ひっさびさに体調を崩しております
喉痛と頭痛と微熱
昨日は38度近くまで上がったから1日寝て
今朝平熱に戻ったから調子乗って動いてたら
また37度越えてしまった
喉が腫れてイガイガして痛くて
その感覚が気持ち悪い。
頭がズンズン痛い。
身体がカーーーッと火照ってだるい。
あぁ不快だなぁ。
だけどなんかその不快さを楽しんでいる私がいる。
私の奥の方に。
不快さを楽しめるくらいの余裕はあるって事です
身体って不思議!
普段は何ともない部分に
今は痛みやだるさを感じてるんだもん。
だけど「何ともない」って思ってるのは私の頭だけで
普段何の違和感も感じさせないくらい
身体はいつも完璧な状態を維持してくれてたんだよね
そう言えば身体の話で最近気付いた事がある。
私は掃除が好きなんだけど
最近特に掃除する度に
「人間の手って便利だなぁ」って思うようになった
腕を伸ばしたり縮めたりしてあちこち拭けるし
細い部分は指を使って磨けるし
その指だって曲げ伸ばしして色んな動きが出来る
「手ってな~んて素晴らしい道具なの!ありがとう!」
って勝手に感動してる
だけどふとピアノを弾いてる時に関しては
そんな事思ったこともなかったなって気付いた。
ピアノこそ手を使える事や指が動く事を
存分に実感して味わえる存在なのに。
何十年も続けてきたけど
「こんなに動いて凄い!」とか
「こんなに動いて奏でてくれてありがとう♡」とか
マジで一度も思った事がない
大概ダメ出ししかして来なかったな。
「もっと動け!!」とか
「ヘタクソ!!」とか
「まだまだ全然足りない!!」とか
いつも手と指に向かって
冷たくて厳しい目線をぶつけた事しかなかった…
確かにピアノの道にゴールはないんだけど
「ゴールがない」ってそういう事じゃないから。
あぁ…ごめんね。
ずっとスルーしててごめんね。
大好き。
ありがとう。
これまで1本も欠ける事なく
ちゃんと動いてくれてありがとう。
このままで完璧な愛おしい私の手指
上を目指してもっともっと!の前に
そもそも指が動いてくれてる事
楽譜通りの音と楽譜通りの指番号で鍵盤が押せる事
右手と左手がバラバラの動きをしてる事
そういう当たり前だとスルーしている奇跡的な事実を
ちゃんと見て味わえばよかった。
今は発表会の講師演奏に向けて
大好きなショパンを練習してるんだけど
指ちゃんと動いてくれて
ショパン弾いてくれてありがとう♡♡♡
って感謝して味わいながら練習する事にする
ひとまず熱が下がったらね
窓から見える晴れた空と風が気持ち良くて
小鳥の声が聞こえて
なんて穏やかで平和な日なんだろうと思う。
物理的な身体の不快さと
幸せは関係ないなって思う