本日の読書感想文







「役に立たない研究」の未来


初田哲男、大隅良典、隠岐さや香


あらすじ 


現在社会において、科学研究に対しての予算の「選択と集中」や研究費の減少の原因から、化学好奇心による科学者たちの基礎研究が行いづらくなっています。


「役に立つ/役に立たない」研究とは一体どのようにして考えられるのか。そして、科学者たちの知的好奇心から生み出される基礎研究が、これからの日本でどのように継続させられるのか。


子供から大人まで、

どの年齢層の方にもぜひ読んで欲しい1冊です。



グッときたポイント 


私自身、生命科学に興味がありこの本を読みました。

科学の研究と切り離すことの出来ないお金の問題。日本の未来に必要なお金を「役に立たない」研究に回したくない。「役に立たない」研究だと思われている基礎研究にそのような考えを持つ方も、日本では多いのではないかと思います。

だからこそ私は、この本を読んでせひ基礎研究についてもっとたくさんのことをみなさんに知ってほしいと思っています。

そして、科学者たちの好奇心から生まれた基礎研究と、世の中で「役に立つ」と言われている応用研究との関係もとても魅力的でした。



こんな人におすすめ 


この本の表紙にあるように、子供から大人まで、そして理系だけでなく、文系の方にも読んでもらいたい作品です。たくさんの人が科学について知識を持てば、今ある科学の課題もクリアしていくと思います。