肉体の怪我や病気は治るものであれば

適切な治療と時間が癒してくれます


しかし

心のレベルで受けた傷

特に4才半までの

まだ言葉を持たず

狭い範囲の理解で傷ついた心の傷は

潜在意識の深いところにしまいこまれると

ヴェーダンタではいいます


この傷はトラウマの形で残り続け

知らず知らずのうちにその人の

思考や振る舞いの習性としてあらわれます


ある人は


「女の子なんだから~しなさい」


と言われると無性に腹が立ち


別の人は悲しくなり


また別の人は何とも思わない


と言ったように人によって


同じ1つの状況に対し

受け取り方が違うのは

その人の思考のフィルターを通して

世の中を見ているからです


その感情のリアクションは

あまりにも瞬間的、自動的におこるので

自分の中ではそれがあたかも世界の常識

誰もがそう考えると錯覚してしまうほどリアルです


しかし実際のところは人の数だけ世界の見え方があり

その人なりの背景があってそう振る舞わざるをえないのです


そして


良くも悪くも

思考のベースになっているのが言葉であり

言葉で考え、言葉で理解し、

言葉で世界と繋がっています


ということは


どんな言葉を使うかが

人の考えを作り、

世界をつくっていいて

言葉は世界を動かすほどの

最強のツールだと言えます


だからこそ

ヴェーダンタでは、ヴァークタパスといって

言葉の修行を大切にします


これからの人生、

私がもっともチャレンジしたいのが

ヴァークタパスです☺️


真実を話すべきです

快いことを話すべきです

真実でも不快なことは話すべきではありません

快いことでも嘘は話すべきではありません

これは不変のダルマです


         マヌスムルティ 4ー138