3月は節目の月…

毎年
この頃になると

卒業式と入学式を思い出す。


◎3月1日…

愛知県の公立高校の卒業式。

しかし
卒業式の出席人数は
半分くらい。

大学受験を控えた
生徒たちは欠席。

当時の
国立大学の入試は

1期 2期、制度。

1期校→
3月3日から入試が始まる。


2期校→
3月中旬から始まる。

3月下旬に
進学先が決まる。



3月1日時点

東京の私立大学の合否は未定。

だから
卒業式当日は
不安だらけ。


関西地区と中部地区
の私立大学の合否は
確定していた。


卒業式時点で
進学先が確定していた生徒は僅か。


3月1日
高校時代の仲間との
別れ…
断腸の思いだった。


振り返れば
高校時代の3年間

嫌いなクラスメイトは1人も居なかった。

嫌いな担任、先生も
1人も居なかった。


剣道部
先輩、同期生、後輩
良い人ばかり。

部活は楽しかった。


クラスメイト…

生まれも育ちも
学力も価値観も
よく似ていた。

似た者同士の集まり。
相性も合った。

人生最高の
出会いだった。


楽しければ楽しいほど
月日の流れが早く感じる。


良い出会いは
別れが辛いものだ。


高校時代の同期生は

関東 中部 関西など

様々な地域
様々な大学 学部へと
旅立った。



(その後の
同期生の足跡は
同窓会名簿で知ることができた)



◎4月1日

大学の入学式。

僕は
愛知県の田舎の高校から

東京都心の
お洒落な大学に進学。

入学式…

僕は高校時代の
黒の詰襟の学ラン
を着て出席。

式場の席は学部別。

法学部の男女比率は
男性7対女性3。


文学部は
男性2対女性8。

文学部の席は
華やか。

女性は
お洒落でファッシナブル。


カルチャーショックの始まりだ。


クラスメイト…
生まれ育ち
学力や価値観もバラバラ。


言葉使い、服装
動作、仕草や歩き方
食事も

愛知とは
まるで違う。

愛知の常識は
東京の非常識なのだ。



僕の母の実家は
東京都世田谷区羽根木

子供の頃の夏休みは毎年
世田谷で過ごした。


だから
東京の生活は
直ぐに慣れた。


考え方や価値観が異なる人との
会話は面白い。

新しい発見があるからだ。


だから
人との出会いは面白い。


クラブ活動(茶道部)では
様々な大学との交流もあった→

関東大学茶道連合
(23大学の集まり)

大学には
それぞれのカラーが存在する。


日本全国から
集まった様々な人達との
交流は楽しい。



◎3月20日頃

大学の卒業式…

地方から東京に集まった
学生達は地方に戻る。


様々な大学との
付き合いも終わり。

青山学院大学の仲間との別れ。


あっという間の4年間
楽しければ楽しいほど
月日の流れは早い。


良い出会いは
別れが悲しい。

人との出会いは
一期一会。


出会いは別れの始まり。

出会いは偶然
別れは必然なのだ。


仲間は
それぞれの道へと
旅立った。


とくに4年間共に活動してきた
女子学生達との別れは悲しい。




◎4月1日

入社式。

社会人生活の始まり。


桜の花が咲くころ

新しい生活が始まる。

いつも
この季節になると

感傷的に
なってしまう。

季節の変わり目は
人生の変わり目。


………


その頃を
思い出すと
勇気が湧いてくる。


思い出は宝物なのだ。