
6月講座が迫ってきているので、追われるように前回のスイーツ巡り講座を(笑)
スイーツ巡り講座@よみうり梅田文化センター4月は
ガトー・ド・ボワさんにて開催させていただきました。
ボワさんといえば、奈良の大和西大寺でフランス菓子を伝え続けてらっしゃるお店。
ちょっぴりレトロな雰囲気が好きで、私も昔から通わせていただいていました。
そんなボワさんが2009年11月末、この本店からひと駅ほど離れた
近鉄尼ヶ辻駅近くに新店舗ガトー・ド・ボワ ラボラトワールをオープン。
今回はこちらのラボで講座を開催していただきました。

大きな幹線道路沿いに突如現れる、パリの街角たたずむ
クラシカルなパティスリーを彷彿とさせる建物。
こちらがガトー・ド・ボワ ラボラトワールさんです。
暖かくなったら、テラス席も設けたいとおっしゃっていたので、
もしかしたら、もう登場しているかも!?


お店で販売する生菓子以外に、焼き菓子やショコラなどの発送も多いため
もっと快適な厨房環境でお菓子作りに取り組みたい!と
5、6年前から広いラボをつくりたいとおっしゃっていた林雅彦シェフ。
だからラボだけができるのかと思っていたら…
こんなに素敵なショップ&サロンまでもが完成しちゃうなんて♪
石造りの壁にお洒落な街灯、ボワさんのイメージカラーオレンジ色のパラソルも。
横の壁には林シェフのお写真も飾られています。
ほんとに・・・お店だけ切りとるとオシャレなパリの雰囲気そのままですよね。
周囲は普通の空気が流れているんだけど^^;

ドアを開けると正面にプティ・ガトー用の大きなショーケース、
奥にはショコラ専用のショーケースが並びます。
横の壁面にはギフト用の焼き菓子やケーク、コンフィズリー用のショーケースがあり、
奥面が鏡張りになっていて、空間がより広く見える効果も。
8種類のパウンドケーキ、数種類のギモーブやキャラメルなどのコンフィズリー、
たくさんの種類の焼き菓子をボワさんのイメージカラーであるオレンジ色のBOXや、
シックなダークブラウンのBOXに詰め合わせて。
道路に面する大きな窓の前にあるダークブラウンの棚には、
焼き菓子やヴィエノワズリーが美しく並べられています。
床は大理石で白×黒の市松模様。
壁はそれぞれ違う色合い&模様で、ショーケースの下はまるで板チョコ?!のよう。
天井からは煌めくシャンデリアが吊るされ、トータルでエレガントな雰囲気を演出されています。


ショーケースの中には、パステルカラーのフェミニンなプティガトーが顔を並べ、
上にはフランス伝統の焼き菓子のアントルメが並べられています。
こちらがこの日の講座の主役です!
林シェフの作られるフランス菓子は、どれもとても繊細で端正なお顔立ち。
プティ・ガトーは以前よりも、やさしい色合い&テイストに仕上げられている気がします。


焼き菓子も本とに美味しいんですよね~。
ギフトでお贈りすると、喜んでいただけること間違いなし!
私はジャンジャンブルのお菓子が大好きです。
ヴィエノワズリーやキッシュも充実!
サレ系も取り揃えられているのが嬉しいですね。

ショップからサロンへとつづく黒塗りのアーチをくぐると・・・
すぐ右手には、白いタイル貼りのモダンな雰囲気のサロン用厨房。

奥にはショップとはがらりと雰囲気が変わりますが、
明るく開放的で、シェフのこだわりが随所に光る
こちらもまたクラシカルな雰囲気のサロンが広がっています。
こちらの床はダークブラウンの板張りに。
テーブル&チェアも窓際、中央、厨房側でそれぞれ異なるので
その日の気分に合わせてセレクトできるんです♪
壁に飾られている銅製のお菓子の型などは、林シェフのコレクションなんですが
時計は・・・ネットで購入されたそうですよ^^;

ソファ席の後ろには、厨房の様子を垣間見ることができる細長い小窓が。
あっ、ちらっと写りこんでるのは林シェフです^^;
このスペースは生菓子専用で、横にショコラ専用、
そして奥には焼き菓子専用のスペースがあるそう。
近いうちにこの小窓を開けて、お菓子教室を開催されたいとのこと。
デモと参加型とどちらがいいですか?と聞かれ、
私はもちろん・・・デモがいいです~とお願いしてきました^^;
石造りの壁に飾られているのは、シェフコレクションの銅製の製菓道具の数々。
最近ご自分のコレクションをお店に飾られているシェフって多いですよね。
実際お菓子作りに使われる道具が、なんでこんなにも可愛いんだろう♪

お手洗いの入り口の棚もこんな風に飾り付けられいて
思わず足を止めて見入ってしまいます。

左手前は、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ会員の証のクリスタル。
ケースの中にはたくさんのフェーブが飾られています。
ボワさんは、ガレット・デ・ロワを以前から作り続けてらっしゃって、
毎年800台を焼き上げられるそう。
その時季は6kgも痩せちゃうんですって。
そして東日本大震災後、沢山の焼き菓子を被災地に送り続けられているボワさん。
日常の仕事が忙しいにも関わらず、スタッフ全員が送りたい!という
強い想いをお持ちで、ひとつひとつにメッセージを入れられたこともあるそう。
そのお菓子に対するお礼のお手紙も飾られていました。

お店全体の雰囲気やインテリアが、林シェフの作られるフランス菓子の
イメージにぴったりなクラシカルな雰囲気に設えられています。
まるでお菓子だけでなく、空間全体でフランスを演出されているかのよう。。。
それでは林シェフに色々なフランス伝統菓子をご紹介いただきましょう。