ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ -3ページ目

4/5(月)O.A.の関西テレビ「よーいドン!」

本日のオススメ3のコーナーで紹介させていただいた『いま食べたい!魅惑の春スイーツ』🌸


3軒目は、331日に阪急うめだ本店地下2階の大きなリニューアルにともないデビューした「京らく製あん所」さんです💗








の魅力をもっと引きだし、どの世代にも楽しんでほしいという思いから、伝統ある銅釜直火炊きの餡が自慢の製餡所と、お菓子プロデューサーがタッグを組み立ち上げたブランドで、甘さは控えめで、小豆の風味豊かでみずみずしさのある生あんこにこだわった餡スイーツを展開されています



今回ご紹介させていただいたのは、季節のあんこ いちごあんを組み合わせていただく「おさじパイ」です🍓🥄





こちらは生あんこにこだわったブランドなので、通常のつぶあんこしあん以外にも、ジャムのように柔らかく仕上げた様々な種類の餡があるのですが、その中でもこの春にオススメしたいのが、季節限定フレーバーの福岡県産のあまおうを使ったいちごあんです🍓



あまおう苺あんは、あまおうがほんとにたっぷりと、ベースとなる白餡とほぼ同量使われているので、蓋を開けた瞬間に、苺の甘く芳しい幸せな香りが立ち上ります💗


ジャムに近いようなゆるやかなテクスチャーであんバターと一緒に塗っても全く重くなく、小豆のほのかな香りと甘みに、爽やかな甘酸っぱさを添えてくれます。




実は、あんバターもオススメの一品

まず小豆に砂糖と水飴を加えてつぶあんを炊き、そこに隠し味の蜂蜜を加えます🍯

さらに、バターを少しずつ加えて乳化させ、

水分が多くやわらかく、みずみずしい餡に炊きあげてられています。


このバターは、海外のものも含め色々と試されたそうですが、結果的に北海道産バターが、同じ北海道産小豆のつぶあんにぴったりだったのだそう🧈

パンにも合うようにと、あえて有塩バターを使われています。


通常、餡(水分)とバター(油)を合わせるには乳化剤(添加物)を使うのが一般的ですが、このあんバターは乳化剤などを一切使わず、餡にバターを少しずつ手間暇かけながら乳化させているのもポイントとのこと。


甘さも油脂感も控えめで、驚くほど小豆本来の風味が際立つみずにずしいあんバターに仕上げられています💞



そしてこの餡をのせるおさじパイですが

通常このタイプのお菓子は最中の皮との組み合わせが多いと思いますが、パイの香ばしさと塩味があんの風味を引き立てて相性抜群ということで、こちらではオリジナルのパイ生地を作られています。


このおさじの形も、オリジナルで考案されたスプーンの金型で挟み焼きにされているそう🥄

スプーンであんを掬いたくなるような、そんな遊び心も感じられて、見た目も可愛いのでギフトにもぴったりです🎁


餡が入っている瓶がかなり大きめのサイズなので、ぜひいちごあんをたっぷりとのせて

春の香りを堪能してみてください🌸


4/5(月)O.A.の関西テレビ「よーいドン!」

本日のオススメ3のコーナーで紹介させていただいた『いま食べたい!魅惑の春スイーツ』🌸


2軒目は、JR大阪駅に直結するアクセスが抜群の「ホテルグランヴィア大阪」さんです。


こちらはゆったりとした空間で優雅な雰囲気も愉しめるレストランや、待ち合わせやビジネスにも最適なラウンジが人気で、私も本当によく利用させていただいています💗



今回ご紹介させていただいたのは、その名も「レディー」というとっても春らしくかわいらしいイメージのケーキです🌸


このレディーのテーマは、みんな大好きな苺ミルク🍓



ジャージー牛乳のミルクムースに中には、苺の果肉がごろごろっとたっぷり入った自家製苺のジュレと、底には薄くピスタチオの生地が敷かれていています🐮


このムースの下部をアーモンドダイス入りのルビーチョコでコーティングし、TOPにミルク&いちごムースの球体をオン。


ムースのピンク色のグラデーションや、球体のピンクのお花は、なんとひとつひとつ丁寧にピストレで描かれていて、どこまでもレディらしい可愛さが追求されています🌸



市原シェフは名前からビジュアルを考えることが多いそうで、レディーの色は真っ赤よりも淡くかわいらしいピンク色に👨‍🍳

台形の型を二つ合わせた女性らしいフォルムで、上の球体も半球状の型を二つ合わせたオリジナルの形なのです。


こだわりはビジュアルだけでなく、ひとつひとつのパーツにも深い想いが込められていて



普段は濃厚な北海道産の生クリームを使用されているのですが、ミルクムースにはコクみのあるジャージー牛乳と、低脂肪分(41%)の九州産生クリームをブレンド🐮

苺を活かすために乳味をおとし、すっきりとした後味に仕上げられています。


苺は、旨みと酸味が際立つあまおうを使用🍓

自家製苺のジュレは、まずフレッシュのあまおうを角切りにし、糖分を加えて冷凍することで水分を出しきります。


この水分に、フランボワーズやミュールなどを合わせたベリーのピューレを入れて沸かし、さらに苺を戻して沸騰させることで、ドロドロするまで煮詰めなくとも、サラサラの状態でも糖度が高く果肉感があり、苺の香味がギュッと凝縮したジュレに作り上げられているわけです🍓


市原シェフは既存のピューレをそのまま使うのがあまりお好きではなく、必ずひと手間加えて、自分の目指す味の方向性に合うよう調整されるのだそう👨‍🍳

それがひと手間ではなく、かなりの手間暇をかけてらっしゃるのを楽しそうに話される姿が印象的でした💓



ピスタチオの生地は添えられている程度の薄さなのですが、こちらにも思いがけない素材が使われていて


小麦粉は使われておらず、米粉とローマジパンに、さらに自然の甘味をプラスするためのバナナを加えらているそう🍌

水分量が多くかなりしっとりとした食感で、

この薄さでもしっかりとした存在感をはなっています



実は秘かに、ルビーチョコのコーティングの中に食感のアクセントとして散りばめられているアーモンドダイスと、ナッツ繋がりでリンクさせているのだとか。

どちらも少量ですが、軽やかなムースの中で

ナッティな香りと食感が際立っています




TOPの球体は飾りかと思いきや、ミルクと苺のダブルムース仕立てに🍓🐮

ミルクムースは本体のムースと同じですが、

苺ムースは、こちらもこのためだけにあまおうのイチゴピューレを自家製し、ムースに仕上げられています。


甘み、酸味、香り、そして果肉感が活かされたいちごのジュレとムース、ミルク感とコクはしっかりとありながらも後味はすっきりとキレるほわっと軽やかなミルクムース。

カリっと香ばしい食感とナッティな香りの

アクセントであるアーモンドとピスタチオ。



全層のマリアージュを堪能していただきたいので、ぜひ上から下まで一気にナイフを入れて、苺の真っ赤なジュレの断面の美しさも愉しみながら一緒にお口に運んでみてください❤️


誰もが懐かしく幸せを感じる苺ミルクの組み合わせに、様々なこだわりや手間ひまをプラスすることで、苺そのものがトッピングされていなくても、苺の存在感を存分に堪能することができるワンランク上の苺感あふれる春スイーツに昇華されています🌸


4/5(月)O.A.の関西テレビ「よーいドン!」

本日のオススメ3のコーナーで紹介させていただいた『いま食べたい!魅惑の春スイーツ』🌸


1軒目は「グッドパティスリー」さんです。


こちらは、アルザスで約8年間修業を積まれた渡辺シェフが昨年9月に苦楽園にオープンされた焼き菓子の専門店です👨‍🍳








アルザスらしくクグロフやボベスといった茶系の焼き菓子がずらりと並んでいて、初めてお店に入った瞬間、キャー💓っとなってトキメキが止まりませんでした。



今回ご紹介させていただいたのは、春の新作の「タルト・ア・ラ・リュバーブ・エ・フレーズ」、いわゆるリュバーブとイチゴのタルトです🍓


土台はサクッと軽やかで甘くないブリゼ生地で、ざく切りにしたリュバーとフランの生地を流して焼きあげ、自家製のイチゴのコンポートを重ねて。

上にメレンゲを絞り、さらに195度で3分程さっと焼成しメレンゲの表面を乾かしています。


リュバーブは前日に10%の砂糖でマリネし水分をだすことで、酸味をギュッと凝縮させています。


イチゴはお砂糖と一緒に煮て果実感を残し、甘酸っぱく仕上げられています🍓



メレンゲがほんのりピンク色に見えるのは、イチゴとフランボワーズのピューレが加えられているからで、最後にオレンジのゼストも加えることで、ベリー系とは方向性の異なる、柑橘系の爽やかな酸味もプラスされています🍊


日本ではリュバーブというと初夏のイメージですが、アルザスでは春先に食べられるそうで、日本同様、イチゴと合わせるのがポピュラーだったのだそう🇫🇷


メレンゲのシャクっと崩れる儚い食感、イチゴのコンポートのとろんとした質感、そして主役のリュバーブのシャキシャキ感と、土台のブリゼ生地のサクサク感。


シンプルな焼き菓子ながら、様々な食感のコントラストを楽しめるのも魅力で、茶系尽くしのこちらの焼き菓子の中では、ちょっと春らしくおめかしした、オシャレ番長のような存在です💗


リュバーブのシャープな酸味といちごの甘酸っぱさのバランスが絶妙で、さらにオレンジの爽やかな香りが深みをプラス。


まるでお花が咲き誇るアルザスの春の情景が目の前に浮かんでくるような春色スイーツに仕上げられています🌸