こんにちは!_( _´ω`)_ペショ
今日は2025年9月5日です
「好きだった推しを失ったときに思ったことと、
立ち直らせてくれた今の推したちへの感謝と愛」
1.ではかつて好きだったあるアニメに対する苦しい思いやその作品での推しに対する苦しみをありのままに書いてるので、
読みたくない方は2.~4.までまで飛ばすことをお勧めします。
また、そのアニメやキャラの正式名称は伏せて書いているので、内容を見てもコメントなどで「○〇(作品名やキャラなどの正式名称)ですか?」など詮索しないでいただけると助かります。
1.某アニメでの推しの死・心に追った深い傷…
数年前。
当時、放送開始前の某アニメの情報を見て、そのキャラ…A(仮名)に惚れこんだ。
異性である主人公・B(仮名)と何らかのかかわりを持っていく「メインキャラ」であることが示唆され、見た目や雰囲気も好みで
「どんなキャラなんだ!?」とワクワクしていた。
ところがそのA、
序盤でいわゆる「お当番回」がきたものの
「今まで好意的に接していたBに自身のつらい境遇から豹変して身勝手な心無い言葉を浴びせるひどいやつ」
と言わんばかりの雑な扱い・描かれ方をされた上
次の回で、Aは「Bに敗れて用済みとなった」ことを理由にあまりにも凄惨な死を遂げてしまった。
それがあまりにもショックで仕方なく、その回の放送直後は本気で「後追い」を考えたほどだ。
私自身「推しの死」に慣れていなかったこともあるけど、
「メインキャラ」だというのにそれがあんまりに早かったことと彼の死後の扱いも最悪だったのが堪えた。
彼は劇中では生前も死後も誰にも愛されず、グッズでも後継ポジのキャラに取って代わられたり、
とどめにAからひどい態度をとられつつも彼に寄り添い、最終的に心を開かせたBまでもAがいなくなったとたん彼への関心をなくして別の人のほうへ行ってしまって…
この作品は主人公であるBとその「別の人」(同性同士)の関係が主体で大きな話題を呼んだとはいえ、
Aにほのかな好意を抱いていたはずのBの仕打ちに「なんで…?」と大きなショックを受けた……
いくら「同性カップリングに挟まる異性キャラは嫌われる」とはいえ、露骨にそれを出しすぎでは…?
最終話でAは復活を遂げ(完全な復活ではなく、霊体のような姿で出て来ただけではあるが)
苦しみながらも皆を助けるために一人戦うBの支えとして登場した。
それ自体はうれしかったけど、その際のBとのやりとりの一部にも少し疑問を覚えた。
「自分のせいでAが殺されてしまった」と悔やみ、Aに謝るB。
気持ちはわかるが、BはAが消えてしまったとたんほかの人に目移りしてしまったキャラだ。
それが非常につらかった私としては「Aのことを見捨てて他の人の方に行ったのに、何を今さら『自分のせいで』とか言って…」ともやもや。
元々思うところは色々あったけど、これがきっかけでBのことが完全に苦手になってしまった……
そしてそれに対し「君と戦ったことは後悔してない」と優しく返すA。
―――「後悔してない」?
あんなひどい死に方して、あなたが唯一心を開いたBもあなたの元から去ってしまったのに?
まるでAのことでいまだに一人苦しんで、もがいている私がバカみたいじゃないか。
…なんで、私一人で苦しまなきゃいけないの。
せっかく大好きなキャラを見つけたというのに…
なんでこんな思いをしなきゃいけないの…?
「後悔してない」の言葉を聞いて、心にひびが入った。
そのあとも公式のAに対するグッズや公式展開でのひどい扱いに耐えられなくなって、私はそのジャンルを離れてしまった……
それからずっと、「推しを作ること、増えること」におびえていた。
また悲しい別れや、公式からのひどい扱いで悶々と悩んで傷つくことを恐れていた。
Aのことは好きだけど、彼を推してて幸せなことよりもつらいことが圧倒的に多かった。
……でもそれ以上に、「また誰かを愛したい、熱狂したい」という想いもあった。
2.第一の出会い。
そんなある日、去年4月に一つの作品と出会った。
「夜桜さんちの大作戦」
事故で実の家族を失い、喪失の恐怖から周囲に対して心を閉ざす主人公・朝野太陽。(↑のサムネ右)
彼には唯一会話できる幼馴染・夜桜六美(↑のサムネ左)がいたが彼女の正体はスパイ一家・夜桜家の当主だった…
というイントロから始まる「週刊少年ジャンプ」掲載(今年1月に完結)の漫画、そしてそれを元にしたアニメ。
大切な人を失った心の傷を乗り越え、愛する六美ちゃんのためにスパイとして新たな「家族」に支えられ、鍛えられながらも力をつけていく太陽。
彼の成長や、ハチャメチャで愉快な世界にのめり込み
夜桜家の長女・二刃(ふたば)と、政府直属の諜報機関「ヒナギク」のエリートスパイ・蒼翠(あおい すい)のことを好きになった。
二刃ちゃんは格闘技が得意なしっかり者のお姉さんだけど、「自分の格闘技で対応できない」お化けは大の苦手。
理由は「大好きだった母の死を経験し、どんなに鍛えても力の通じない存在に大事な者を奪われてしまう恐怖を知ったから」。
共感した……私は二刃ちゃんのように強くないけれど、「大切な者との永遠の別れが怖くて仕方ない気持ち」を強く持ってる。
心優しく気が強い彼女の見せた弱さがすごく素敵だった。
翠くんは私好みのクールな美男子で、「感情的な問答は必要ない」と厳しく任務遂行を優先するものの
太陽との出会いや交流、共闘を経てだんだん優しさやかわいい一面を表に出すようになっていく。
初登場時に夜桜家の末っ子・七悪(ななお)を殺そうとするも後にその過ちを詫びてくれたことも嬉しかった。
アニメ22話での「卵焼きは厚焼き卵一択だろう」と、まじめな顔で厚焼き卵への愛を語るユーモアが最高だ…!
この作品やキャラたちと出会えたこと、また何かを好きになって熱狂できたことに感動した。
アニメは去年10月にいったん放送終了したものの、来年に2期放送が決定。とても楽しみだ!
3.そして、第二の出会い。
今年、私にとってもう一つ大切な出会いがあった。
「夜桜さんちの大作戦」と同じ、ジャンプ掲載作品で日5枠でアニメが放送されている「ウィッチウォッチ」
「人の役に立ちたい」魔女見習の少女・ニコ(↑サムネのキャラ)と彼女を災いから守る使命を帯びた「使い魔」たちのドタバタ物語。
かつて好きだった「スケットダンス」の原作者・篠原先生が描く切れ味鋭いギャグが面白すぎてついつい笑っちゃう。
バトルやシリアスもあれど、重くなりすぎないのがまた魅力的。
この作品で好きになったのは
・一人目、「変身魔法を得意とする」魔女の少女・宮尾音夢
良家出身で、近寄りがたい雰囲気のお嬢様…ではなく「根が陰キャ」でおとなしくとてもシャイな女の子。
話しかけたい人にもまともに話しかけられず、つい猫の姿に変身して様子を窺ってしまうこともありいじらしくてかわいい。
魔法そのものや偉大な魔女の母に対してコンプレックスがある様子…
・二人目、「生真面目だけど破壊衝動を持つ」生徒会長・藤木累
使い魔の一人で吸血鬼の少年・霧生見晴(ミハル)が通う中学で生徒会長を務める、眼鏡が特徴の凛々しい真面目男子。
内には強い破壊衝動を秘めており、徐々に溜まっては物や人に当たる…を繰り返す体質に悩んでいたが
ミハル君が彼の抱えるものを偶然知ったことでお互いの体質を活かし、それぞれの秘密を共有しあう親友同士になった。
音夢ちゃんは前情報を見たときから気になってて、「どんな娘なんだろう」と気になってたけど
初登場回を見てあまりのかわいらしさに「好きだ…!」と惚れ込んでしまった。
表に出せないけど心の中であれこれ問答を繰り広げて自分が情けなくなってしまうところ、共感しちゃうな。
物語が進むうちに、色々複雑なものを持ってることを知って心配になった……
累くんは7月下旬のある日、なんとなくアニメ公式絵を見て見た目が本当に好みだった+そのあと、原作で初登場エピソード(70話)を読んで大好きになってしまい。
破壊衝動をこじらせて殴った相手がミハル君を襲い、ほかの生徒からカツアゲしようとした不良生徒とはいえ
「悪事を働く者だからと発散のはけ口にしていいわけがない」と己の行いを猛省し、誰かを思いやれる優しさと強い正義感を持った良い子……
ボケやユーモアも素直に見せてくれて、まっすぐで心が純粋で可愛い。
もうすぐアニメが終わってしまうのが残念だ。
でも音夢ちゃん、累くんと出会えたことがとても嬉しい!
2期あるといいな。
4.今、思うこと。
1.で書いた某作品のことはまだわだかまりが残ってる。
最初は純粋に楽しんでいて、好きな作品だっただけに色々つらいものを抱える結末になってしまったことは残念で仕方ない……
でも、それも私が本当にAを想っていたからだと思っている。自分で言うのもおかしいが…
そのあとに出会った二刃ちゃんや翠くん、音夢ちゃんと累くん……
彼らがいてくれたから、ここまで歩むことができた。もちろん、今まで好きになった推しも含めて。
一度は「推しを失う恐怖」のせいで再起不能レベルになったし、今でもその恐怖におびえてしまうことがあるけど
「誰かを大好きになって、素直に推せるという幸福」「生きる楽しみ・幸せ」を思い出させてくれた彼らと作品には本当に感謝している。
どうか、彼らの歩む未来や日々に沢山の幸せがありますように……



