スチバーガの副作用にやられてから
しばらくブログも休んでしまった。

1週間の服用で重度の副作用が出てしまい中止になったスチバーガ。
しばらく休薬してから最後の抗がん剤投薬期間まで久しぶりに副作用のない快適な1ヶ月を過ごした。

食べたいもの食べたり、行きたいところ行ったり、セーブしてた仕事もバリバリやらせていただいた。

その間思ったのはカラダの不調は抗がん剤のせいしかないということ。
幸いまだ痛い部位もない。
ずっとこのままでいたいけど
それは無理な現実。

5月中旬に抗がん剤投与のために入院。
この五年の間で7回目の入院だ。
今回の病室の人たちはみんなちょっと重度な人。あちこち痛みを訴えながら夜中までずっと痛み止めを飲むためガサガサしてた。

アービタックスとイリノテカン
私の最後の抗がん剤らしい。

最初に吐き気止めと抗ヒスタミン剤を点滴30分→30分生食→アービタックス2時間→30分生食→イリノテカン1時間30分で終了。
翌日から二日間デカドロンを飲む。
心配だったアレルギー反応なく無事に点滴終えた。イリノテカンの下痢もまだ大丈夫。
先生は点滴無事終わったら明日退院していいよって言ってくれたのがうれしくて
おもわずバンザイ🙌

木曜日に入院して土曜日には退院。
1番早い入院生活だった。

日曜日の夜中に下痢が始まる。
今回は下痢止めをたくさん出してもらったのと、前回はなかった整腸剤ミヤBMを処方。
なんとこれがとても良く、飲み始めてからひどかった下痢が軟便程度で済むようになった。いまでは手放せないミヤBM。
ありがとうミヤBM笑

ロンサーフ、ベバシズマブで上がりに上がった腫瘍マーカー。
アービタックスで一気に下がるかと思いきや下がらない‥2回目を終えた時には3桁まで上がってしまった。

効いてない‥もう私は年を越せない。
今までの経験から一回目で一気に下がっていたから、今回はもう絶望感でいっぱい。CT撮って様子みようと言われた。

3回目が終わった後から超ネガティヴモード全開の毎日になった。
私は死ぬんだ、もうダメなんだ。
毎日そう考えながら過ごした。

4回目のアービタックスの前に会社の健康診断があった。しばらく食欲もなかったせいか体重が減りすぎてびっくりした。1週間で2.5キロ減。

やっぱり悪くなってるに違いない。

そして迎えた4回目の日。
受診前の看護師さんとの体調チェック。
顔馴染みの看護師さんだった。
でもなんか様子が変。
今日はCTの結果ですね。緊張しますよね。眠れてますか?・・絶対悪い結果に違いないと確信した。

こんなに自分の順番が呼ばれなきゃいいと思ったことがないくらいの絶望感。
結果を冷静に聞けるのかが心配だった。

そして呼ばれた。死刑宣告だ。

先生がすぐ、
腫瘍マーカー下がってるよ
と言った。
えっ??
ほんとだ・・・半年ぶりに下がってくれた数値を見て嬉しすぎて泣いてしまった。CTの結果も横ばいでほぼ変化なし。
生き延びたーっ!!

抗がん剤点滴中初めてずっと寝てしまった。2週間ほぼ眠れなかったから結果に安堵したのかな。

その後もマーカーは下がり続けて6回目を終えた。

8月はまたCT検査。

最近始めたことは、
ブロッコリースプラウトを再び食べはじめた、ブルーベリーを食べる、にんじんジュースとトマトジュースを飲むことをやり始めた。
アービタックスは肌がやられてしまうから始めたけど、トマトジュースのせいか肝臓の数値がちょっとよくなっている。

それでも顔はぶつぶつするし、イリノテカンのせいで髪の毛もまた坊主だ。

とりあえず9月の誕生日は迎えられそう。

そして健康診断の結果は要精密検査ばかり笑

肺機能低下→右肺半分ないから
両肺多発転移疑いあり→いや多発転移
肝臓数値異常→抗がん剤してるから
白血球数値異常→抗がん剤してるから
脂肪肝→抗がん剤してるから

他は異常なしだから、不健康だけどいい方だったんじゃないかな。

とりあえずいまだ痛みも不調もなく普通に生活できている。

癌サバイバー歴も6年目になったし、次男の17歳の誕生日も一緒に祝うことができた。

元気なうちにやりたいことをやることにした。お金のことを考えるのをやめて
食べたいと思ったものや行きたいところ
やりたいことを後回しにしないで全部やることにした。

毎日楽しくなった。

そんな毎日。

でも目標は次男の高校卒業まで。

がんばるぞ。