Mrs.Green Appleの歌詞、ここがグッときた!⑨アポロドロス | ゆききちの代謝異常症姉妹子育てブログ

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Mrs.Green Appleの歌詞、ここがグッときた!
シリーズ⑨はアポロドロスを取り上げます。

リリースから最速のグッときた!シリーズ
執筆です。
なんでこんなに、早いか。
それは、良かったからですよー!
感動したんです!

こちらは今年がオリンピックイヤーという
ことで、テレビ朝日系列2024
スポーツ応援ソングとして書き下ろされた曲
みたいですね。

それでは、歌詞をどうぞ!

アポロドロス
作詞 作曲 大森元貴

辿り着く果てまで
苦しみは尽きぬけど
歓声に身を任せて
期待×不安定
望んで 突き抜けろ
広げた腕で待っている 今

記録を付けては体温
日差しを浴びていたいよ
嫌いにならないで
自分を退けないで

唯一無二の人になりたかった
あぁ 認めたくないな
褒められたかった

辿り着く果てなんて
あるかわからないけど
感性に身を任せて
不安を掛けないで
割って 突き抜けろ
張り詰めた身体が踊っている

綺麗な花もいいけど
傷をも誇れる花になろう

良い人なんかじゃないよ
怪我をした心は痛いよ
神様は何をしているの?
観ているの?

いつか おとぎ話のように
綺麗になってしまうのかな
血と汗が ただ

ゴールテープを探そう
輪になって語ろう
本当に我々は
遠回りする生き物

嫌気がさすよ 共々
灰になって空を舞おう
本当に神々は
私たちを試している

試している

いつの日にか
あの朝も
消えるんだろうか
その時が来るまでは。

綺麗な花もいいけど
傷をも誇れる花になろう
愛に満ちたこの日々に
何を残そう
そう 今こそ
生まれてきた意味を刻む時だ



素敵な歌詞が、いっぱい詰まっています。
例えば誰にでも刺さるとするなら
「綺麗な花もいいけど
傷をも誇れる花になろう」
ですよね。
ザ、大森元貴節です。
強烈な寄り添い。
綺麗な花を咲かせられる人はごく僅か。
そうでない人の花にも寄り添ってくれてます。

私がグッと来たのは、ココ。
【唯一無二の人になりたかった
あぁ 認めたくないな
褒められたかった】

ものすごい、本音です。
どんなアスリートも、芸術家も、
最初の最初は、身近な人に、
例えば両親や教えてくれてる先生や
一緒に頑張った友達に、褒められたくて
頑張ってたりしますよね。

褒められた嬉しさから、
それが続くように、確実なものにしたくて、
頑張り続けたその先に、
【唯一無二のひとになりたい】という
思いがあるんじゃないかと思います。

誰だって、始まり、最初、スタートがある。
でも、ずっと同じテンションで褒められ
続けることはないし、ずっと頑張り続けられる
とは限らない。

この連は全て過去形で書かれています。
もう、
無邪気に唯一無二の自分を期待できないし、
褒められたいと一心に願うことすら
できないくらい、
状況は煮詰まっています。

たくさん努力を続けて、周りも見えていて、
苦しいところを何度も潜り抜けて来ています。

認めたくないけど、褒められたかった…。

なんか泣けますよね。
日本代表とか、メダルとか、
そういうのもあるけど、
最初はとにかく、褒められたかったんだよね。

この曲を聴いて思うのは、
オリンピックや甲子園や、全国大会や
決勝に出られなかった、沢山の人たちのこと。

かつて自分もそういう1人だった。

トップを極める人の陰には沢山の沢山の
挑戦者がいて、その誰もが、本気で頑張ってる。
みんな、血とか汗とか涙を流して、
心の痛みを経験している。
これは、トップアスリートだけを描写して
いるのではないと思います。 
と言うか、トップにならなかった人も
みんな、ものすごい努力と葛藤を知っている
のです。
そんな、私たちみんなの曲だと思います。

胸が熱くなりますよね。

とても複雑な構成の曲です。
唄いたい欲を存分に刺激してくれます。
巧みな拍子の変更と、疾走感。
もう、高音が出る、出ないの話ではない感じ、
それがたまらなく好き。

いつ頃、歌えるようになるかなぁw