大腸癌が見つかった時、私は45年間病気知らずで生きてきた。
だから、CT、MRI、PET_CT、胃カメラ、心臓エコーどれも初めての検査で実はちょっと楽しかった。
この時の私はまだ癌の怖さを全く理解してなくて、手術したら終わりくらいにしか思ってなかった。
大腸癌の手術前、当時まだコロナもない時期だったから先生の説明の度に家族を連れて行かねばならず嫌だった。
一人でいいのに。この時期の私はそう思っていた。
迎えた入院日。当時は家族も病室に入れたし家族はいつでも来れた。
前処置で前日は絶食。
夕方はシャワーやおへそ掃除、浣腸。
夜は手の甲から点滴の太い針を刺して点滴。この日、初めて血管痛という言葉を知り、夜中もずっと痛かったのは腕じゃなく血管だった。しかも腕腫れてるし。
迎えた手術日。
初めての手術室には人がいっぱいいた。
私は裸眼が0.08くらいしかないので周りがぼやけてよく見えないのが逆によかった。
手術室の台に乗る前に自分の手術する部位を確認。病衣を脱いでパンツ一枚になり、全身麻酔の硬膜外カテーテルを背中に入れる。針がメリメリと背中に入っていく感じがとても気持ち悪かった。
手術室内ではみんな幼稚園児に話しかけるような優しい口調と笑顔だったのがとても安心できた。
麻酔のマスクして10数える。
たぶん、3あたりでもう寝てた笑

目覚めたら終わってたけど、のどが変!
そして寒い!病室に戻ると一気に39度まで発熱。
動けないし、足のポンプは暑いし痒い、熱はあるしでよく眠れない。

とりあえず終わったー!

この後からがまた大変だった・・・