アメリカ移住直後の自動車免許取得…
日本で、国際免許を申請し、持参していた僕は、すぐに取得する必要も無かったのだが、何事もチャレンジだ…と思い、頑張る事に…
最初、名前は忘れたが、免許センターみたいな所に行ってみた。
そこで必要な書類や、日程等を聞いた。
『○月△日の□時にココに来て!』
と、ブッキラボウに言われ…いざ当日。
どうやら筆記試験を先に受けるらしい。
(…日本と同じだ…)
まだ当時、英語がぜーんぜんダメだった僕は、周りから問題集等を借り、一生懸命勉強した。
友人達は…
『あんなの楽勝だよ!バカでも受かるように出来てるんだ!心配すんな!!!』
みたいな事を口を揃えて言う…
実は、その言葉こそが、僕の中のハードルを上げていた…
何故なら、バカでも受かるハズの試験に…
もし!合格できなかったら………
きっと笑い者になるに違いない…
それが友人達の狙い…だったか、そうでなかったは…
定かではないが…
いずれ、自動車運転関係の単語や…標識、よく出そうな問題等を、ひと通り覚え…試験当日を迎えた。
ある意味、自信があった。
前日の自分でやった問題集のテストは、9割以上取れていたからだ。
よし、やる事はやった!
いざ、順番待ちのチケットを受け取り、オフィスのカウンターへ。
事務員さん『アナタは日本人ね!試験はどうする!?英語にする?日本語にする!?』
は!?!?
聞いてない!😱😱😱
試験の問題用紙を、英語と日本語から選べるというのだ!!!!
その時、あまりにも面食らった為、部屋の片隅に付添いで待機してくれていた友人Chris Lucky を見てしまった…
Chris は、何がおこった!?という表情でこちらを見て近づいて来た。
そこで事務員さんが…
『問題を、日本語と英語のどちらにするか聞いただけよ!?』と…
それはそうである…
そこでChris...
『そうなのか!よかったなユゥキ!そりゃ、もちろん日本語だよな!!!』
ってな訳で…日本語の筆記試験を受ける事に。
今までの英語試験の特訓は何だったのか…_| ̄|○
いざ会場に入り…試験開始。
問題用紙を見ると…
全てひらがなの問題。
回答は、マークシート方式…
そして………その日本語……が……問題だった。
🔥意味がわからない🔥
詳しく…どの様な質問だったかは、覚えていないが、
漢字が一つもなく、句読点も変!な所にあるし…
何より、全ての答えが…どうとでも取れる様な…
なーんか、アイマイ…_| ̄|○
瞬時に、英語バージョンの試験を選択すればよかった…と、後悔した。
あり得ない…
でも、その時、それを非難するような勇気は僕には無く…ただただ呆然とした…
しかーし!!!
白紙で出すわけにはいかない。
と、言う事で……
当てずっぽ作戦!に変更した。
ラッキーなら…受かるだろう…
受かった…
ビビった…😱
問題の意味も…回答の選択肢の意味も…
全てアイマイで…何一つ納得のいかない日本語にもかかわらず…合格の点数基準に到達したらしい。
俺、持ってる😏
Chris 『ほらみろ!日本語にして良かっただろ!!!
俺のお陰だぞ!!!』
チッ!
後から聞いた話たが…過去に日本に住んだ事がある近所に住むアメリカ人が、私が訳す!と…頑張って作った問題文だったらしいが…
誰も添削できず…
そのまま使っていたらしいwww
と、言う事で…後日実技試験を受ける事になった。
Chris 『お前!運転は出来るんだろ!?!?なら、問題ないな!』
自分は、日本では自動車学校にすら通わず、自分で試験をパスする為のテクニックを練習し、全て免許センターでの一発試験を受けて免許を取得していた為…
そんなに簡単な物とは思わなかった。
しかも試験官を助手席に乗せ、いきなり公道での実技試験だと言う。
そして、もちろん英語。(*_*)
メチャクチャ不安だった…
そして当日朝…
大問題が起こった。
試験を受ける為に、誰かの車を借りて受けなければいけないらしいのだが、そのChris が……
起きない。
前日飲み過ぎたらしい…
起きない…
試験開始の10分前………起きた。
Chris 『😰😰😰ダメだ…でも、問題ない…』
何が…_| ̄|○
と…トイレに……ヤバイ…
家を出たのは、試験開始時間だった。
酒くさ〜いChris の車で試験会場に。オェッ…
僕『すみません!遅れて💦💦💦!!!』
試験官『オ〜ケ〜!じゃあ、やりましょうか!』
あり?そんなもん???
そこで、二日酔いで真っ青な顔をしたChris が後方から叫んだ。
『" Pull Over "って言われたら、車止めろよ〜!』
ん?Pull Over ???初めて聞いた言葉だった。
5分くらい公道を運転しただろうか…すぐに終わった。
最後はやっぱりPull Over って言われ…止めた。
そして…
試験官『オ〜ケ〜!あとは写真撮って、交付は30分後くらいね〜!』
受かったwww
Chris の" Pull Over "の教えが無かったら、ダメだったのかもしれない…
そんな肝心な事、早く教えろよ…_| ̄|○
案の定、帰りはボロボロのChris を助手席に乗せ、僕が運転して帰った。
全て後手後手のドタバタ免許試験だったが、ま、全てクリアー!*\(^o^)/*
それにしても、こんなに簡単なんだ…
ビックリした。
因みに、" Pull Over "という言葉は…
馬に乗ってる時、停止させる動作を表現する言葉らしい。その名残りで、車を停止させる時の意味になった…という事だった。
ま、" 行き当たりばったり "の毎日だったが、肝心な部分は…まぁ、うまくいってる。www
日本の基準でブツカロウとすると、必要以上に…勝手に自分でハードルを上げている場合があると思う。
意外にアメリカは住みよいなぁ!と、思った瞬間だった。