[運命を動かす片付け物理学ークローゼットの整理収納]
写真の掲載許可を頂きましたので収納の解剖説明>
ご協力に感謝いたします。
「足を踏み入れることが出来ない」と仰るお客様、
どうして、そうなったのかを検証するところからスタート。
手前の足元にあるのは、
・バッグ
・ハンガーを使用してかけきれなくなった洋服やコート
・旅行バッグ
・ポーチや身だしなみ用品
・書類(過去のもの)
・冠婚葬祭の小物類
棚上にもバッグなどがありました。
かかっている洋服を見ていくと、
最近出番の少ない洋服がゴールデンゾーン(取り出しやすくしまいやすい一番使いやすい場所)を占拠している為に
普段よく着ている上着などが直置きまたは、ソファーなどに置きっ放し現象が起きやすい状態になっていました。
棚上も限られているとはいえ、高さを活かした収納になっていないので、まだまだ改善の余地がありました。
一度全て出してベッドの上などに並べます。
また、リビングや和室にあった洋服で、本当はこちらに入れたい洋服も持って来てスタンバイ。(全体量も把握できます)
クローゼット内を掃除機&雑巾掛けの掃除をし、風通しをよくしている作業の間に、
もう着ない洋服があるか、ないかをお客様に確認をお願い、
年数が経過しているけど、「高かった洋服」は袖を通して鏡を見て頂き、ご自身で判断を繰り返して頂きました。
購入した時よりも年齢を重ね、もっとスタイリッシュなものが似合うようになっていたり、洋服の型自体の流行にも変化が起きているので判断に迷う時には「着て・見る」のが一番です。
登山、トレッキングを時折するご趣味があるので、大きなリュックサックや靴、スーツケースなど旅行にまつわるアイテムは、
年に1回など今現在は使用頻度が少ない為、L字型のクローゼットの写真から見て左奥、角の部分に”入れ子”にして収納。
これだけでかなりのスペースが空きました。
ハンガーをかけるバーにも区切りがあるので、
その区切りを活かして
・普段あまり着ないおでかけ服、スーツ
・よく着る洋服
・スカート、パンツ、ワンピース
・ご主人の普段着
などをご夫婦お二人それぞれ適切な場所に収めました。
洋服は、奥様に「購入する洋服の色味や形」に偏りとかなりの量があったので、色味順に並べて、意識していただけるようにし、今後の買い物に活かせるようにしました。
「色が被っているから」の理由だけですぐに減らすことを強要しても、また買いたくなる、という反動が起きてしまう場合があるので、段階を踏んで変化していくのを待つ、という仕組みにしました。
事前に買い出しをせずに収納がほぼ完成したところで、
クローゼットの奥行きに合わせた引き出しを数点ご提案、
引き出し収納をクローゼットに入れることで、
和室の押し入れ内にもあった洋服を収められるようになり、移動することなくコーディネートが完成するようになりました。
押し入れ内にも同様の押し入れの奥行きに合わせた引き出し収納がありましたが、そちらには
寝具の洗い替えを入れるスペースや、
主にお嬢様の部屋なので、シーズンオフ衣料や
タオルなどを入れて、効率のいい仕組みに。
毎日必ず着る洋服を
ストレスフリーにバリエーション豊かに短い時間ですぐにコーディネートできるのって嬉しいですよね。
衣替えのタイミングで、クローゼットやタンスは定期的に見直し、
フレッシュな洋服が並んだワクワクする場所にしましょう♪