ゆききちの代謝異常症姉妹子育てブログ

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先天性代謝異常の娘を持つ母親の日々の出来事、
子育て一般の思いを綴ります!

Mrs.Green Appleの新曲『コロンブス』
については、ここで改めて、
12日のリリース以降の経緯を
述べるまでもないだろう。
大嫌いな言葉だが、分かりやすく言えば
炎上だ。
それも、ボヤではない、“大”のつく炎上。


私がミセス沼にハマって以降、

(『ケセラセラ』以降)

Mrs. Green Appleの活躍は目覚ましい

ものがあった。


メディアに取り上げられる量が

劇的に増え、

それに応えるように、ミセス側も

次々と新しい楽曲やライブ、

各種プロモーション、タイアップなど、

逆にハラハラするほど矢継ぎ早な

活動内容だった。


ファンとしては、嬉しくもあったが、

私の中には、ミセスを知れば知るほど

不思議な気持ちにさせられる部分もあった。


大森元貴という人物を、天才、

と言ってしまうのは簡単だが、

彼が明かしている生い立ちや経歴、

そして、紡いだ歌詞から総合的に

想像するに、

それなりに、葛藤を抱え、

努力をし、犠牲を厭わない、

その様な人物だと感じられる。


しかしながら、楽曲や仕事ぶりは、

本当に27歳なのだろうかと、

訝るほどの完成度で、

どこか、アンバランスな印象が

あった。

どんな人生を送って来たら、

27歳でここまで辿り着くんだ?と。


でも、今回の一件で、上手く言えないが

何とはなしに、腑に落ちてしまった。


大森元貴と言えど、まだ、若者なのだ、と。


萩尾望都という往年の漫画家が

『城』という短編作品を描いている。

この中で、人の人格は城という建築に

例えられている。

人は良い面の白い石と、悪い面の黒い石、

両方を持っている。

白い石だけでは城は完成せず、

無理に白だけを積めば、脆く脆弱で未完成の

城になる。

白と黒をどの様に積むかはその人次第、

と言う描写がある。


そう、かの人にも、黒い石はあったのだ。


恐らくは黒い石をきちんと城に組み込んで

いなかったのだろう。

今回のように積み上がっていた白い部分にまで

影響を及ぼす崩壊が訪れた。


ただし、白い石も、黒い石も、

無くなったりしない。

だからまた積めば良いのだ。

今度はもっと丈夫に積めば良い。

彼なりのデザインで積んで欲しいと

願わずにはいられない。


今回の一件を経て、しっかりと学び取れば、

石の総数は増えるかもしれない。

しかも、彼ならば、きっと学ぶはずだ。

私は確信している。


人生は長い。だから、生き急がずに、

学んで大きな丈夫な城を作れば良いのだ。


昨日、私はとても辛く、とても悔しかった。

私ですらそうなのだから、メンバーや関係者の

苦しみは想像を絶する。


この苦しさ、悔しさを、それだけで

終わらせずに活かしていけるのか、

その点にミセスの真価が問われることになる。


何もできないけれど、応援しています。

一緒にたくさん、学んで行こう!

“左胸の鼓動がとまるまで ちゃんと”

学び続けて行こう!