるのか...

気持ち一つで変わってきます。

なので、落ち着いて対応してくださいね。」


ざっと省略して、このように

告げられました。


「下顎呼吸になったり、

息が落ちてくるかもしれません。

寝てると思ったらそのまま

息を引き取ってしまっているという

こともあるかもしれません。」


と話があったあとに告げられた


〚どーんと落ち着いて。〛

〚気持ち一つで変わる。〛


なので、最後の日わたしは

この言葉を思い出しながら

夫とのじかんを過ごしていました。


時々、不安になったりしたときも

「落ち着いて」と自分に言い聞かせ


声が出なくなっても...

呼びかけに眉が動かなくなっても..

呼吸が弱くなっても

脈が弱くなっても...



ただ、ただ、

夫に語りかけていました。



わたしの気持ち一つで変わるのであれば

いい最期を迎えてもらえるように

つとめたい


その一心だったように思えます。



今日は夫が旅立ってから二十日。


友人がお花を供えてくれました。

ありがとう。