※以下に書くのは、あくまで私個人の意見です
「シンカリオン」59話
タカトラは自身の体験から「夢があること自体がシビア」と語る。
……確かに夢を叶えるのは大変だし困難もあるけど、それだけって事もないような……
彼は「父のような料理人に憧れて、弟子入りして色々教わったが修行は厳しいもので掃除とか野菜の下処理とかばかりで、とても料理なんてやらせて貰えなかった」と…
…いや、そりゃ料理人になったからってすぐ料理できるわけじゃないだろう、と。
というかそういう「料理人になるための過程」とかをお父様にちゃんと聞けば良かったのでは……
その後
「自分の通う学校で『みんなの夢』と言う授業があり、先生は
『夢を持つのは素晴らしい事よ』『みんなの夢は何かな?』
と言った。
夢を持つ素晴らしさは教えたけど、夢を持つことで辛く厳しい思いをすることは教えてくれなかったことに違和感を感じた」
とも語っているけど……
なんでも誰かに教えて貰えるわけじゃないでしょ。
自分で経験して、初めてわかることだってあるから。
てか、子どもたちの夢にまつわる希望に溢れた授業なのに
「夢を持ったら大変な思いをします」なんて言ったら、子どもたちガッカリするだろ……
夢を叶える過程で困難もあれど色々覚えたり、嬉しいことがあったり。
それらもひっくるめて全部「夢」なんじゃ?
先生が「夢は素晴らしい」って言ったのもそこにあるのではないかと…
なのに、自分のやりたいことがなかなか出来ず、厳しい修行ばかりさせられたのが気に入らず
「夢」と言うもの自体を否定的に言って、「先生も夢を持つ辛さを教えてくれなかった!」は違うでしょ…
言い方はちょっとアレだけど「夢というものを軽く考えすぎてたんじゃないか」「それを夢のせいみたいに言って、夢をシビアだのなんだのと叩くのはどうなのか」とちょっと思ってしまうと言うか…
この言葉を聞いてから、「夢」というものを恐ろしいもの、怖いものと考えてしまうようになった…(´・ω・`)
夢を叶える道筋が大変なのも頷けるけど、それが全てではない…と思う。