おはようございます yukijunです。

しばらくご無沙汰しておりましたが…

お変わりございませんか…

お盆が終わった途端に、涼やかな秋風が感じられるようになりましたね…

と言っても、まだまだ暑い日が続きそうですが…

ここを訪れてくださっている方々は、どのようなお盆を過ごされた

でしょうか…

初めてのお盆を迎えられた方…

二度目のお盆を迎えられた方…

三度目のお盆迎えられた方…

四度目のお盆を迎えられた方…

さらに回を重ねられ、お盆を迎えられた方もおられることと思います。

大切な方を亡くされて、まだ日が浅ければ、なおのこと…

年を重ねれば、より深く…

苦しみや悲しみと共に寂しさが身に沁みて

切ない時間を過ごされている方もおられるのではないでしょうか…


私は、ゆきおちゃんが亡くなって五度目のお盆を迎えました




迎え火

鬼灯(ほおずき)

ゆきおちゃんの大好きな日本酒と落花生🥜

父の好きな焼きもろこし

母とふたりで…

お父ちゃんゆきおちゃんとの大切な想い出を語りつつ…

ふたりの好きなものをお供えしながら…

ときに笑いながら

ときに涙しながら…

亡き人を偲びつつ…

御先祖さまに想いを寄せる

かけがえのない大切なお盆のひととき…



ゆらゆら揺れる盆提灯の灯りがちょっぴり切ない…

そして…

あっという間に

送り火のときが訪れて…


祖先の霊をおもてなしして供養する『盂蘭盆会』

迎え火

送り火

五度目のお盆を無事終えて…

祭りの後の静けさが

心の森にシーンと木霊する。。。

そして…

送り火の後の「線香花火」
   

その昔、江戸時代の頃…

線香花火は手に持つのではなく香枦に立てて

遊んだのだとか…

香炉に立てた様子が線香に似ていたことから

線香花火と呼ばれたのだと…

儚くも愛(かな)しく美しく一瞬の耀きを放ち

静かに終わりのときを迎える線香花火…


物理学者であり夏目漱石氏の一番弟子であり、「線香花火」が大好きだった

寺田寅彦氏の紡がれた言葉が心に深く沁みこんで参りましたので

綴りおきます。

「線香花火の一本の燃え方には『序破急』があり『起承転結』があり、

 詩があり音楽がある」

『線香花火』は まるで人の一生のように短く

儚い…

儚いからこそ美しく愛おしい

美しく愛おしいからこそ

その耀きは尊い…

『線香花火』の火花の中に

愛おしい人の尊い人生が浮かんでは消え逝く…

久しぶりに

本当に久しぶりに『線香花火』に火を灯したいと思ったのは…

お盆まえに

さだまさしさんの…

まっさんの詩と音楽で紡がれた『線香花火』を聞いたからかも

しれない…

『あれがカシオペア こちらは白鳥座
 ぽつりぽつりと 僕が指さす
 きみはひととおり うなずくくせに
 見つめているのは 僕の顔ばかり
 きみは線香花火の煙にむせたと
 ことりと咳して 涙をぬぐって
 送り火のあとは 静かねって』

 さだまさし作詩/作曲→ 『線香花火』
 
 送り火と線香花火の煙が目にしみて…
 涙がぽとりと落ちて ジュッ


 2018年のお盆も無事終わりました。

 ご先祖様ありがとうございます。

 お父ちゃん…ありがとうございます。

 そして…

 いつも傍近くに居てくれて ありがとう…

 ゆきおちゃん照れ照れ

 長くなりましたが…今回も最後まで読んでいただいて

 ありがとうございますおねがい