ユキちゃんの、お腹がなおらないので、
病院へ行ってきた。
ユキちゃんを見るなり、女医さんが一言。
「あら、可愛い」
でしょ、でしょ、そうでしょーーー。
うちの子、可愛いんです。
この角度とか、こっちのアングルも可愛いんですよ。(心の声)
医「お腹を壊している?
では、このお薬を出しておきますね。薬を半分に割ります。
上を向かせて、口を開けて、薬を喉の奥にポトン、です。簡単でしょ?」
私「ええ?口を開ける?餌に混ぜたら、ダメですか?」
医「苦いお薬なので、混ぜてもキレイによけてしまうと思います。」
私「そうですか…、苦い…、そうですか。頑張ってみます。」
医「口を開けて、ポトン。頑張って下さい」
ああ~気が重いな~、できるかな~。
苦いのか~可哀そうだな~、できるかな~。
家に帰って、薬を割っていると、ユキちゃんが興味津々で近づいてきた。
フン、フン、フン、フン。
鼻息、荒め。
フン、フン、フン、フン。
ペロリ、バリッボリッボリッ。
ごく。
え?飲んだ…。
しかも味わって、飲んだよ。
心配も、一瞬で、解決したのであった。