15日目。

今日のクロワッサンは特にさくっさくで美味しかった。さらにチョコケーキにプチシューを２つ盛った。案の定お腹いっぱいになって、部屋に帰ってしばらく天井を見つめる羽目に。

アムステルダムの最終日。明日は早朝からユーロスターでロンドンに戻り、ヒースロー空港から日本に帰る。

午前、アムステルダム市立美術館に。

ここも行ってみたかった美術館のひとつ。先日訪れたゴッホ美術館のとなり。凄く好きな感じだった。展示の仕方、配置がとても良い。最初の、いろんな画家の絵画がランダムに置かれている部屋で心を掴まれた。ゴッホもシャガールもセザンヌもランダムに配置されている。

有名なものから現代のすぐれたものまでのアートが充実。草間彌生さんのボートも凄かった。比較的ひとが少なく、あまり美術に詳しくないのだが、ただただ好きな絵の前にいるのはとても豊かな時間だ。絵とじぶんの境界線が無くなるというか、絵が自分を見てくるような感じになるというか。心地よい椅子に座り、静かにゆっくりすることができた。実験的な映像の作品も観られたし、好きなポストカードも買えた。ここは機会があればもう一度訪れたい。

ちょっと前まで咲き誇っていたゴッホ美術館の近くの桜は、すっかり緑に。地面の花びらが絵のようでした。

その後、歩いて帰っていくと偶然、小さなマーケットに遭遇。いろいろ美味しそうだけど今日はスーパーで買った物を消費しなければ。

ちなみにここに来た時から、外を歩くたびにそのストリート（オランダ語だとおそらくstraat )の名前が書かれたプレートの上に毎度【肖像画】のようなものがあり、なんだろなと思って調べたら、ストリートの名前が、その肖像画の人の名前だからのようだ。

その人の功績も肖像画の下に書いてあって面白い。ホテルに着いた日、部屋からその肖像画が見えて、凄いな、あんな外の壁に絵を飾っちゃうんだな！とか思ってたので、知れて良かった。

明日は異常に早起きしなければならない。飛行機に遅れたら洒落にならないので、物凄く余裕を持って電車を予約したからだ。

こちらアムステルダム最後の晩餐。

この部屋には、時を知らせる教会の鐘の音がいつも優しく聴こえてきて、それを数えていると穏やかな気持ちになる。アムステルダム、とても好きになった。炊き立ての白米はいつでも食べたいけどね。

Amsterdam ⑧