【かみさまとのやくそく】という映画をご存知ですか。

映画は、”胎内記憶と子育ての実践、インナーチャイルドをテーマにしたドキュメンタリー”です。

産婦人科医の池川明先生を中心にドキュメンタリーが進んでいきます。

私も助産師として産婦人科にかかわっていますが、お腹の中にいる胎児の心理発達については全く習った記憶がありません。

現代医学では、お腹の中にいる赤ちゃんには人格や精神機能があるとそもそも考えられていないからです。

その証拠に赤ちゃんは生まれてくるまでは産婦人科の先生が診察します。

無事にこの世に誕生してはじめて小児科の先生の担当になる=一人の人間として扱われます。

池川明先生は妊娠中のお母さんの心理状態が安産か難産かに影響しているといっています。

そして、妊娠中のお母さんがお腹の中の赤ちゃんを人格をもった一人の人間として認識し、”お腹の中でも赤ちゃんはママのことが見えているし聞こえているよ”と伝えることで妊娠中からお母さんとして振る舞っている妊婦さんは、赤ちゃんは何もわかってないと思っている妊婦さんに比べて、穏やかに妊娠期を過ごしているといいます。


お腹の中にいる赤ちゃんが、明確な意識があり、五感も働いていると裏付ける研究のひとつが、池川先生の体内記憶の調査です。

2-3歳くらいの言葉を話せる子供たちに、”ママのお腹の中にいた時のこと覚えている”と聞くと3割程度が覚えているそうです。


映画に出てくるエピソードなのですが、ある保育士さんが子供たちの会話を聞いていたら

”お父さんとお母さんが喧嘩してるときお腹蹴るとやめるよねぇ~”
”そうお腹蹴るとやめる”
とふつうにお腹の中の時の話をしていたそうです。

また産れてくる前の世界についても記憶がある子供たちがいて、その子たちに生まれてきた理由をたずねると100%同じ答えが返ってくるそうです。


胎内記憶のある子供が全員あげる生まれてきた理由とは・・・





人の役に立つため


池川医師曰く

「自分が生まれて、お母さんが幸せ、これが子どもたちにとっての幸せなんです」

そう、子供たちは両親を選んで生まれて来て、自分が生まれることで両親を幸せにしたいと意思をもって生れて来るそうです。

一方親はそんな子供を一生懸命育てるのですが、いつの間にかこんなにいいものを食べさせ、いい環境を与え、いい服を着させたのにどうして思い通りにならないの!と不満を抱くようになります。

でも子供はそんなの一切望んでいないのです。

子供はただ両親が笑顔でHAPPYなことが一番幸せで、そのために生まれてくるということでしょうか。

池川先生はとにかく子供たちは自分で人生の目的をわかって生まれてきているから、あれもだめ、これもだめと親が決めつけて子供の才能をつぶしてしまわないようにしてほしいといいます。

子供は親の所有物ではなく、お互い一人の人間として、まずは自分を大切にし、自分が大切であるのと同じようにわが子も大切にし、誰も犠牲にならないこと。

アーユルヴェーダでは、男女が出会って結婚し子供を欲しいと思ったところから育児ははじまっているといいます。

そしてアーユルヴェーダの究極の目的は ”人の役に立つこと”

映画のテーマとアーユルヴェーダで習ったことがあまりにもシンクロしていて、関心深いものがありました。

信じる信じないは別として、是非映画をみて子供たちが語る内容に耳を傾けてみて欲しいと思います。

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安産に導くために体質や体調に合わせた妊娠期に過ごし方をアドバイスします。また辛い箇所に合わせたオイルケアを行います。