愛すべきニューフェイス達。
こんばんは。
お洋服の話、の前に、、
とりあえずお知らせから
させていただきます…。
連載中の「ふたり暮らし」
作者体調不良により
少しお休みさせていただきます。
9月中旬には
再開いたしますので(予定)
その際はまた
よろしくお願いいたしますー。
さてさて…
札幌は夕方18時くらいになると
暗くなってくる季節になってきました。
猛暑でしたが
きっとあっという間に秋ですね。
今年の秋も
夏に引き続き
ゆるい感じでいきたいです。
先日到着した
keisukekanda2011年秋冬発表会の
お洋服達を紹介します。
お花畑キルトのカーディガン。
毎回コレクションの度
カーディガンは1枚押さえるのですが←
今回のは今までの中でも
いちばんラブリーかも。
いろんなお花柄が
パッチワークキルトになってます。
ボタンは定番の
いろいろボタン。
リボンやくまちゃんなど
相変わらずのラブリー具合。
お次は
手刷りストライプのシャツ。
手刷りのストライプはもちろん
襟や身頃が左右ズレて縫製されていたり
ケイスケさんらしさ満点です。
最後はシンプルなTシャツです。
だけどVネックです。
Vネックは丸顔の味方です←
手縫いステッチと
ぞうさんアップリケも健在です。
そして今回もまたタグが可愛い。
DM同様
お薬の袋のデザインになってます。
冒頭でアタシが着てるのは
カーディガンもパンツも靴も
Ne-netさんなんですけどね。笑
ポッケからペイズリー君が
顔を出してます。
そしてこのくすんだ緑のような
微妙な色が気に入りました。
ショートパンツはこちら。
後ろポッケに
ぞうさんとペイズリーの刺繍が。
ちょいエスニックで可愛いです。
そして最後にカバン。
オーダーして
やっと到着しましたー。
macromauroさんの新作
ganmaと比べると…
半分くらいの大きさ?かな。
お財布と携帯と
お化粧ポーチを入れたら
けっこういっぱいです。
ストラップも細く
女子向きだと思います。
お値段も安いので
女子にオススメです☆
来週は例の
やっつけで買った新車が納車です。
少しは元気にならないとー。
みなさんも季節の変わり目
体調を崩したりしないように
元気で楽しい毎日を☆
では、また。
ふたり暮らし『38』
ある冬の夜
力鳥でいい具合に酔っ払った
パパとの帰り道
パパは家まですぐそこだというのに
「おしっこ。」
と、子供のような言葉を吐き
積もったばかりの雪の上で
立ちションを始めた。
アタシが「もうっ!」と呆れて笑っていると
なんだかパパは
体をくるくる動かしながら立ちションを続けた。
「何してん?」
と聞くと
「ドラえもん描いてんの。」
と。
…アホか。
と思い、また笑っていた所に
おばちゃんが通りかかり
「…きったないっ!!」
と吐き捨てた。
その通行人のおばちゃんの一言に反応して
パパが振り向いた。
「んー…?」
じぃぃっとそのおばちゃんを見つめる事3秒。
おばちゃんも固まったのか
その場に立ち止まった。
パパとおばちゃんに挟まれたアタシは
どうしていいかわからずにいると
「いーちゃん?」
「え?」
「なんだ、このブタみたいなブタは?」
アタシは失礼とわかりながらも
おかしくてチビりそうになった。
まさに太ってパンチの効いたおばちゃんが
眉間にシワを寄せ酷い顔をして立っている。
パパは、失礼という言葉以外
見つからない台詞を吐いてしまったが
確実に的を得てしまっていた為に
アタシはフォローできずに
ただ笑うのを必死に我慢していた。
おばちゃんは
「キーー!!」…とは言わなかったが
まさにそんな状態でその場を去って行った。
ブタみたいなブタ、、
どう頑張っても
それはブタなんだよ、パパ。
ふたり暮らし『37』
■焼鳥屋さん
近所にあった焼鳥屋さんに
よくふたりで行っていた。
高校を卒業後
アタシは新聞記者になりたい
という思い付きの進路を元に
マスコミ科の専門学校に入学した。
授業も曖昧な感じで
気が合いそうな子もいなく
高校以上に面白くなかった。
この頃も相変わらずバイトをしたり
クラブに通ったりしていたが
月に1回くらい
近所にあった「力鳥」という焼鳥屋に
パパとふたりで行っていた。
家から歩いてすぐにあるそのお店は
鳥肉が大きくて美味しい焼鳥で
案外有名なお店だった。
初めて行った時はオヤジさんに
「いや~、そっくりだなぁ(笑)」
と笑われた。
パパは日本酒が好きだ。
夏でも熱燗にして飲む。
年々弱くはなっていたが
けっこうな量を飲んでいた。
ママの暴露話にもあったが
パパは酒癖というか
飲むと気が大きくなるのか
口が悪くなる。
焼鳥屋のオヤジにも何度も失言した。
ただ、オヤジは酔っ払い相手の商売
慣れている様子で
いつも笑って流してくれていた。
アタシはお勘定の時にいつも
「すいません…」と謝って帰ってきていた。
それでもパパはガハハハと笑って
「また来るぞ!マズイ焼鳥食いに~!」
などと、失礼極まりない捨て台詞を吐いていた。
ふたり暮らし『36』
卒業式前日。
パパは珍しくスーツを準備していた。
「いーちゃんも卒業だなぁ。」
「うん。」
「早いねぇ。」
「そだね。」
「明日は卒業式行って
帰りになんか食べてこようよぉ。」
「…はいはい。」
「あ!でもお友達とどっか行くのかい?」
「んあー?行かない。」
「どうして~?」
「面倒だし。いいよ。」
「そうなの?最後なのに?いいの?」
「いいんだってば。」
アタシが高校に最後まで通えたのは
パパがいたからだ。
褒められて叱られて
パパが支えてくれて
パパがお金を払ってくれた。
だから卒業式が終わったら
パパとゴハンを食べて
ありがとうの気持ちを表せたら
なんて、柄にもなく思っていた。
ただ、この時テレビで
『握り拳を口に入れる』
という企画物が流れていて
それをふたりで
ふざけて真似していた。
「入らないよぅ。」
涙目になっているパパに負けじと
アタシは必死に
口に拳を収めようとして
本気でアゴが外れた。
アタシは死ぬかと思ったが
パパは涙を流して笑っていた。
そして夜は静かに更けていった。
卒業式。
起きた時には、もう終わっていた。
握り拳を口に入れられるか、で
全力を尽くした親子は
見事にふたり揃って寝坊した。
アタシが先にびっくり起きして
「パパ!もう11時だ…。」
と起こすと
「えええぇっっ!!!」
と、パパもわざとか?
と思うレベルでびっくり起きした。
このしょーもない親子は後日
高校に揃って出向き
寂しく卒業証書を貰って帰ってくる。
海、高校卒業。
ちーーん。
ふたり暮らし『35』
高校の思い出といったら
この強烈な参観日と
いろいろやったバイトと
あとはバンドをしていた事ぐらいで
本当にいつ辞めてもいいなぁ…
といつも考えていた。
だけどパパが行かせてくれた高校。
卒業はちゃんとしなきゃ。
そう思い直して毎日通った。
それなりに彼氏もできたし
行事にも出ていたし
学校祭で歌を唄ったり
普通に高校生活を
満喫してるように見えていたかもしれない。
が、本人はまったく楽しくなかった。
部屋の窓から抜け出し
毎週末、夜遊びに出かけた。
クラブでできた友達の方が
楽しくて気が合った。
何度かパパにバレて
こっ酷く叱られたが
それでもめげずに遊びに行った。
遅い反抗期みたいなものだった。
それでも高校に最後まで通い
バイトも続け、家事もこなし
なんとか頑張ってやり遂げた。
そしてめでたく卒業を迎えた。












