1月28日(日)はエディオンアリーナ大阪で開催された「第6回W•K•Oジャパンアスリートカップ決勝大会」に長女が参加した。



この大会は全国各地で開催される選抜指定大会において優秀な成績をおさめた選手が出場できる。


結果は高校女子の部(53kg以上) 優勝


娘は第1回から出場して今回で6回連続出場が出来た。


成績を振り返ると

2018年第1回 

小5女子の部(35kg以上) 準優勝



2019年第2回 

小6女子の部(40kg以上) 3位



2020年第3回 

中1女子の部(40kg以上) 3位



2022年第4回 

中3女子の部(40kg以上) 準優勝



2023年第5回 

高校女子の部(53kg以上) 準優勝



と連続入賞は果たしているが優勝には一歩及ばなかった。



今年こそはと稽古に励み十分な気合いで臨んだ。


今回の娘はシード権を与えられて準々決勝戦からのトーナメントだった。



初戦の相手は昨年度のJKJO全日本ジュニアの優勝者だった。



他の大会でも優秀な成績の強豪選手。

過去にはこの大会でも第2回、第3回と2連覇している。


試合は序盤から激しい打撃戦になった。

直接的な重い突きの相手と左右にステップを踏んで突く娘。

一進一退の攻防の末に2分間の本戦終了。


判定で娘が勝利した。



準決勝の相手も強豪選手。11月の世界大会でのユース女子覇者である。




娘より一回り大きな体格で、しかも柔軟な上段蹴りが得意な選手。

リーチ差があるので娘は接近戦を心掛けていた。

激しい攻防は時間いっぱいまで続いた。


娘に旗が上がり判定勝ち。



この大会は選抜大会を勝ち抜いた選手ばかりなので1戦々が決勝戦のようで消耗が激しい。

試合後の娘は珍しく肩で息をしていた。


こうして決勝戦まで進む事が出来た。

悲願の優勝まであと一つ。


この大会は全てのクラスが一斉に決勝ラウンドを行う。


それまで娘は黙々とアップをしてイメージトレーニングをしていた。



対戦相手は先の世界大会で一般女子準優勝の選手。



そしてこの大会でも過去第4回で娘と決勝戦で当たり優勝している。


数えきれないほど試合をしている2人はお互いの組手を知り尽くしている。全力で当たる他にない。


きらびやかなライトアップが決勝戦を盛り上げて、呼び出しのアナウンスが響いた。


鮮やかなライトの中2人はコートに立った。



試合はスタートから激しい攻防になった。

互いに一歩も譲らず突きと蹴りの応酬が続く。



2分経ち本戦終了。判定は引き分け2分の延長戦に突入した。



今度こそはと再び激しい攻防が展開された。



だが延長戦も引き分け、再延長戦となった。



空手は全身を使い、攻撃もすれば受けもする。激しくスタミナを消耗しているので、最後の2分は気力が支えになる。



最後の2分が経ち、激戦は終わった。



判定は3-2。わずか旗1本の差であった。



コートの2人に拍手を送った。


これからも2人は幾度となく拳を交えるだろう。優れたライバルがいるからこそ強くなる。


そして高みを望んでほしい。


優勝おめでとう!




名古屋での全日本ジュニアチャンピオンシップ



神戸でのリアルチャンピオンシップ



そして大阪でのジャパンアスリートカップ



この3大会を優勝できた事はこれからの空手人生に大きな自信に繋がるだろう。


しかし慢心することなくこれからも稽古に励んでほしい。


セコンドについてくれた師範と先輩、コートの外から応援してくれた仲間たち、保護者のみなさん、周りの全ての人への感謝の気持ちを大切にして欲しい。


そして相手選手への敬意の念も忘れぬように。


最後になりましたが、この大きな大会を主催してくださったW•K•O世界組手連盟会長のSifu.R.Mclnness師範、日本代表の杉原白蓮会館総帥をはじめ、審判団の諸先生方、スタッフ、関係者の皆様、誠にありがとうございました。


また今年も大阪で家族一同良い思い出ができました。

心から感謝申し上げます。