いとこができちゃった結婚をするらしい。



今は授かり婚というのか。



私は、そんな風に順番間違えることなんて、
絶対にしない。
ありえない。
いくら好きでも、ばかじゃないし、
そんな行動は絶対にとらないし、
そう言っていた。
これは、事実。

これまでの私を見てきているのなら、
それはわかるはずだ。


それなのに、お泊りは禁止され、
信用してもらえなかった。


以前、
お台場でイベントがあって、
夜だから、お泊りするって言ったら、
とてつもなく反対されて、
結局私は当日キャンセルして、
私は彼にキャンセル料を払わせた。



そして、それを、
「ホテルに泊まる」
という、
まるで汚らわしいことのように、
いとこの家や、父(私は父が嫌いだ。それは母も知っているのに。そういう時だけ、あえてそうしたということは、わざととしか思えない。別に、父もお泊りはだめだって、なんて言われたって、
そんなのどうでもいい。なんとも思わなかった。そんな風にしばりつけるなら、そんなの破ってやるって思った。)に言いふらされて、
すんごくすんごく嫌だった。


お泊りがいいかだめかなんて、
そんなのどうでもいい。
いいかだめかなんて、そんなの
2人で話して、自由にやってくれていい。
ただ、私は、そうじゃないのに、
そうだと思われて、周りに言いふらされたのが
ほんとに、いやだった。


今でも忘れない。
だから、これから先、
私が彼と旅行以外で、ただのお泊りをすることはないと思う。
だって、そういうホテルじゃないのに、そういうホテルとして(または、そういう目的で、ホテルに泊まると)捉えられるから。
そして、口外されるなんてほんと心外だし、
いくら親子とはいえ、言っていいことと
言わない方がいいことがあると思うのだ。

一般的に、男女がホテルに泊まると言えば、想像されることを、なんでそんな風に外に言いふらすんだろう。はずかしいし、悲しかった。
実際にはないのに、それをそういう目的で泊まると勝手に確信して、ほんとひどいと思ったし、そんな風に思われてたなんて、私が傷ついた。
逆に、そんなことを言いふらせる母を、その点では少しだけ軽蔑した。
(旅行には行ったことあったけど、おそわれることはなかったし、彼は無理強いなんて絶対にしないから、実際わたしたちはそういう関係ではなかった。最初に述べたとおり、たとえあったとしても、妊娠するような間違いはありえない。そんなこと言いたくもないから、言わないけど。)



そして、伯母たちからは、ホテルに泊まるなんてバカ正直に言う、私も私だと言われた。

だって、普通のホテルだよ。
旅行に行ったら、ホテルに泊まるでしょ。
それと一緒。
それ普通に言うでしょ。

だったら、逆に、なんて言えばよかった?
いつも、
どこに、だれと、何しに、何時に帰る
を聞かれて、
答えなければいけない私は、
なんて言ったらよかったの?


友だちと泊まりに行くって
嘘でもついて行けばよかったの?


母は、
いとこの家がうらやましいらしい。
孫が4人になるから。




おかしくないか?







姉に彼氏ができた。


お泊りは、私には禁止したくせに、
姉はいいのかよ。


姉は、おでいとの日は、
日付が変わっても帰ってこない。


私には、遅いと文句を言ってきたのに。



まだ付き合って2、3ヶ月の頃、
彼と一緒に住みたいと言ったら、
(これは、結婚前提での同棲で、お互いの生活を知るため)
姉も母も、反対した。
まだ早いと。

なのに、今は、同じくらいの月数で、
姉に、彼と一緒に住んじゃえば?
とか、
早く結婚したら?
子どもほしいなら早くした方がいいよ
とか
言ってる。


姉も母も、私の時はさんざん、
早いよ!
とか言ってたくせに。


おかしくないか?







いとこたちが結婚して、子どもを産むからって、
自分に孫がいないからって、
それを焦らせるのってどうなんだろう。


そして、私は思うのだ。
私はまだ彼のことが好きだし、
彼も同じ気持ちである。
それなのに、気持ちだけではだめだと言って、
認めてくれないのに、
どうして、そういうことを言うのだろうと。
全然、納得できない。



私は、何もかも捨てて、
彼のもとへ行きたいけれど、それはできない。
母には応援してもらいたいから。
味方でいてほしいから。
彼にもまた、全てを捨てた私を受け入れる覚悟はないから。
私もそんな自信はないから。


母は、
私の結婚には、反対だった。



結婚相手には、か。

私は誰でも反対なんてしないよとか言って、

おでいと行く時も、
いい顔しなかったし、

帰りが遅いと文句を言われたし、
(それでも23時とか)

家では、
彼には話してるんでしょ?
やさしくてよかったねー
と嫌味を言われた。


私は、母のことが好きで、尊敬している。



だから、応援してほしかった。



だから、彼を悪く言ってほしくなかった。



彼を否定されれば、
それは、
彼のことが好きな私を否定することと同じ。




私は、そんなことは彼には言えず、
隠した。




母に彼を悪く言ってほしくなくて、
会う日は嘘もついたこともある。




私は嘘が大嫌いだ。




そして、そんな風に、
彼の前でも、
母の前でも、
いい顔して
うそをつく自分のことがとてつもなく嫌になった。



そして、全てがいやになって、別れることにした。そうする以外に、方法がわからなかった。



だけど、家で
この状況。
早く出て行きたい。
本当に心底納得いかない。