2022.6 私のエンドレス抗がん剤生活がスタート。

最初なので入院。
手術じゃないから着替えて寝るだけ、気持ちは楽だった。

cvポートは外科の手術の日程が間に合わなかったから今回は全部腕からの点滴になった。

毎度のごとく、金曜日から入院して月曜日に抗がん剤。
だから三日間は暇なのだ。

cvポートの説明を聞いたり、副作用の話しを聞いたり。
私はとにかく、吐き気だけが心配だと伝えた。

迎えた抗がん剤投与日。

「なんか首のあたりが変だなぁ」って思って触ってみたら腫れている。
鎖骨のリンパが腫れすぎて首の左側が
ケンシロウみたいにぶっとい首になっている。

これはもう抗がん剤中止で私はもうダメなんだ・・・そんな絶望感でいっぱい。

とりあえずナースコールして看護師さんに見てもらい、アイスノンを借りて冷やしてみた。

しばらくして主治医が来た。

「このまま抗がん剤やれば小さくなると思うからこのままやりましょう」とあっさり言われた。

半信半疑のまま抗がん剤スタート。

まずは吐き気止めの点滴を30分。
次にベクティビックスを1時間。
次にイリノテカンを2時間。
最後にフルオロウラシルを36時間。

この日の抗がん剤は無事終了。
幸いまだなにも感じない。
夜から飲み薬もスタート。
ミノサイクリンとオランザピンを飲む。

このオランザピン、睡眠薬代わりになって入院中はとても助かった。
しかし退院後は飲むとダルさが半端なく飲むのをやめてしまった。

翌朝、ちょっと吐き気はあるもののご飯は普通に食べた。

飲み薬は、ミノサイクリン、アプレピタント、デカドロン。

フルオロウラシルは2日間だからまだ取れない。

首の腫れは翌日には半分くらいまで引いていた。すごいな抗がん剤。

3日目の水曜日の夕方、フルオロウラシルの点滴も外れた。
家で点滴するってすごいなと思うけど、まだcvポートがどんなもんなのか全くわからない私には未知の話し。

そんなこんなで特にトラブルもなく
1回目の抗がん剤は終了。
無事退院した。

副作用はちょっとの吐き気と口内炎ができそうな違和感だけで終わった。

「毎回これなら楽勝〜」
馬鹿な私。
これからどんどん、どんどんひどくなっていくのに。
3ヶ月後には副作用で私の生活は180度変わってしまうのだ。