ピエール・エルメ氏を囲むミニパーティー@ザ・リッツ・カールトン京都 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ


 


「ザ・リッツ・カールトン京都」の開業3周年記念イベントのために来館された

ピエール・エルメ氏と、関西のスイーツインフルエンサー5名のみのために開催された

『ピエール・エルメ氏を囲むミニパーティー』にご招待いただきました


場所は、東山を一望できるスイートルーム“TSUKIMI”。

目の前には、エルメ氏の見目麗しいガトーの数々。

まるでエルメ氏のホームパーティーに招かれたかのような

贅沢ながらも、アットホームで和やかな雰囲気のパーティでした♡





アントルメ2種、ガトー4種、ケーク2種、マカロン3種。


パティスリー界のピカソと称され、2016年《世界のベストレストラン 50アカデミー》より

「世界の最優秀パティシエ賞」を授賞したピエール・エルメ氏の

プレミアムでフォトジェニックなガトーを前に、いつまでも写真を撮り続ける私達…。





プレミアムパーティということで、まずシャンパンで乾杯を!





エルメ氏が手の届くほどの近距離で、ひとつひとつの作品への

情熱や誕生秘話などについて丁寧に話してくださる贅沢な時間♡

 
ひとつひとつのお菓子に対する深い愛情がひしひしと伝わり、

エルメ氏のお菓子作りに対する真摯な姿勢に、あらためて心を打たれました(❁´˘`❁)






Mont Blanc Ispahan/モンブラン イスパハン>

日本人のことを考えて作られたというモンブラン。

日本人が大好きなモンブランと、

日本人に大人気の「イスパハン」のコラボレーション。

 

「イスパハン」はピエール・エルメの代名詞とも言える、

バラとライチとフランボワーズを組みわせたフレーバー。

濃厚なマロンクリームに、フランボワーズの酸味と

バラ&ライチのエレガントなアロマを纏わせ、

メレンゲやジュレの軽やかな食感も加えることで、

気品高く、食べやすいテクスチャーのモンブランに仕上げられています。


イスパハンとモンブランのいいとこ取り!  
乙女心がキュン♡キュン♡しちゃうこと間違いなしのトキメキテイストですよ♡







<Tarte Infiniment Jasmin/タルト・アンフィニマン・ジャスマン>

 
ジャスミンの馨しい香りが主役のエレガントなタルト。
サブレ、ジャスミン風味ガナッシュ、レモンとベルガモット風味のビスキュイ、

ジャスミン風味マスカルポーネクリームと、

様々なパーツから時間差でジャスミンが馨しく香りたちます。

 
土台はしっかりと歯ごたえのある、バターの風味豊かなタルト。
なめらかなジャスミン風味のガナッシュとクリームがまろやかに口溶けると同時に、
清々しくフラワリーなアロマにふうわりと包み込まれていきます。
さらにレモン&ベルガモット風味のビスキュイが爽やかなアクセントに。

 
ジャスミンとヴァニラの優美なるマリアージュにうっとり♡
そしてあらためて、エルメのタルトのトータルバランスの素晴らしさにキュン♡

ホワイト一色という潔いほどにシンプルかつ凛としたビジュアル。
真っ白なお花のデコールが、ちょこんと愛らしさを添えています。

こちらも女性人気が高いのが頷ける一品(❁´˘`❁)





プティサイズに設えられたガトー4種。

エルメ氏御自身も試食され、普通サイズのガトーの食感と比べて

そのバランスに言及されていました。





 
<Ibiza/イビザ>

 
ピスタチオ風味のダコワーズ、オレンジマーマレード、
オレンジ風味のマスカルポーネクリーム、プラリネのムース、ヌガティーヌ。

 
25年前に考案したルセットに改良を加えて。
スペイン領イビザ島にちなんだガトー。
外側を覆うカリッと香ばしい食感のヌガティーヌは外して、
ガトー部分と一緒に味わってほしいとのこと。

 
ピスタチオのナッティな風味とダイスの香ばしい食感、

オレンジの爽やかな香り、 アーモンドのコク深く軽やかなムース。
ぜひ全層を一緒に食べて、様々な風味や食感のコントラストを愉しんで♡



 

<Saint- Honore Envie/サントノレ アンヴィ>

 

エルメ氏が幼少時代からのイマジネーションを重ね合わせて完成させた

ヴァニラ×カシス×スミレのフレーバー「アンヴィ」。

スミレ風味のバニラムース、カシスのコンポート。

 
カシスとスミレの織り成す甘美なる花のハーモニーが主役。

カシスとスミレがお互いをより引き立て合い、

ヴァニラの甘やかなアロマがやさしく包み込んでいきます♡


エルメ氏の組合せの妙により、日本人にはあまり縁のない

カシス×スミレをナチュラルに受け入れることができるから不思議…。
今夏から販売予定だそうです。





<Plaisir Intense/プレジール アンタンス>


ガナッシュショコラノワール、シャンティショコラノワール、
カカオ片入りプラリネフィユテ、アーモンド風味ビスキュイ、
ブラックショコラノワール。

 
エルメの人気商品「プレジール」のミルクチョコをブラックチョコに。
幾重にも重なるテクスチャーは健在です。
究極にビターで重厚なガナッシュに、カリカリっとした

食感のプラリネが心地よいアクセントに♪

 
こんなにも濃厚なのに、またひと口と手が伸びてしまうおいしさは
やはりさすがエルメですね!





Emotion Exotic/エモーション エキゾチック


ピスタチオ風味のクレームブリュレ、コリアンダーとライム風味のパイナップル、
パールタピオカ入りココナッツセリー。

ココナッツとパイナップルが南国を連想させるさっぱりとしたトロピカルテイスト。
コリアンダーの香りも効いています。

全層一緒に食べて!とエルメ氏に念押しされました。


爽やかさでお口の中がリセットされて…2周目に突入!





<Cake Infiniment Citron/ケーク アンフィニマン シトロン>

レモンコンフィ入りベルガモット風味のパウンドケーキ


<Cake Ispahan/ケーク イスパハン>

フランボワーズとライチ入りローズ風味のパウンドケーキ


異なる方向性の酸味×香りのパウンドケーキ。

交互に食べるとやめられないとまらない口福♡





<Macaron Jardin Japonais/マカロン ジャルダン ジャポネ(日本の庭園)>
日本の桜をイメージして考案された新作♡

日本から直送した桜の花がマカロンに変身したかのような

錯覚を起こしそうなマカロン。

エルメ氏は、桜の花の味わいをヨーロッパの素材で見事に再現されています。
レモンゼストとトンカ豆のほろ苦さと、サクランボの甘酸っぱさを

合体させることにより、天然のものよりも力強くて真実性を帯びた

理想の花のフレーバーに。


<Macaron Imagine/マカロン イマジン>

イマジンは想像という意味で、日本特有の素材を使い

京都らしいフレーバーをとイメージして考えられたマカロン。

抹茶風味のホワイトチョコレートガナッシュに、

黒ゴマペーストの中にライスパフの入ったクルスティアン、

生地にも白ゴマが散らし、3種類の和素材の組合せとなっています。


2016.12月に、よ~いドン!でご紹介させていただき、
大変な反響をいただきました♡

http://ameblo.jp/yukijenne/entry-12227406688.html

 
<Macaron Infiniment Rose/マカロン アンフィニマン ローズ>

艶やかなピンク色は女性に人気。

ローズのアロマがエレガントに香りたちます。





熱い想いをうかがった後、奥のお部屋に場所を移して試食タイムに♡


窓の外には鴨川が一望でき、大文字も目の前という

京都を満喫する絶好のロケーションが広がります!
いつの日かこのお部屋に泊まってみたいなぁ♡





こちらではさらに、エルメ氏の和素材に対する想い、今後の展望などをうかがいました。

ひとつひとつの質問に詳しく丁寧に答えてくださるエルメ氏。

こんなにも近距離で長時間お話をさせていただいたのは初体験でしたが…

ますます、ますます大ファンになってしまいました♡





まだ詳細は秘密ですが…

今、ある和素材のマカロンを考案中とのこと。

昨年こちらのリッツカールトン京都に宿泊された際に、

マネージャーさんからこの素材を贈られ、

部屋中に充満するその香りに驚かれたからとのこと。

誕生する日が楽しみですね♡


きな粉はとても興味のある和素材で、すでにルセットも出来上がっているそうですが・・・

まだ自分の中で良いもの、悪いものの区別の基準が出来上がっていないので、

それが確立できたら販売したいとのこと。

使い慣れていない素材は、しっかりととその素材と向き合い

きちんと理解したうえでないと扱わないという真摯な姿勢が垣間見られました。







この日一番驚いたお話が…「イスパハン」の秘密


エルメ氏がこのローズ、ライチ、フランボワーズの組合せを考えたのは

もう20年前…1997年に遡ります。

当時、今までにはなかったセンセーショナルな組合せとして話題になりましたが、

3種のフレーバーが驚くほど互いを引き立て合い、見事に調和しています。


最近エルメ氏はパフューマー(調香師)の方とお話をする機会があり、

この「イスパハン」が最高の組合せであるのには、

科学的根拠があるということを知ったのだとか。

3素材には同じイオウの分子が含まれているため、

香りの方向性が同じになり、調和するのだそう。


詳しいことまではおうかがいできませんでしたが・・・

知らずに考えた組合せに、科学的根拠となる裏付けがあるなんて

やはりさすがエルメ氏!と思わずにはいられませんよね。

今後さらに深くパフューマーの方とお話をしてみたいと

エルメ氏御本人もおっしゃっていました。

ぜひその対談、拝見したいですね!




『日本の素材を使い、日本の文化と繋がり

 日本の洋菓子とフランス菓子の架け橋に!』とエルメ氏。


日本をとても愛してくれている想いが伝わってきて

心の中で感涙してしまいました♡


今は日本にも数店舗あり、身近な存在となりましたが

30年前から、パリに行っても東京に行っても

「まずはエルメへ!」と私にとって憧れの存在だったパティスリー。


今回こんなにもアットホームなサイズ感でお会いすることができ、

エルメ氏のお菓子作りに対する真摯な姿勢とアーティスティックな一面、

日本素材、ひいては日本に対する深い愛情を

おうかがいすることができ、感動の連続でした╰(*´︶`*)╯♡


言葉通じなくとも、その優しさが伝わってきて・・・

そして時にお茶目で、キュートな一面も♡

思わずキャ~(*ˊૢᵕˋૢ*)♡と叫びたくなるほど、ますますファンになってしまいました。


こんな夢のような機会を与えてくださったザ・リッツ・カールトン京都さま、

そしてイベントでご多忙な中、このようなプライベートパーティーに

快く応じてくださったエルメ氏に感謝の気持ちでいっぱいです♡


関西では唯一、こちらのホテルのみで味わうことのできるヴィエノワズリーや、

この日いただいたガトーやマカロンの数々は、ホテル内にある

「ピエール・エルメ・パリ ブティック」で購入可能です。

ピエール・エルメの朝食やアフタヌーンティーもいただくことができるんですよ!

しばらく夢見心地で足繁く通ってしまいそうです(*ˊૢᵕˋૢ*)♡


今年のGW、最高の想い出をありがとうございました(❁´˘`❁)