・・・いったいどういうこと?日経平均7000円台って。

バブル後最安値をつけた2003年4月。
私は当時、大引け後の午後3時30分~放送の「クロージング・ベル」という番組を担当していました。
放送準備をしながら、これはマズイかも・・・とドキドキしながら株価ボードを見ていましたが、
結局、当初予定していた番組の内容を変更しつつ対応したことを思い出します。

今 担当しているモーニングサテライトに関しては、
自分の近くの相場(東京マーケット)は動いていないので、落ち着いていられる分
ライブ感という意味では、クロベル当時の方があったかなぁと思ったり。
なにものねだりだね。

それにしても、急激な円高を伴う株安というのが本当に痛い。
今回のような複雑な証券化商品を発端とした金融危機は、誰もが経験したことがないだけに、
処方箋をうまく、タイミングよく見出せるのか・・・。

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さて、きのうブログに書いた 救急で対応できずに妊婦さんが命を落としてしまった事件ですが。

「『たらいまわし』という言葉はふさわしくない」というご意見もよくわかります。
ただ妊娠・出産を経験した者からすると、
苦しみながら子供に命を繋いで亡くなった母親と、
母の温もりを知ることができなくなってしまった乳飲み子が残されてしまったという事実が
あまりにもいたましく、不憫でしかたがない。
それが、救えたかもしれないのに・・・と思うにつけ、あまりにも切ない。
つい母親の立場になって見てしまう為、どうしても「たらいまわし」と、私は捉えてしまうのです。

私自身、たくさんの医療関係者の方々のお世話になり、みなさんに本当によくしていただきました。
ですから、現場にいらっしゃる方々がどんなに一生懸命つくしていらっしゃるかは
目の当たりにしていますし、重々理解しているつもりです。

それでも、こうした悲劇が繰り返されるのはいったいなぜなのか。

責任の押し付け合いをするのではなく、
根本的に何が原因でこうなってしまったのか、どうすれば防げるのか。
政治家まかせではなく、私たちも自分のこととして考えていかなければ・・・とせつに思います。

そして、その渦中に生を受けたお子さんが健やかに育つことを願ってやみません。