私はこれまで1歳から89歳まで、
様々な年代の生徒さんとレッスンしてきました
「ピアノのレッスン」と一口に言っても、
年齢によって内容は全く違いますし、
マイペースで楽しむ事を目的にするのか
基礎からしっかり身に付けて技術向上を目的にするのか
趣味として好きな曲だけやりたいのか
プロを目指したいのか
といったように何を目的にするかでも変わってきます。
私の教室では、
「好きな曲だけを好きなだけ弾きたい」大人の方
「楽しいレッスンでピアノ好きになりたい」お子様
そんな生徒さんに向けてレッスンしています
特にお子さんの場合は、
初めてピアノを習う小さい子が中心
だけど中でも幼児期の男の子は、
『30分椅子に座る』という事がそもそも難しくて、
「ピアノ始めてみたはいいけど全然ちゃんと出来ない!」
と気にされる保護者様が多くいらっしゃいます。
でもこれ、
男児なら当たり前の事なので、
ほんっとーーにお気になさらなくて大丈夫
『座ってピアノを弾く』
だけがピアノのレッスンではないですし、
いわゆる【ちゃんと】出来なくても、
レッスンに差し支えはありません
何よりも大切なのはその子の流れです!!
これはもう本当に熱を持って言いたい
歌いながら「ドレミファソ」が弾けるようになりました♡
大人から見たら、
あっちこっち動き回って自由奔放のふざけ放題!
椅子に座って弾き始めたと思えば曲の途中で喋り始める…
「ちゃんとしなさい!!」
と言いたくなるような状況だとしても、
結構それがその子のベストな流れだったりします
少なくとも、
・レッスンが嫌だからふざける事で避けているのか
・動いたり喋ったりする方がノリやすいからやっているのか
どちらかはすぐに分かりますよね
前者ならアプローチの仕方を変えるだけ。
後者なら流れを崩さないようにレッスンを進めるだけ。
だから保護者様がレッスンの途中で、
「ちゃんとしなさい!」
「座りなさい!」
「その音ちがうよ!」
と言ってお子さんの姿勢を正してくださったり、
お子さんの間違いを指摘してくださったりしなくても、
実はレッスンには何の差し支えもないんです♪
指摘があればレッスンらしくはなるけれど、
それでお子さんの流れを止めるのは物凄くもったいない
モノを壊したり暴力振るったりしない限りは、
本人の段取りと本人のノリやすい流れを大切にしたい
「今こんなで小学校に入ってちゃんと出来るの…?」
「他の子はもっとちゃんと出来てるのに…!」
と心配になる気持ちもよく分かりますが、
それとこれとは関係ないので大丈夫です
ピアノのレッスンはピアノのレッスン。
まだ入っていない小学校とも他の子とも関係ありません。
文字だけでは伝えづらいけれど、
大人目線の「ちゃんとする」が、
必ずしもお子さんのレッスンの『正解』じゃない事もある。
少なくとも私のレッスンでは、
自由に好きにめいっぱい自分を表現して欲しい
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