就学前までにと先日から色々な塾を回っています。回っていて、感じたこと。
私の思うことは今の学校教育の考え方と乖離しているのでしょうが…。

きっと就学したら変わるのでしょうが、
プニが小学校に上がる前までに考えていた事を、備忘録として残しておきます。

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書き順などに拘泥するのはナンセンス
※私は書き順大丈夫ですが、これからの時代…?

●塾で体験した文字のなぞり書き。ちょっとでもハミ出たらバツって…そこ大事?
お受験のは別です。巧緻性を見ているので。

●世界各国で異なる数字の書き方が、誰が見ても分かる数字であっても「正しい書き方」でなければバツって意味あるのかな。(某塾では本人が理解していようが、ゼロが少しでも突き出たり、反対に丸が完全に閉じてないとバツにすると話してました。)
※勉強って先ずは本人が理解していれば良いのでは?
低学年のうちに、細かく細かく指導されてたら【勉強の楽しさを知る前に、嫌いに】なるんじゃないの?と思います。

…なぜなら成長するにつれ、自分で必要性を感じ【自主的に】綺麗に書こうと思えば、簡単に綺麗に書けるようになると思うからです。
※自分がそうだからと言って、プニは違うかもしれませんけれど。

●計算、そこまで大事?
だから5.6年生で一気に抜かされる子がチラホラ居るのでは?
※「四則混合計算を正確に」は最低限ですが。


●プニが生きていく上でパッと思いつくのは、
思考力(創造、批判、共感)・判断力・自己肯定感・やりぬく力・メタ認知・人との関わり方、社会性・情報リテラリシー…。


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今から数十年前。
小学校に入学して初めての作文の授業。
私は書くことが楽しくて止まらなくなりました。
掃除の時間になっても机から離れようとしない私に(←帰る時間までに書き終えないと、書かせてくれないと思っていたので)、

「そんなに書きたいなら、放課後残ってやりなさい!ムキーッ

「よく分からないけれど先生怒ってんなーびっくり
と思いましたが、放課後になっても書ける事が嬉しく、完成した時には夕方5時を回っていました。

原稿用紙9枚。
何回も読み直して、ヨシ完璧だ!
と職員室に向かいました。
職員室に入るのは初めての事。
ピカピカの一年生だった私は、ドキドキしながら引き戸に手をかけました。

「…せ、先生、書けました爆笑

先生は一言。
だらだらと書くんじゃありません。こんなの読まされる方はうんざりです!ムキーッ

今考えたらポーン笑い泣きですが…。

まだ一年生だった私は、自己肯定感が下がることはなく、
「この先生怒りん坊なんだなあ。自分で放課後にって言ったのに、アホちゃう?」と思いながら、それから以降も、いつも原稿用紙に大量に書いてました。←いやがらせかっ
今じゃ考えられない鈍感力。

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5年生になった時。

かなり有名な先生が担任になりました。(テレビ取材を受けたりする先生。)

「みんな聞いてくれ!これから面白い作文を読む。」
読み始めてすぐに
「なんて面白い話なんだゲラゲラ
と私も身を乗り出してゲラゲラ笑ってました。
こんな面白い事書く子と友達になりたいな爆笑
一体誰が書いたんだ?と思いながら

「もっと読んでもいいかな?」
「いいともー!」←タモリさんのです。
面白すぎて、みんな涙目です。


「これ誰が書いたと思う?」と先生。
「だれー?」と生徒達が嬉しそうにお互いの顔を見合わせます。
「言ってもいいかな?」
「いいともー!」みんな口々に叫びます。
「本当に言ってもいいかな?」
「いいともー!ゲラゲラ元気に叫んだら

先生私の前に来て
「あはは、面白かっただろー?」
私が激しく頷いてラブいると、

「アホーゲラゲラこれはお前の作文だー。自分で書いた内容忘れたのかー?ゲラゲラ
「え!?本当?え、わたし!?ゲッソリ
みんな爆笑していました。
※自分の作文だと気づかない辺りが、相当アレです。
自分が友達かい…真顔

1年生の担任と違い、
「あはは。お前の作文は本当に面白い!小説家目指してるのか?もっと読ませてくれ。」
と言ってくれて、嬉しかったです。 
先生は生徒のやる気ボタンを見つけては、愉快そうにボタンを押しまくってくれました。

プニが低学年のうちは、伝えたい文字が汚かろうが、句読点の位置がおかしかろうが、先生のこの言い方を丸っとそのまま引用したい。

卒業の際、
「お前は、ちょっと大変な時があるかもしれないが、大丈夫だ。今の自分を大事にな。」
と言ってくださいました。

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今の自分の土台は、あの先生の教えから…。
数年前、同窓会に行った時、みんな同じ事を話していました。

数十年前に何十回も先生から聞いた言葉。
満遍なく出来なくていい。そんなのは【楽に満遍なく出来る奴に任せればいい!】お前たちはそれぞれの好き+得意を見つけろ!そこを伸ばすんだウシシどんな事でもいい!強みを身につけろ!いつかそれが自分を助けてくれるぞ。
結果も大事だが、自分に誇れる過程がもっと大事!それがあれば失敗しても大丈夫だ。

プニに伝えたいことは、恩師の言葉。
生きる力。

…今は楽に満遍なく出来る奴→AIが居ますからね、現実的にはAIが苦手なファジー分野での強みがあると、最強かもしれませんね。