最近、ムニンドラ・パンダ先生のインド哲学講座を聴講しています。

 

ムニンドラ先生は、インド哲学を深く学ばれ、過去にはヨーロッパでインド哲学の講義をされていて、現在は日本でインド製品の卸商社の社長さんをされています。そしてご自身の会社の一室で週2回インド哲学を無償で教えていらっしゃいます。

 

ヴェーダ・スクール

http://www.jagatnath.com/index.html

 

授業は木曜日と土曜日の夕方なので、サロンの営業時間と重なっており、残念ながら直接学ぶ機会にはまだ恵まれていないのですが、公開されている音源だけでもものすごくわかりやすく、多くの気付きを与えてくれます。

 

インド哲学の初級編の中で、タパス についてでてきます。

 

タパスとは、サンスクリット語で、日本語だと ”苦行” と訳されます。

 

この”苦行”を文字通り受け止めて、火の上を素足で歩いたり、体を傷つけたりする修行者たちもいますが、ムニンドラ先生曰くそれは本当の意味でのタパスではないそうです。

 

タパスとは、簡単ではない道を歩むこと。

 

人間として生まれてきた本当の目的である悟りの道をすすむ中では、多くの障害がやってきます。例え障害がやってきても、障害を取り除いて貫き通すことがタパスなのだそうです。

 

それを聞いた生徒さんは、

 

”仕事の付き合いではお酒を飲まないといけないことがある、そういう場合はどうしたらいいのですか”

 

ムニンドラ先生の返答

 

”私はお酒は飲みませんといって断ります。例えば、タバコでも同じですが、誰かがタバコをすすめてきたとしたら、私はタバコは吸いません。あなたにも吸って欲しくありません。吸いたいなら外に行って吸ってきて歯を磨いてから戻ってきてくださいと伝えます。

 

それを聞いた相手はショックを受けるかもしれません、またはあなたとの関係が悪くなったり、あなたが仕事を失うことにもなるかもしれません。それでもあなたが良いと信じる道を貫き通すことがタパスです。”

 

これは確かに難しいところです。先生は他の例として、1日何時間もテレビを見ることは簡単だけど、1日10分聖典の勉強をするのは難しい、これを続けることもタパスですと言っています。

 

五感はサンスクリット語でギャーナインドリアと呼ばれ、ギャーナとは知識をあらわします。本来五感は知識を得るための器官にも関わらず、快楽を求めてしまいます。

 

この五感をコントロールして本来の知識を得ることに使う事もまたタパスだそうです。

 

快楽を求めたがる五感を制御しながら、タパスを続けていくことがこれからの人生のテーマだとよくわかりました。

 

できるかどうかは・・・汗

 

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