こんにちは
「あだ名や呼び捨てを禁止」にしたり
「さんづけ」を薦める小学校が増えていると
取材をしながら感じます。
「相手が嫌がるあだ名」を使わないことは
子どもたちに伝えたい大切なことです。
でも、ちょっと気になるのは
「禁止」というアプローチの方法。
「禁止」は「命令」と同じで
思考停止につながりやすいものです。
むしろ
いじめをしない子どもを育てるために大切なのは
「相手はどんな気持ちだろう?」と
子ども自身が考えることです。
「禁止」や「推奨」を決めるほうが
大人にとっては簡単なのですが、
いまや、
いじめの主戦場はインターネット。
小学生でも、学校外の習い事や塾などの
お友だち付き合いもあり、
学校内のルールを作るだけでは
いじめ防止にはならないのが現実です。
いじめの芽をつむ試みは、
「相手にどんな呼び方をしたら、
お互いに気持ちよく、仲良くなれるかな?」
…と
日常の問いかけを繰り返す中で、
子どもたち自身が考え、
身につけていくものではないでしょうか。