同じ思いを誰にもしてほしくないお話です。


お通夜・葬儀、、この2日間

遺影をみては何だかモヤモヤ


んーなんか違う...


悲しみの中、準備などに追われ

皆さんへのご挨拶などもしながら


遺影をみては、、

「わたし、この写真選んだっけ?」

ずーっとモヤモヤ。


葬儀を終えて一緒に自宅に帰り

今日は夫の元で寝ようと布団を敷いて

横たわり、遺影を眺める.....


写真が違う!!

わたし、この写真お願いしていない!!!


わたしがお願いしたのは

ラグビーが大好きな夫が

チャリティーマッチのときにみせた

喜びに満ちた写真!!!


担当者とのLINEを見返しても

その写真でお願いしますと送っているし


なんなら、最終確認の遺影の写真すら

送られていなかった...


まさかの写真が違うミス、、




そして、葬儀の日に起きた

もう一つの大きな出来事。




葬儀終盤に差しかかり

親族みんながお別れの挨拶


沢山きてくれている中で

家族ぐるみで付き合いの多かった数名の

夫の仲間も、、



まだ、沢山きてもらっていたけど

「親族の皆さんとこのメッセージを

書かれた方々、、」と案内されていたので

多くの仲間たちは最後の挨拶が

できずにいました


そんな中、いよいよ棺桶の蓋を

閉じましょうというときに


葬儀担当者より

「こちらより、細やかなプレゼントが

ございます」と案内。


何か夫の好きなものでも

持たせてくれるのかな?などと

思いながら待っていたら


夫の頭元に葬儀社の人が立ち

息を深く吸い込む...


(嫌な予感しかしない!!!!)


と思っていたら、いきなりオペラで

命のうたを歌い出した


夫は42歳。

なんなら、オペラは大の苦手。

娘のピアノの発表会も娘の出番だけ

どちらかというと聞きたいタイプ


(ウソでしょ、、)



わたしは、怒りで頭がいっぱいになり

いつやめてくれるかなと

「やめて」と言いたいけど

始まってしまっては言えない。


なんで身内でもない知らない人が

夫の苦手なものをこの最期の段階で

歌っているのか本当に意味がわからない。


そんな時間があるんだったら

夫の好きな曲を流し、

他の仲間たちとのお別れの時間に

してもらいたかった、、



葬儀社は最初お願いしたところが

あったんですが

人数の関係で対応が難しいからと

その葬儀社に紹介してもらった、

大人数に対応できて老舗で

名もある場所。


「あん人らしかお葬式」

(あの人らしいお葬式)と

謳っているにも関わらず


夫の人となりも無視されてしまったことに 

遺族の思いも何も考えずにされたことに

最期にそんなことになってしまったことに

ショックが大きすぎました。


まだ、いくつかあったんですが

この2つはわたしにとって

許しがたいミスで、こんなこと

他の方で二度と起きてほしくないと

思いました。


最終的に請求書が出来上がった時点で

責任者にもお話をさせていただいて

お詫びとして人件費など削ってと

出された金額も

こんな金額で...と泣きたくなりましたが



二度とない葬儀がこんな風になって

しまったけど、仲間のおかげで、、

参列者のみなさんのおかげで

ちゃんとお別れできたからよかったんだと

そう思うようにしようと

心の中で思いながら葬儀社との

やり取りを終えました。




もし防ぐ方法があったなら何だったかな


葬儀社選びも大事だと思うけれど


事前にリサーチして...

なんて、まだまだ頑張るという

気持ちで闘っている夫に対して

その気持ちを折るようなこと

したくなかったから...



病気でもない元気なうちに

いつかは、、

と考えられていたら

いいかもしれませんね



でも、それは年齢によってはする方も

多いのかもしれませんが...

私たちの年代ではまだ現実として

考えるのが難しいように思えます。


いつまでも引きずってしまうと


夫から

「いつもの優しいゆきちゃんでいてね」

そう言われそうなので

ここからはまた気持ちを切り替えて

いきたいと思います*。





このブログでは、正直にありのままを

わたしは書いています。

それには、いくつか理由があります。


言葉ではまとめることが難しいので

上手く伝えられませんが...


ストレートすぎて、時には苦しくなる方も

いらっしゃるかもしれません。


でも、わたしは夫はキツいながらも

「ゆきちゃんといられて幸せだよ」と

何度もそう言ってくれていたその言葉を

信じています。


病気になっても夫らしい生き様を

みせてくれていたことを

わたしは何より誇りに思っています。



なのでこのブログが、

何か誰かのお役に立てているなら

それはそれでよかったなと

心からそう思います*。