水星の魔女 シーズン1の気になった点 | スターダストダイヤ ~雪風のブログ。

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雪風が新しく始めたブログ。色々記録していきたいと思っています。

いよいよ4月からシーズン2がスタートする

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」

面白いしハラハラする作品である一方

どうしても「ここだけは気になる」というポイントをまとめました。


※※ シーズン1のネタバレあり注意 ※※























1.私の推し・「エラン・ケレス」の扱いが酷い

公式紹介文で

「ペイル寮の筆頭だが、学園内の誰にも心を開かない孤高の人。スレッタに対して興味を抱く。」

と紹介されているキャラ、エラン・ケレス
 

 

「ガンダム・ファラクト」の乗り手である彼は2話でスレッタと出会い交流を深め、

その親切さからスレッタは彼を好意的に見ている。

そして私の推し(何

なんだけど、公式での扱いが「ちょっと酷くない…?」と感じる箇所が。


・メイン回(5話)での描かれ方…

この回では彼の境遇、正体が描かれる。

「強化人士」という、ガンダムに適応するための改造を受けている「強化人間」だったエラン君

ペイル社の指示を受け、スレッタの乗る「ガンダム・エアリアル」の調査に乗り出す。

彼はスレッタを「僕と同じ強化人士だ」と思っているようで?

一方で彼を好意的に見てるスレッタはエラン君に誘われ、「デート♪」と嬉しそう。


ところがその最中に事件が発生


スレッタに承諾を得てエアリアルに一人で搭乗し、調査していたときに

「モビルスーツ搭乗時の不快な感覚がない」事に気づく…

それを受けてエラン君は「スレッタは自分と違う存在」と認識。

エアリアルから降りてきた彼の様子はこれまでと一変していた。

気にかけるスレッタに対し、


「鬱陶しいよ君は」


と冷たい態度をとる…

今まで優しくしてくれていた相手が突然の豹変

スレッタは打ちのめされてしまう
……


そこに駆けつけるグエル君

3話での決闘で彼女に素直に認めてもらってから、衝動的に求婚するほど惚れ込んでいた彼は

自分を慕う後輩から教えてもらい、二人がデートに出かけた場に急いで向かうと明らかに空気は最悪。

その様子を見て「エランがこいつ(スレッタ)に何かした」と察し、怒って決闘を挑むも


ペイル社の新型機、ガンダム・ファラクトに叩きのめされ敗北……


そのときも相手機体(ディランザ)をなぶるかのようにフルボッコするという



…メイン回なのにエラン君の扱い散々では……(゜Д゜;)

案の定、5話放送終了後は突然態度を変えた彼を否定する意見も多々。

(もちろん擁護の意見もあったけど……)


彼がスレッタにああいう態度をとった理由は次週の6話で明らかになる。

・強化人士として過酷な実験に晒されていた

・ペイル社に関係ある人物の影武者をさせられ、素顔・本名など全てを奪われた

・ゆえに「自分には何もない」と悲観しており、スレッタのようにすべてに恵まれた相手をうらやんでいた
 そのためああいう冷たい態度をとった



ということなんだけど……

そのキャラのメイン回で株を上げるならまだしも、明らかに嫌われるような見せ方しちゃうってどういうこと……orz

次回予告で「エラン君メイン回キターー―!」と喜んだらこれ……

私は大好きな推しが展開のせいで否定的に見られてることがホントに怖くて。

幸いにも私の見てきた意見だと擁護するような意見が多かったから何より。


・6話、エラン君の悲しすぎる結末

 

 

そしてエラン君とスレッタ、二人の決闘が描かれる6話。

↑であげたような、さらなるエラン君の境遇も語られる。

決闘の末にスレッタが勝利して、エラン君も「お母さんと思われる人物に誕生日を祝ってもらう」という、過去の優しい記憶を取り戻す。

そして二人は和解しより絆を深め合う。


後日…

スレッタは学園の外にあるベンチでエラン君を待つ

どうやら、スレッタがエラン君の新たな誕生日をお祝いしてくれるのかな?

笑顔で楽しみに待つスレッタ


だが


「ハッピーバースデー…トゥーユー…」


エラン君はと言うと、ペイル社の一室に閉じ込められて拘束され

「使命を果たせなかったがための殺処分」という悲しい運命が待っていた…

自身にとって思い出深い「誕生日」の歌を口ずさむ、そして……



…何も知らず彼を待ち続けるスレッタ。

「まだかな、エランさん」




……これはあんまりすぎる……

やっと幸せになれるかと思ったのにこの結末……

本当にこのシーンは辛すぎて引きずりました……



ていうかペイル社のCEOが非道すぎる!!

散々理不尽に使い倒した上、用済みと判断すれば殺してしまうってなんなんだ!!

あのシーンで言い放った言葉にはまじで腹が立ちました…

あの4人、命をなんだと思っているんだ!?

……なぜあんな非道なキャラにした……いい人達であって欲しかった……


エラン君、せっかくメインキャラとして活躍しそうだったのに、たった6話で退場するなんて…

あまりにむごい終わり方だし……

同じ最期を迎えるにしてももっとこう、さ……それも6話って短すぎだし……


しかもあの描き方を見ると生きているか命を落としてしまったかもわからない。

これはワンチャン生きてる可能性もあると見ていいのかな…?てか生きてて欲しい。


・7話以降から全く言及がない

あの描写を見ると安否不明のエラン君。

しかしどうなったかは未だ不明。

しかも本編で彼について全く触れてくれない!

他の人物が彼に成り代わっても、スレッタは全く気づいていないし……


なんで推しが悲惨な結末からどうなったかわからないままほったらかしなの……

せめてなんらかの救済をくださいよ……orz

これじゃ辛すぎます……


2.あまりに重たい展開が多い12話

今作は

2022年10月~2023年1月→シーズン1(1~12話)

(2023年1月~3月まではハサウェイ→サンダーボルト→NTと宇宙世紀ガンダムをテレビ編集したものを放送)

2023年4月~6月→シーズン2(13~24話?)

と言う構成になっていて、もうすぐシーズン2がスタート。


1クール目最終回に当たる12話、やばすぎる……

 


・不仲な親と子の最悪の結末……

ジェターク社CEOの息子であるグエル君

しかし、その仲はとてもいいとは言えない。

この回でグエル君はMSに乗って出撃、初めての「実戦」を経験。

突然襲撃を受け、死の恐怖と隣り合わせの状況に怯える。

しかしスレッタを思い、「彼女に進めていない」と敵MSに攻撃して安堵……

…と思いきやそのMSに乗っていたのが実の父であると判明

行方をくらましていた息子を心配していたと語る父

やっとここで父親らしい一面を……

慌てて父を救おうとMSから降りるも、目の前で父の乗っていたMSは爆発。

「自分が父の命を奪う羽目になった」

「父を救えなかった」


という無情な現実に慟哭する……


いや、なんでこうなるの……

「不仲な親子が実戦を機に共闘して和解」とかまだ救いのある道もあっただろうに

よりによって最悪のルートにしちゃうんか。

グエル君の慟哭、本当に胸が痛んだ。辛い……

今までも受難続きだったとはいえ…今までと段違い過ぎるでしょ、これ……


・スレッタの暴走、怯えるミオリネ

そして12話の中でも特に話題となったこのシーン。

Cパート。

負傷した父・デリングを救おうと奔走するミオリネ

そこにデリングの命を狙うテロリストが襲ってくる。

死を覚悟するミオリネ、そこに

スレッタの乗ったガンダム・エアリアルが駆けつける。

慌てて発砲しようとするテロリスト

すると



「やめな……

    さい!!」




エアリアルは大きく右手を振り下ろし、テロリストを叩き潰してしまった。


辺りは血の海となり、テロリストの片腕が吹っ飛び、

返り血と共にミオリネの方へ飛んでいく。

ミオリネの顔には恐怖の色が……

エアリアルから降りてくるスレッタ

その様子はいつもと変わらない。

血だまりの上で尻餅をつき、「しまらないなあ」と笑う。

血にまみれた手をさしのべ、

「助けに来たよ、ミオリネさん」

「人の命を奪ったのに平然と笑っている」という状況に恐怖するミオリネ。

なぜ彼女が怯えてるのか理解していないスレッタ。



「なんで……笑ってるの?」

「……人殺し……」




―――そして、シーズン1は幕を下ろす。




ええええええええええええええ。

なんて終わり方だ……(゜Д゜;)

恐ろしくグロいわ、ここまで築いてきたスレッタとミオリネの仲が壊れてしまうことを示唆するわ。

今まで今作ではグロシーンなかったから余計。

それも結構鮮明に映ってるのが…(吹っ飛ぶ片腕とか血とか)

どうしてこうなった……!?


夕方枠で放送された、あまりの凄惨な内容にショックを受け絶望する視聴者続出。

BPOの「視聴者からの意見」にもこのシーンについての意見が掲載される始末。


と言うかスレッタ、プロスペラ(お母さん)が人を撃ったときにはすごく怯えてたじゃないか。

それなのにお母さんに優しく洗脳…説得されたらあっという間に平気で人を殺めるようになっちゃうんか…

ええええええ。

みんなの呪いを解き放って導く存在かと思いきや、

自分自身が母にとらわれつづけていたスレッタ。


まじかおい。


最後の最後でとんでもない事をやってくれたなあ!?(゜Д゜;)



3.最後に!

色々書いたけど、最後には

「辛いこともあったが、追いかけていて良かった」

と思える作品であって欲しい。

受け狙いとかで変な方向に行って視聴者を苦しめたりヘイトを買ったり…とかはやめてね……

シーズン2とキャラ、視聴者達に幸あれ……