「本当にわからないの?タツ兄の好きな事」
「リュウ兄と一緒にいることだよ」
「俺と?」
…「シンカリオン」54話ラストの、ミユちゃんとリュウジ君による妹・兄のやりとり。
このシーンがすごく好き。
54話では、リュウジ君が弟のタツミと喧嘩をしてしまう。
ハヤトの提案で「言葉のない対話」…すなわち空手の組み手でお互いの心境を確かめようとするも、結局わからず。
リュウジ君がタツミに「好きなこと」を問うも、真剣に答えて貰えず……
二人は戦いの中で和解するも、どうしても「タツミは何が好きなのか」が気になって仕方ないリュウジ君。
戦いの後にミユちゃんに問うのだった。
いや、だって
「リュウ兄と一緒にいること(が好き)」
って………
尊すぎる……
尊敬する兄と一緒にいたいが故に、兄のやっている空手を始めシンカリオン運転士をも志望した弟。
素敵過ぎる兄弟愛……良い。
大切な人に「一緒にいることが好きだ」と言ってもらえるのって、すごく励みになるし救いになる。
自分はいてもいいんだ、自分は存在する価値があるんだ、と思わせてくれる。
自分の、誰かに愛されていることとか、生きる意味とか、存在しててもいいのかとか、見失いがちだけど。
大切な人からの「あなたと一緒にいることが好きだ」は、存在の肯定、自分が生きることの肯定になると思う。
このシーンには、沢山の思いが詰まってる。
愛とか、優しさとか、善意とか、兄弟愛とか。
すごく胸が温かくなるし、優しいシーンだなと思う。ほっとする。
初見の時点で「ここ、すごく好きだ」と感じた。
ちなみに冒頭のやりとりの後、ミユちゃんが兄二人に
「ホント大局が見えてないな 二人とも」
と冷めたツッコミをしているのがまた…wwwwwwwww
女性ならではの見えるものがあるんだろうな。
ホントに良いシーン(*´ェ`*)