「呪術廻戦」アニメ17話を見ていて、思った事を。
京都姉妹校交流会における禪院姉妹の対決が描かれたこのエピソード。
妹・真依は姉である真希さんを強く恨んでいる様子。
この回を見ていくとその理由がわかる。
―――呪術師のエリート「御三家」のひとつと称される禪院家。
厳しいしきたりがあり、術式や呪力のない者は「落ちこぼれ」として蔑まれるような家。
禪院姉妹もそういった境遇の持ち主だった。
そんな過酷な環境のなかで、真依は強く頼もしい真希さんを頼って生きてきた。
呪霊が見えて怖がる真依を、呪力がなく呪霊も見えない真希さんが手を引いてやったり。
やがて真依は真希さんに「依存」するようになっていったんだろうな……
姉に手を引かれながら、「絶対に置いていかないで」と真依が頼み込み、
真希さんが「当たり前だ」と返す場面もあった。
…だけど真希さんは「当主になること」を誓い出ていった、自分を置いて。
そのために呪術師になることを嫌がっていた真依もその道を志さざるを得なくなる…
それが真依が真希さんを恨む理由の様子。(約束も交わしてるからなおさらかと)
みんなから否定され、それに立ち向かう勇気も強さもなかった真依にとっては
真希さんの存在が「最後の希望」だったんだろうな。
だからべったり依存するようになり、出ていったことを恨むようになり彼女自身のことも素直に認められなくなり……
「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの…」
真依の、この悲痛な問いに泣いた。
わかるなあ……私もそういう経験ある。
いつまでも一緒にいたい、大切な存在が遠くに行ってしまうことが怖くて。
ホントは大事な相手を恨んだり、嫉妬したり。
前に進んでいく相手に比べて何もない自分がちっぽけに感じて、相手を引き留めてしまいたくて。
真依の問いかけに対して真希さんが答えたのは
「あのままじゃ私は私を嫌いになってた。それだけだよ。ごめんな」
自分の未来、自分の希望のため、自ずと行動できる真希さん。
本当に強くかっこいい人だ。
大事な相手に依存しすぎるのではなく、自分の生きる道を作っていくため
自分から行動を起こすことも大事なんだと思った。
真依も「自分から行動を起こして、自分の生きる意味を見いだして」いけるようになったらいいけど…な……
呪術関係ないけど、このツイートの「自分で自分のご機嫌とるのだいじ」は本当にそうだな、と思う。
きょうというかきのうはめずらしくラーメンたべた。たまには自分で自分のご機嫌とるのだいじ!おやすみなさい。 pic.twitter.com/DbjsVCbYio
— 富田美憂 (@miyju_tomita) April 19, 2021