この前やったばかりなのにまた肺の手術。 
今回は麻酔の痛みが異常なほど怖かったから、麻酔をする時に更に麻酔を使った。

もうコロナも真っ直中。
手術も付き添いはなし。

終わったら自宅に電話に変わっていた。


入院準備も変更していて、タオルの持ち込みは禁止、レンタルになっていた。

麻酔はやっぱり痛かったけど、また寝てる間に終わり。

今回は麻酔を使いすぎたせいか、夜中に嘔吐。
翌日、機械を外してもらったあとも嘔吐。
肺の手術の傷よりなぜか背中の麻酔の方が痛くて夜中も眠れず、ずっとカロナールを飲んでいた。

今回は手術箇所も小さいからいろいろ楽だったけど、とにかく麻酔にやられた。



手術日が月曜日だったので、金曜日から入院していた。病室に空きがなくて二人部屋に一人だったから電話もし放題でよかった。

土曜日の夜中、廊下がバタバタとしていた。

急患らしい。

私の病室のドアが空いた。

隣のベッドに来るみたい。

来たのはおばあちゃん。

ずっと文句言ってる笑

「布団が薄すぎる!」「スリッパがない!」

「寒い!」などなど。

ずっとナースコールを鳴らしている。

ちょっとおもしろかった。

あまりにもうるさいからか、ナースステーションの横にある簡易部屋みたいな病室に連れて行かれてた。

また静かな病室になり、そのまま寝た。


このおばあちゃん、毎日夜中に看護師さんを困らせていたみたい。

明日退院だった夜、突然そのおばあちゃんが私の病室のベッドに座り話し出した。

「私、誘拐されてるの!警察に電話して!」

と言うのだ。 

とりあえずナースコールで看護師さんを呼んでみた。困った様子の看護師さんはおばあちゃんを部屋に連れて行こうとするも、「汚い手で触るんじゃない!!」と怒鳴りだす。

余計なことは言わないでおこうと思い、黙って見ていた。

なんとか説得されて病室に戻って行ったおばあちゃん。看護師さんも大変だなぁとつくづく思う。


そんなちょっとしたハプニングもあったけど、6泊7日の入院生活は終わった。


もう手術したくない。

しばらく平和に過ごしたい。

そう思っていたけど、手術後たった2ヶ月で今度はリンパに再発するのだ。

ツラいツラいエンドレス抗がん剤の始まりなのだ。