・フランス一周 皿の上の小旅行ミロワール仕立て
最初にこのmenu名を見た時、ミロワール（仏語で鏡の意味）仕立てって
どんなんだろ？ってイメージできなかったんですが・・・
こちらのプレートが運ばれてきた瞬間に納得！
鏡面プレートの上に、まるでオブジェのようにプティフールがのせられています。
実はこの鏡面プレートの下には・・・セルクルが置かれているんです。
手作り感溢れるプレートにほのぼの♪
シャルルフレーデルさんは、お店の内装にもシェフの手作りやアイデアが満載なんですよ。
実はチョコレートのラインが、フランスの形を象っているんです。
そして各地方の伝統菓子を、その場所にオン。
だからなんとなくアンバランスな配置だったんですね（笑）
でもこの演出に私は、超胸キュン❤ 生徒さん以上に大興奮しちゃいました＾＾；
だってこのアイデア、素敵じゃないですか？！
パティスリーでもレストランでも、こんなに贅沢なプレートを見たことがありません。
フランス中をご旅行されて、色々なお菓子を知りつくされた
門前シェフだからこそ作れる、心ときめく貴重なプレートです☆
・ベーニュ アルザシアン（アルザス）
ベーニュ（ベニエ）とは、衣をつけて油で揚げたものという意味。
お菓子で言うと揚げドーナツをさします。
アルザスでは、カルナバル（カーニバル）の時期にベニエを食べる習慣があり、
シュー生地やイースト生地の中に、ジャムやチョコレートなどが入っています。
今回は、ころん♪と可愛いまん丸フォルムの2種類をご用意してくださいました。
シナモンシュガーの方にはフランボワーズのコンフィチュール、
粉糖の方にはイチゴのコンフィチュールがサンドされています。
揚げものってあまり得意ではないんですが・・・
こちらはサクッ、ふわっ♪と軽やかな食感で全然脂っぱくなく
上品なテイストなので、パクッ♪といただけちゃいました。
・生ヌガー（プロヴァンス）
あれっ？後ろにピントが合っちゃってる・・・ピンボケですいませんm(_ _)m
普通コンフィズリーとして販売されている四角く固められた
ヌガー・ド・モンテリマールとは少し表情の違う、レアな状態のヌガー。
ヌガー・ド・モンテリマールは、ローヌ=アルプ地方の
南西部に位置する町モンテリマールの銘菓。
卵白に煮詰めたシロップとハチミツを加えて撹拌し、南仏の特産品である
ナッツやドライフルーツをたっぷりと加えたコンフィズリーです。
でもこの生ヌガーは、卵白を撹拌した中にハチミツのみを加え
シロップが加えられていないので、こんな風にレアな状態に。
お口に入れるとほんのりと温もりが感じられ、ふわ～っとのびる不思議な食感。
口あたりは軽やかなのに、余韻には蜂蜜のコクがしっかりと感じられ
色々なナッツのカリッ♪と響く香ばしさや、ドライフルーツの甘みが
時々顔をのぞかせるとっても楽しいお菓子です。
このまま冷やし固めるとヌガー・グラッセという氷菓になるんですよね。
生チョコ、生キャラメル、生ドーナツの後は・・・生ヌガーがくるかも！？
つづきます・・・