昨年の10月に名古屋・本山の閑静な住宅街にオープンした
「プラス・オ・ソレイユ」さんにお伺いしてきました
レピドールさんを経て、ノリエットさんで研鑽を積まれた寺山直樹シェフ。
ノリエット時代にお会いしているかもしれないけど、お話したことはないので
ご挨拶させていただくかどうしようか悩みながら店内に入ると…
私の顔を見た瞬間ヴァンドゥーズさんが厨房へ。
シェフの方から話しかけてくださって人見知りさんの私はほっとひと安心(笑)
ヴァンドゥーズさんが京都のパティスリー&イタリアンにいらしたことがある方で、
お二人とも私のことを知っててくださったそう。
俄然お話しやくなり、 初対面にも関わらず長時間に渡り取材並に
色々とお話を聞かせてくださいました╰(*´︶`*)╯♡
ただ残念だったのが、15時頃にも関わらずお菓子がほぼ完売してしまっていたこと。。。
プライスカードを見るとクラシカルなフランス菓子がずらり…残念すぎます。
ぜひこのホールの形で召し上がってほしいと、
ショーケースに見本は置いてありますが、
生地が湿気ないように予約注文制とのこと。
私もこの形のプティガトーよりも、アントルメをカットした方が
断然好きなのですが、作れる数が決まってしまうのが難点なんですよね。
アーモンドをホール、スライス、コンカッセと形を変えて使 われていて、
食感に表情をだしてらっしゃいます
クラシカルなピラミッド仕様のマルジョレーヌ、
エクレアは3種類ありショコラ、カフェ以外になんとエピスが
いわゆるシュークリームは、スペキュロス風味のサブレシューに、
キャラメルシブーストクリーム入りのスペキュロスシブーストを、
永井シェフへのオマージュをこめて継承してらっしゃるそう♡
エピスが使われたお菓子が多いのも私的には嬉しかったのですが…
シェフはグランマルニエがお好で、オレンジの香りを纏わせたお菓子も多いのだそう。
パリ-ブレストにもちょこっと隠し味で。
サバランもオランジュです
ショーケースの上には、魅力的な焼き菓子がずらり。
焼き菓子22種、ギモーヴ3種、ムラング3種、コンフィチュール5種。
初めて見る珍しい焼き菓子もあり興味津々
パート・ド・フリュイやボンボンショコラも、通年で多種類が取り揃えられています。
ケークはスリムロングタイプで、プルーンのみしか残っていませんでしたが、
全8種類取り揃えられているそう。
でもこのプルーンもノリエットさんと同じで、しかも新幹線スイーツとして
私が毎回いただいていたあのケークと分かり、運命を感じて即購入しちゃいました(*ˊૢᵕˋૢ*)
ヴィエノワズリー専用の棚もあり、ブリオッシュ・ア・テットやクグロフ・サレなどが。
クロワッサンは2種類あり、焼き時間を変えてらっしゃるそう。
しっかり香ばしく焼き上げたものと、焼き色薄めで芳醇な香味の
発酵バターがじゅわ~っと溢れだすタイプを。
こちらの棚も次回はぜひ制覇したいなぁ
棚やドア、オブジェなどは、シェフこだわりのフランスのアンティークを配し、
床やショーケースの腰巻などもフランス風の模様で。
天井からはオープンの御祝いにいただいた花束をドライフラワーにして
吊り下げられていて、全体的に統一感がありとても素敵な雰囲気
お菓子よりもこちらに注目してほしい!(笑)とおっしゃるほど、
ひとつひとつに思い入れたっぷりのご様子でした
どこかノリエットを彷彿させるなぁと思っていたら、
なんと…永井シェフ自ら描いてくださったデザインなんだそう
シックなトーンの水色でトートバックにも描かれ、BOX、プライスカードも
全てこちらの色で統一されています。
このシックな水色にあえて真っ赤なおリボンを合わせるところにも、
シェフのセンスが感じられますね。
ロゴが大きく描かれた茶色の紙袋は、取っ手をオシャレなトリコロールカラーに🇫🇷
こちらはレピドール時代の先輩であるビガローの石井シェフへのオマージュをこめ、
同じにさせていただいたのだそう。
そこかしこに師弟愛のエピソードがあり、全てに深い想いが込められていて
胸キュン♡の連続でした(❁´˘`❁)
お好きな素材は?とおうかがいすると、やはりフルーツとのこと。
シャルロットも定番でおかれていて、季節ごとにフルーツを変えられているのだそう。
今は苺が終わり、長野県産のさくらんぼ 次は和歌山県産の桃に
そちらもぜひいただいてみたいし、他にもいただきたい
クラシカルなお菓子満載なので、ぜひ次回はお昼前にお伺いしたいと思っています。
思いがけず素敵なお話を沢山おうかがいできて大興奮の2時間でした(*ˊૢᵕˋૢ*)
寺山シェフ、本当にありがとうございました