第1回 ORIGINE KOBE 講習会 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ




5月18日(月)「第1回 ORIGINE KOBE 講習会」を開催させていただきました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。


今回が初回ということで、反省すべき点も多々ありましたが、

7名のシェフ全員が集結し、笑顔溢れるアットホームな雰囲気と、

一般向けとは謳いながらもかなり濃い内容、飛び入り参加もあるライブ感、

そして試食の多さ(笑)に大変ご満足いただけたようで、ひと安心しております。

皆さまからいただいたアンケートの結果を参考にさせていただき、

今後ますます充実した内容にしていきたいと考えていますので、

今後ともORIGINE KOBEをどうぞよろしくお願いいたします。







約1ヶ月前に講習会の詳細を発表したのですが、

定員に満たなかったらどうしよう?!と関係者一同、実は内心ドキドキ。

でもその心配をよそに、翌日にはほぼ定員に達するというスピードに

驚きと安堵感に包まれました。


会場は、日仏商事株式会社神戸本社 2階ラボ。

機材も非常に充実し、社員の皆さんとも普段から非常に懇意にさせて
いただいているので、シェフの皆さんもホーム感がありリラックスモードで。

開始時刻のかなり前から、準備は万端に整っていました。






まずは全員でORIGINE KOBEの趣旨を説明し、ご挨拶をさせていただきました。
(ORIGINE KOBEの詳細はこちら をご覧ください)


あれっ?!1名遅れていますが…
このメンバーが勢揃いする講習会って、かなりレアですよね。


記念すべき第1回目の講師は、モンプリュの林周平シェフとイグレックプリュス+の多田征二シェフ。
今回は、一般向けのデモ形式の講習会ということで、ご家庭でも手軽に作れるお菓子を

それぞれ2品ずつご紹介させていただきました。










林周平シェフはフランス・パリで修業をされた「ジャン・ミエ」のお菓子

『モンモランシー』と『デュシェス』を。


モンモランシーは、お店でも販売されている焼き菓子。
ダックワーズ生地にキルシュ(今回はグランマルニエ)漬けのグリオットチェリーと

カカオマスをたっぷりと加えて。

サクッ、ふわっとエアリーな食感の生地とリッチなフィリング。

生地がほわほわっとお口の中でほどけ、フィリングの贅沢なる香りの余韻が広がる

地味なビジュアルをいい意味で裏切る口福感がじわじわと伝わってくる焼き菓子。

ひと晩、ふた晩おくと、さらに味や食感が馴染み美味しくなるそう。


デュシェスは、10年間モンプリュさんに通い詰めている私も初体験のお菓子。

そして林シェフも、次回はいつ作るかなぁ。。。とおっしゃる幻のお菓子です。

今回ご参加くださった皆さんは、かなりラッキーですよ!


クレーム・パティシエールに、温度調整したミルクチョコレート、ノワゼットのプラリネ、

イタリアンメレンゲを合わせたクレーム・デュシェス。

基本的ながらちょっとした技のいる工程が多く含まれ、手間のかかるクリームです。

今回林シェフがこのお菓子をこの講習会向けに選んだ理由、

そしてORIGINE KOBEの講習会の門出をどれだけ大切に想っているかが
伝わってくるクリームでした。


そしてこのクレーム・デュシェスを、塩がガツンと効いたシュー生地に絞っていきます。

こちらの生地は、お店ではパリブレストやエクレアに使われているのと同じもの。

単体で食べると驚くほど塩味がきついのですが、ナッティで香り高い

濃厚なクリームと一緒にいただくとベストバランスに!

ひと口で、フランス菓子の醍醐味を堪能できる一品です。

でもひと口しか食べていないので…ぜひまたたっぷりと食べる機会をお願いします!








多田シェフは、『ケーク ピスターシュ』と『フロマージュとパイナップルのヴェリーヌ』を。


多田シェフのケークは、‘ただ混ぜるだけ’の一見簡単そうに見えるルセットですが、

誰が作っても同じ仕上がりになるよう、配合・工程が綿密に計算しつくされた

本来であれば門外不出にしておきたい(?!)とっておきのルセットなんです。


なんと原価700円という贅沢なケーク ピスターシュ。

やはりケークはご家庭で作られる方が多いのか、

素材や作り方に関するかなり高度な質問が飛び交いました。

そしてその質問に、なんの躊躇もなく化学的な説明で応えられていく多田シェフ。

理系脳の皆さんが羨ましいです!


こちらは熟成ケークで、シェフは2か月後まで試された結果大丈夫だったそう。

今回も試食用に持ってこられたものと、この場で焼かれたものを食べ比べさせてくださいました。

焼成後熱いうちにキルシュのシロップにドボンと漬けられているので、

日ごとに全体が馴染んできて、まろやかなテイストに変化していくわけですね。


ヴェリーヌは、多田シェフらしいオシャレなビジュアルに!

リング状のサブレが、なんともシェフらしいなぁ。。。
クレーム フロマージュとジュレ・アナナス・エピセ。

どちらも工程はシンプルながら、ゼラチンを大量に使うイグレックプリュス+

ならではの、1日分をあらかじめ作っておく技を教えていただきました。

このエピスのシロップを沸かす時のスパイシーな香りがまた、たまらないんですよね。







自分の回に備えて、オリジンメンバーの他のシェフの皆さんも
真剣な眼差しで聞き入って、メモをとってらっしゃいました。








試食もこんなにたっぷりと用意されていました。

説明を聞き、デモを見てからの試食タイムって格別ですよね!








そしてメンバーのシェフの皆さんも(笑)

受講者の皆さんに配り終えた後の試食タイム…早すぎませんか!?

危うく撮影用まで食べられちゃうところでした。

でもそれだけお互いを尊敬し合い、お互いのお菓子に興味を持っている証ですよね!









林シェフ、多田シェフの両講師が講習会慣れしてらっしゃるのと、

助手のモンプリュ村田シェフのアシストが素晴らしすぎて、
予定よりもだいぶ早く講習内容が終了。


そこで急遽、ラヴニューの平井シェフが飛び入り参加!

ショコラのパーツを作ってくださることになりました。


この贅沢なるライブ感もORIGINE KOBEの魅力!

今後飛び入り参加シェフにも、ご期待ください。

この日一番の拍手とフラッシュが巻き起こっていたのもご愛嬌ですね(笑)















最後に、このようにオシャレなプレゼンを!

林シェフはいつもその時のインスピレーションから即興でアレンジされるので、
同じお菓子でも、その時々で見せ方が変わってくるのですが…

なんと今回は下に、カカオバリーさんのエプロンが敷かれていました。

会場をご提供くださった日仏商事さんへの細やかな気遣いと、

そしてそれが妙にオシャレに決まってしまっているところが、やはり、

ORIGINE KOBE リーダーの林シェフですね!





今回は一般向けの講習会ということで、お二人のシェフのお菓子教室の生徒さんも多く、
お菓子に興味がある以上に、シェフファンの皆さん方も♡

私にもこんな時代があったなぁ…と遠い過去をの記憶を辿ってしまいました(笑)

あっ、もちろん今でも、一番のファンだと自負していますよ(*^-^*)







また近日中にアナウンスさせていただきますが、

次回は6月にプロ向けの講習会を予定しています。


もちろん次回も、メンバーの7名のシェフが全員集合予定です。

詳細、お申込みはORIGINE KOBEのオフィシャルFBからのみとなりますので、

まだいいね!をされていない方は、ぜひこの機会によろしくお願いします。

https://www.facebook.com/originekobe

前回同様、プラチナチケット争奪戦になることを期待しています!


このたびは、記念すべきORIGINE KOBE 第1回目の講習会にご参加いただきました皆さま、
そして会場をご提供くださった日仏商事さま、本当にありがとうございました。

また来月、よりブラッシュアップした講習会をお披露目できるよう、

ORIGINE KOBE メンバー一同頑張っていきたいと思います!