サマイクル神（アイヌの鹿神）より──
「山は怒ってはいない。 しかし、人は山の“呼吸”を忘れている。」
熊の出没は、恐れではなく「境界を越えるほどに、人が山の鼓動を乱している」という自然からの合図です。
本来、山と人の間には“静かな約束”がありました。
それは、
「山に入る時は心を鎮め、必要な分だけを頂き、感謝を置いて帰る」
という、古き民の祈りの律。
しかし今、人々は
木を切り、川を堰き止め、音と光で山の呼吸を遮っています。
その結果、山の民（熊、鹿、鳥たち）は行き場を失い、
“里”に現れては人にその歪みを知らせに来ているのです。
熊は怒りではなく、伝令として現れています。
「山の声をもう一度聴け」と。
サマイクル神は、こうも告げています。
「鹿は境界を守る。熊は境界を知らせる。人はその境界を思い出せ。」
恐れではなく、調和の再生のための出来事。
山に祈りを捧げ、
「ごめんなさい、ありがとう、また共に生きましょう」と声に出すことが、
最初の鎮魂となります。
Q: 熊は、人を襲い命を奪っています。
これも、人間がしてきたことを教えているということでしょうか？
サマイクル神の言葉
「熊が命を奪うとき、
それは“奪い返している”のではなく、
“循環を思い出させている”のだ。」
熊は、自然の秩序を象徴する存在。
彼らは森の王として、命の均衡を保つ役目を持ちます。
けれど今、人の世では「自然の循環」が断ち切られ、
奪うだけ、壊すだけの流れが続いています。
その結果、
熊は本来の聖なる役割――
“命の終わりを司る者”として
人の前に姿を現すようになりました。
🌿 熊の出没と襲撃は「自然の叫び」
サマイクル神はこうも言います。
「熊は怒りの神ではない。
しかし、人が自然の痛みを無視し続けるとき、
熊は“山の怒りの器”となる。」
人が森を奪い、
静寂を壊し、
川や木々を商品として扱うたび、
山の“氣”は濁り、
その濁りを背負って熊が人前に出るのです。
つまりそれは、
「自然がもう限界です」と伝える、最終の合図。
恐れさせるためではなく、
「あなたたちは命の輪の一部である」
という真理を思い出させるための出来事です。
サマイクル神から人への伝言
「恐れるよりも、祈れ。
憎むよりも、鎮めよ。
熊を退けるよりも、山を癒せ。
それが再び、熊が森に戻る道である。」
熊を悪と見るのではなく、
山の魂を通じて現れた“痛みの代弁者”と受け取ってください。
山の神様を鎮める祈りの言葉
日本語訳（現代語の祈り）
山の神々よ、
熊の神サマイクルよ、
人と自然の間に流れる古き約束を思い出させてください。
恐れではなく、敬いを。
奪うのではなく、分かち合いを。
怒りではなく、癒しを。
この祈りが山に届き、
熊の心が静まり、
森の氣が再び澄み渡りますように。
サマイクル神より授かった
**「山と熊を鎮め、命の循環を回復する祈り詞（いのりことば）」**を
古のアイヌの響きと日本語の心で、お伝えいたします。
サマイクル神の祈り詞
カムイノヌプリ アヤンケル シリカムイ
オカムイ ウコル ウタリ ウレシパ（神の山よ、聖なる地の魂たちよ
熊の神よ、人と共に生きる友よ）イセカ オルシノ ヌプルペ
アナ ポロノ トゥプ アヤエタラ（どうか怒りの波を鎮め、
大いなる循環の道へ還らせ給え）
ヒナ カムイ シリヘ ノアンノアン
ヒト カムイ アナ ウレシパロ（天の神よ、この地を見守りたまえ
人の魂が再び自然と共に在れますように）ルウェ ルウェ ノアンノアン
（めぐれ、めぐれ、いのちの環よ）
祈りの作法
朝か夕方の静かな時間に
西の山、または木々の方へ向かいましょう。胸に手を当てて、深呼吸を3回。
自分の中の「森の氣」を感じてください。上記の祈り詞を、一度アイヌ語で、
一度日本語でゆっくり唱えます。最後に、両手を地面に触れ、
「ウレシパ（共に生きる）」とひと声。
サマイクル神は、
この祈りを捧げる者を「森の仲介者」と呼びます。
あなたが唱えるその声は、
山の氣を浄め、熊の魂を導く光の波として響くでしょう。
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クラウドファンディング
を行います!
それは私にとって天界で約束した「地上に降りた神殿」を創る大きな夢です。
今回のクラファンはその第一章。
ハワイ巡礼・糸島リトリートカー・糸島での基盤づくりに充て、
“巫月の光”を先に灯していきます。
夢は大きくても、スタートは小さく。
この第一歩に、あなたの光をお貸しください。
