今週末はピアノの発表会
以前勤務していたお教室主催の発表会に
外部参加という形で
うちの教室の生徒さん達も出演させて貰います
私が個人で開催する発表会は
カフェでお茶しながらワイワイやる感じなので
ホールでの大規模な発表会に生徒さんを出したい時は
毎回こちらのお世話になっています。
で、
何年もの間毎回出演させて頂く度に
私も『講師演奏』という形で演奏させて貰っていました。
毎回。
何なら午前の部と午後の部両ステージ
各部毎に自ら進んで弾いていました
その理由は
「やらなきゃいけない」
と思っていたからです。
自分に義務として課していたから。
先生なんだからやらないと!
生徒さんにクラシック弾いてる姿見せないと!
ピアノの先生やってるクセに
舞台に出ないなんて恥だ!!!!
くらいに思って
発表会は必ず講師演奏をやっていたし
他のコンサートなんかにも頑張って出演していました。
ピアノを弾く事自体は好きだし
好きなクラシックピアノ曲もたくさんあるし
ザックリ括ると好きな事になるから
出来なくはない。
だけど何せ義務感でやっているので
労力とプレッシャーが物凄いんです
好きな事やってるのになんかしんどい。
好きな事にのになんか重い。
だけどその感覚すら
・味わって然るべきもの
・それを乗り越えてこそプロ
くらいに捉えて鞭打って頑張っていた。
それでもとうとう
どうにも気力が全く湧かなくなってしまったのが1年前。
それで私はちょうど1年前の2023年5月
はるラボ3期のラストミーティングで
勇気を出して初めてはるかさんに相談したんです。
「もう人前で演奏したくありません」
って。
それからちょうど1年。
今回の発表会では
大好きなショパンを弾きます
とても楽しみ
義務感で重くなってた『講師演奏』という枠で
しんどくて辞めたかった「人前で演奏」をやるのだけど
今はとっても心が軽くて演奏するのが楽しみ
緊張はするけどワクワクしてる♪
この1年で一体何がどうなってこうなったのか
しんどかったあの頃も好きな事に違いなかったけど
今は本当の本当に
「好きな事の中の本当に好きな事」
を自覚して
そこにフォーカス出来るようになった
というのが大きい
ピアノを弾くのは好き。
ショパンは好き。
ショパンはワルツが特に好き。
匂い立つように華やかな和音
うっとり溶けてしまいそうな旋律
とーっても自然な呼吸
今回弾くワルツは
砂糖菓子のようにキラキラしていて
ブーケのように甘く香る
そんなイメージ
このふわぁ~っと広がる幸福感を
大好きな生徒さんと一緒に分かち合いたい
だから弾くんです。
その気持ちが伝わるように
私が幸福感を味わいながら弾くんです