国道1号線を亀山から鈴鹿に入ってすぐ、
県道637号線との交差点手前のところに見えてくる
達磨さんの絵が描かれた「だるま寺」の看板が
ずっと前から気になってた。
いつかお参りに行こうと思っていたのだが、
四日市からの帰りに、行くことに![]()
母の友人からも「今大サツキが見頃やに。国道1号線云々・・・」と教えてもらって、いざ![]()
ナビは違う道を教える![]()
で、やっぱり迷う![]()
途中でスマホで検索すると、
周囲が園芸屋さんだらけの場所にいた![]()
あかん、もう少し西やわ![]()
と修正し、
たどり着いたのが、
鈴鹿市深溝町にある「金剛山 江西禅寺」
「祈願だるま」発祥の古刹ということで、
境内には達磨さんがいたるところにおられる![]()
「放生宿」にも大きな達磨さんの絵が![]()
駐車場からも中に居る鳥さん(鶏?)たちの賑やかな声が聴こえてきた![]()
この睨みを利かせた達磨さんのおかげで、
他の動物からの被害は無い。。。はず![]()
だるま寺縁起
達磨大師から23代の日本達磨宗の開祖、大日能忍禅師により
建久3年(1192年)に開創された古刹
秘仏として安置されている達磨大師が特に霊験あらたかな
所願成就佛として老若男女に崇拝されているところから、
広く「だるま寺」「祈願だるま寺」と呼ばれるように。。。
達磨さんと言えば、
「だるまさんがころんだ」という遊び、
「10」数える時にも唱えた![]()
もしかしたら、一番最初にこどもが知るお坊様かもしれないねぇ
「だるま」をよく見るのは、選挙の時かも![]()
当選したときに片目に墨入れをする姿が放送されるからねぇ
そしてその「だるま」は
群馬県高崎市の「高崎だるま」が有名だねぇ
諺の「七転び八起」もだるまさん由来かな![]()
転んでも転んでも起き上がることから
古くから縁起物として親しまれてきた「だるまさん」
ただ、「達磨大師」その人についてはよく知らない人が
多いかも![]()
私もその一人だよ![]()
達磨大師像
「達磨大師」はインドで生まれた中国禅宗の開祖
「菩提達磨(ぼだいだるま)」とか「達磨多羅(だるまたら)」ともいう
手足を覆った赤い衣で座禅し悟りを開いた
達磨大師は多くの逸話や伝説がある
と、あちこち検索してみた![]()
「だるまさん」の特徴的な眼光鋭く、ひげを生やしたお顔は
インドの方だったから
なんだね![]()
達磨大師塔
山門
見頃を迎えた大サツキは、
本堂で参拝してから右の階段を下りて
左を眺めるのね![]()
鐘楼
庫裏
「日本達磨会総本部」とある
本堂
本堂に上がってご本尊さまにお参り
そして右の階段を下りて、左を見る
![]()
写真では大きさが伝わらないけど、
庇の高さまであるサツキが見事だ![]()
樹齢推定300年以上![]()
本堂と庫裏に囲まれた中庭に日本一大きいらしい、
一株の「大サツキ」がある
樹高約4m、8mの大きさに広がった枝に
濃いピンクの花が一面に![]()
サツキの花を見上げることって、無いよね![]()
このお寺では、サツキの花を見上げることが出来ますよ![]()
本当は花が好きな父も連れてきてあげたかったんだけど、
最近は2時間ぐらいのドライブでも疲れるようなので。。。
父母の年齢を考えると、
この一瞬を大事にしないとな、
居なくなったあとで悔いが残らないように、と
つくづく思うのよ
御朱印をお願いしようと、
大サツキの前で待っている
先に来られた方が、御朱印をお願いされたときに
ご住職に「御朱印とは何か?」と問われていたのを聞いて、
母が「何て答えよう?」と
思考中![]()
4年前に滋賀県のお寺へ参拝に行ったときに
「天国に行きたい
」と言って
「それは違う宗派やな~この場所で言うんやったら極楽や
」
と教えてもらったことを思い出し、
「そうや、天国。。。とちごて極楽に行くため
」と答えるわ![]()
と、答えが浮かび安堵する母![]()
すると、もう待ってられない![]()
本堂で
先にみえた参拝者の方とご住職が話をされているのを、
階段からのぞき込む![]()
すると、気づかれたご住職が御朱印を書きに話を止められ、
退座される![]()
先にみえた参拝者の方にお詫びをして、
先にご住職とのお話をさせていただく![]()
「御朱印とは何か?」の問いに、
先ほど考えた自分なりの答えを意気揚々と答える母![]()
そのあとのご住職のお言葉と、
「軽快に受け答えが出来て、すごい
」と
先にみえた参拝者の方のお褒めのお言葉に
すっかり気を良くする![]()
私には「親孝行か否か」の問い。。。
これは奥が深い![]()
さっきサツキを見ながら思ったことも答えの一つ
親が親孝行してくれた、と思ってくれたら親孝行
親が居なくなったときに自分がもっと何かしてあげられたんじゃ、と
思わなかったら親孝行。。。なのか![]()
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と、ご住職にいろいろ考える良い機会をいただいた![]()
先にみえた参拝者の方にお礼を言って、
本堂の中の撮影をさせていただく
ご本尊は釈迦牟尼仏
扁額の下にお顔だけ![]()
両目が入っただるまさんがいっぱい![]()
たくさんの方が満願成就されたのね![]()
お目目パッチリの可愛らしい達磨様もいらした![]()
ご住職と先にみえた参拝者の方にもう一度お礼を言って
本堂を後にする
観光化された大きなお寺だと
「御朱印をいただいておしまい」なところも多い
あとで御朱印を見ても「字が綺麗
」とか「仏様が大きかった」的な
記憶しか出てこない
(←雪狐だけか)
ご住職とのお話があると、
御朱印と共にその時の感情も思い出したりする。
現に、今日の母がそれだ![]()
「天国」を「他の宗教」と笑いながらおっしゃったお坊さんと、
その瞬間の穏やかな風景が頭にふっと浮かんでくる
(母はそれがどこのお寺かまでは覚えていないが![]()
)
田舎のお寺(失礼
)では、
ふっと立ち寄った雪狐に
御朱印を書いていただいた後
ご住職が珈琲を入れてもてなしてくださり、
2時間も滞在した、と
その時自分が何に悩んでいたか、何を思っていたかまでを思い出す![]()
(雪狐の場合、写真も無いとダメだけど
)
コロナの流行で、
御朱印の書置きが増えて
ご住職さん(お坊さん)との対面が叶わないことも多くなったけど、
今回、久しぶりにご住職とのお話があって、
私がお寺へ行く理由は
「これかも
」と思った
機会があれば、
悩める友人たちと一緒に、
またご住職に会いに行こう![]()
境内のアジサイ
金剛山江西禅寺
鈴鹿市深溝町1614























