[セバスチャン・ブイエ@リヨン -1
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[セバスチャン・ブイエ@リヨン -2
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[ベルナション@リヨン
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[Les Halles de Lyon-1
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[Les Halles de Lyon-2
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早朝にリヨンからブリュッセルへと飛び、Taxiに揺られること1時間・・・
無事ベルコラーデ工場に到着することができました~。
(さらわれることなく(笑) 無事皆さんに追いつけてホッとひと安心^^;)
にしても、リヨンに比べてかなり寒かったですぅ・・・★
こちらでは、ベルコラーデ歴11年、ステッフシェフによる
3種のボンボンショコラのデモンストレーションを受講させていただきました。
通訳さんは、なんと前日までサロン・デュ・ショコラ@伊勢丹新宿店の
ベルコラーデさんのブースにいらして、つい先ほど到着されたばかりだそうで・・・
お疲れのところ、本当にありがとうございました。
あらっ、絞り袋にも、Beicoladeの文字が! さすが、お洒落ですね~♪
ベルコラーデのボンボン・ショコラには、産地別のカカオ豆が使用されていて、
どこ産のカカオ豆であるかが、味に顕著に反映されるそう。
勿論、フィリングとの相性も考えられてセレクトされています。
この‘コスタリカ’は、コーヒー豆の土壌で育ったカカオ豆なので、
それ自体がすでに、コーヒーの香りを持ち合わせているとのこと。
先日お話をおうかがいした、菓子sパトリーの田中シェフも同じことをおっしゃっていました。
ミルキッシュジャムの新商品、チョコバナナには、
エクアドル産のショコラとエクアドル産のバナナを合わせて。
バナナの育っている土壌から採れたカカオ豆は、やはりバナナの香りを持つからなんですって。
産まれながらにして、最高のパートナーが決まっているんですね♪
1種類目は、CHOCOLATE & COFFEE ANISEED
パスティス(アニスリキュール)を効かせたスターアニスゼリーに
挽きたてのコーヒー豆を牛乳でアンフュゼしたガナッシュ。
ショコラは、ベルコラーデ・ノワール・コレクション・コスタリカ64と
ベルコラーデ・レ・コレクション・コスタリカ38を使用。
あらかじめテンパリンングしたレ・セレクションの型の1/3にアニスゼリーを入れ、固め、
型の残りにコーヒーガナッシュを入れ、固めて、
その上にテンパリンングしたレ・セレクションをかけて。
アニスとコーヒーって相性がいいんですね♪
アニスの代わりにシナモンやレモン、オレンジでもOKとのことでしたが、
アニス好きの私としは、このテイストがお気に入り。
ゼリーのプルンとした食感が程よいアクセントになっていました。
2種類目は、DULCE DE LECHE
同じ名前のアイスクリームもありますよね。
スペイン語で火を通した牛乳のお菓子という意味だそうで、クレーム・ブリュレようなテイスト。
レ・コレクション・ベネズエラ43%で作った型に、
カラメル、生クリーム、ベルコラーデ・ブラン・アンターンス、
バターで作ったガナッシュを流し固め、
テンパリングしたブラン・アンターンスをかけ、カソナードを散らします。
かなりミルキーでクリーミーな、まさにクレーム・ブリュレようなテイスト。
最後の段階まで鞘のまま入れられていたバニラの香りが、かなり効いていました。
3種類目は、CHOCOLATE BANANAS PAPUA
バナナピューレにラム酒を効かせたパプア・ニューギニア産のガナッシュ。
このガナッシュに使用されているベルコラーデ・ノワール・コレクション・パプア64は、
かなりスモーキーなフレーバー。
タブレットだけいただくと、かなりマニアックなテイストでしたが、
バナナやラム酒の香味と合わせられるといかに?!
こちらもフィリングのバナナに合わせて、パプアのショコラを使用されていますが、
ショコラのスモーキーな香りと、バナナの甘み、ラム酒の馨しい香味が
見事なハーモニーを醸し出していました。
ドライバナナも加えられたバナナのピューレの存在感がかなり大きかったです。
3種類の中では一番好みだったかな。
仕上げに、エンローバーでノワール・スープリームを薄くかけていきます。
パティシエの方々は、このエンローバーにかなり興味を示されていました♪
エンローバーがあるのとないのとでは、作れるボンボン・ショコラの
個数&手間にかなり大きな差がでてきますものね。
今年から、エンローバーを導入されたドゥブルベ・ボレロさんでは、
シェフご自慢のボンボン・ショコラが24種類も登場しています。
サロン・デュ・ショコラ@京都伊勢丹でも2/15まで販売されていますので、
是非ご覧になってみてくださいね。
今年のテーマは、ハーブ&スパイスということで、
両方とも大好きな私も、かなり興味深々です(*^^*)❤
ランチにご用意してくださったケータリングのサンドウィッチ♪
これ、かなり美味しかったです~❤
寒~い工場見学の後で、コートにくるまってコーヒーを抱きかかえながら
ガクガクしている私のために、ユキちゃん好きそうだから~と
お友達がセレクトしてくれたのは、黒パンのサンドウィッチ。
私もそれが食べたかったの~(ありがと~❤)
本と、持って帰りたいぐらい美味しかったです♪
(ベルギーのハード系のパンって、かなり私好みみたいです)
こんなにキュートなオブジェも発見!
残念ながら、工場見学は撮影不可だったんですが、
いちばん興味深かったお話は・・・
こちらの工場には、液体チョコを生コンのタンクミキサーのような
チョコレートトラックに注入するタンクがあるんです。
(ダーク、ミルク、ホワイト、25tタンクを各2本ずつストック)
大きなタンクからホースが伸びていて、10t/1hが注入されるそう。
こちらは大手メーカーさんへ出荷されるそうですが、
この液体チョコレートが、この工場での総生産量の35%を占めるんですって。
チョコレートトラック・・・なか童話の世界に登場してきそうですね♪
そして、こちらで通訳をつとめてくださった韓国ご出身の方とは、
大阪に留学されていたということで、話が盛り上がってしまいました!
だって、落語をされてたっていうんですもの。
4ヶ国語を話せるうえに、落語まで!?
時間が許せば、まだまだ関西ネタで盛り上がれそうな勢いでした(笑)
この春には来阪予定とのことなので、またお会いできるといいなぁ~。
チョコレート工場の見学は初体験だったので、
オートメーション化された壮大な設備にドキドキ!
とても貴重な体験をさせていただきました。
こういうところに潜入させていただけるのが、私が参加させていただいた
全日本洋菓子工業会主催のツアーならではの素晴らしさですよね☆
それでは、ブリュッセルの街へお出かけで~す♪