以前話題に上げた「半妖の夜叉姫」第2話の名言。
「この世界は住みづらい。
誰かが取り決めたルールに従っていなければ異物とされる。
女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく。
私はそんなことにもうウンザリしていた。」
ヒロイン・日暮とわちゃんの、現代社会に抱える閉塞感。
周りから「女の子なんだから女の子らしくしろ」など、押しつけられたことが結構ある様子。
その「圧」に彼女は苦痛を感じていた、という。
この言葉がすごく好き…!!
ホントそうだよね、って言う……
私も小さいころから「変わり者」扱いされて周りとなじめなかった。
その影響か自分を「人と違う変な奴」扱いしていた日々が長く続いたので、
誰かと違う=罪、悪いこと、おかしい
みんなと同じ=正しい、良い事
という意識が根付いてしまっていた。
本当は自分だって、周りと違う自分を受け入れたかったけど……世間の目ばかり意識していた。
けど、このセリフには色々と気づかされたな…
決して誰かと違うことは悪でも悪いことでもおかしいことでもないんだって。
誰かの目ばかり気にして生きるよりも、自分の「したいこと」「やりたいこと」とか素直な気持ちに正直になった方がいいんだよな。
色んな生き方・価値観・考え方・思い・感情・容姿・生い立ち…があるのに。
それを「自分とは違う」「周りとは違う」と否定して差別して傷つける
それが良くない。
そりゃ、どうしても受け入れられない、って事だってあるだろうけど。
世界は、どうしても「周りと同じ」であることを美徳とするところがあるように感じて(あくまで私の考え)
人と違う、ってことは「悪」とか「変」みたいに扱っている気がする。
なぜ人と違ってはいけないのだろうか……
一方ではこのような意見も↓
とわ:女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく。
— このは (@konoha2011) October 10, 2020
母曰く、令和になってその概念はだいぶ薄れており、様々な生き方が認められる様になったと🌈
令和は、とわにとって少し生き辛いのかな?
固定観念にとらわれず自由に生きたいんだね、とわ✨#半妖の夜叉姫 pic.twitter.com/1ErA1PytEJ
「令和になってその概念はだいぶ薄れており」
「様々な生き方が認められるようになった」
確かにね。
今の時代は、セクハラ・パワハラ・差別・偏見………
今まで押し通されてきた物にも「×」を出すようになってきた。
ネット上で声をあげて反対したり。
まだそういう「固定観念」「差別意識」とかはどこかにあるんだと思う、
それでも人々を苦しめる「呪縛」を可視化して「これは良くないことだ」と言ってくれるようになった。
テレビなどでも、色々な生き方に光を当ててくれる。
…これから時代はゆっくりと、少しずつ……
誰かにとって、自分にとって、みんなにとって…「生きやすい」世界へと、移り変わってゆくのかな…
せめて自分は、誰かの「違い」を笑ったり否定しないようにしたい。