スティーブ・ジョブスのスピーチ、その4です。IT長者たち(ビル・ゲイツやFB始めた人ら)は皆裕福な家の子であった中、ジョブスだけが異色のTough Lifeでした。たたき上げのカリスマ、ジョブスの出生譚。


 青→主語 赤→動詞


 My biological mother later found out / that my mother had never graduated from college / and that my father had never graduated from high school.


 (私の産みの親は後でみつけた/私の母は大卒でないということを/そして、父は高卒でないことを)


 私の産みの親は、後に私の母(育ての)は大卒ではなく、父は高卒でないことを発見しました。


 ※Jobsは産みの親をBiological motherと呼び、育ててくれた父母をMy mother ,My fatherと呼び分けている。


 She refused / to sign the final adoption papers.


 (彼女は拒否した/最終的な養子許可の用紙にサインすることを)


 彼女は、養子縁組の最終的な用紙にサインすることを拒否したのです。


 She only relented a few months later / when my parents promised / that I would someday go to college.


 (ほんの数ヶ月後に彼女は軟化した/私の両親が約束したとき/私がいつか大学へ行くということを)


 彼女はほんの数ヵ月後、私の両親がいつか私を大学にやることを約束したので、態度を軟化させました。


 This was the start / in my life.


(これが始まりだった/私の人生の)


 これが私の人生の始まりでした。


 And 17 years later I did go to college.


 そして数年後、私はまさに大学へ行きました。


 But I naively chose a college / that was almost as expensive as Stanford,  / and all of my working-class parents' savings / were being spent / on my college tuition.


 (しかし私は世間知らずにも大学を選んだ/スタンフォードとほとんど同じくらい高い/そして、私たち労働者階級の親たちの貯金の全ては/費やされた/大学の授業料に)


 しかし、私は世間知らずにも、ほとんどスタンフォードと同じくらい高い大学を選んでしまい、私たち労働者階級の親にとってはその貯金の全てを授業料に費やしている状態でした。


 ※ これはスタンフォード大学の卒業式のスピーチ。スタンフォードとおんなじくらい高いとこを世間知らずにも選んでしまった、というのはジョークで、よく聞くとジョブス、少し笑っている。


 After six months, / I couldn't see the value / in it.


 (六ヵ月後/私は価値が見出せなかった/そこに)


 六ヵ月後、私はそこに(大学自体に)価値を見出せなくなってしまったのです。


 ・・・・・


 ★覚えたいフレーズ★


 1、find out → みつける、発見する。


 2、naive → ナイーブは日本語では繊細な、など良い意味ですが、英語だと世間知らず、という悪い意味になるので注意!


 3、saving → 貯金、預金。銀行のATMに行って預金をおろしたいときは、Savingというとこをタッチしてください。


 4、tuition → これは大学などの授業料。ちなみに料金関連は結構ややこしく・・・


     バスやタクシー ・・・ fare


    入場料、駐車料金、その他ちょっとした診察費や授業料にもつかえる、一番広いもの ・・・ fee


    ホテルや部屋なんかの料金は ・・・ rate ( room rate等)


    キャンセルやクラブに入ったりのときなんかの手数料 ・・・ charge


あとは、高速やなんかの料金所、電話代 ・・・ toll (電話代はtoll freeというのをよく見かけます)


 ~つづく~


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