昨日12月15日は神戸で開催された「第9回リアルチャンピオンシップ決勝大会/全日本高等学校空手道選手権大会」

に子供達3人が出場した。

この大会は全国で行われる選抜大会の上位入賞者が日本一をかけて戦う決勝戦になる。

毎年多くの参加者がいるが、今年度はさらに増え総勢約1,600名の選手が集まった。



会場は選手とその関係者で溢れんばかりの人混みであった。



その熱気で我が子達もいつもと違う空気に少し緊張気味であった。



さて結果は
次女 小学5年女子軽量 
2回戦敗退



長男 中学2、3年男子47kg未満 
2回戦敗退



長女 高校生女子60kg以上 
優勝



だった。

次女の試合内容から振り返る。
初戦の相手選手は足技から入るスタイルだった。
娘は捌きながら突きで攻撃を返す。近距離では突きの応酬となり拮抗した。

本戦では判定が割れて延長戦になった。
差はほとんどないかのように見えたが、相手の面付きの注意があったためか娘が勝利。



2回戦目は開始早々に上段蹴りを貰い技ありを取られる。
何とか取り戻そうと激しく攻撃に出るが、時間いっぱいで挽回はならず。

少し下唇を切っていたが、痛みと出血に耐えて臆する事なく果敢に攻め続けた姿勢は良かった。
その気持ちがあればいつか笑える日が来る。

4月からは小学6年生だ。小学最後の学年でまたこの大会に戻って来られるように稽古に励もう。



次に長男の初戦は序盤で顔面殴打して注意を取られてしまったが、終始前に出る姿勢が良かった。判定勝ち。



2回戦の相手選手は前回準優勝した強豪選手。体格的にはほぼ差は無かったが力強さと手数の多さが上まっていた。
後半には失速と後退もあり判定負け。

しかし全国大会の準優勝者と拳を交える経験はこれから空手人生にとって有意義な事だ。
今後の稽古に活かして欲しい。



2人とも入賞には届かなかったが、全国大会では初戦から決勝戦のようなもの。
1勝できた事は大きな前進だ。今までの稽古の成果が出ていた。

良く頑張った。

そして長女。第3回を小学5年生で初出場してから今年で5回目の出場。
振り返ると、
第3回 小学5年重量の部 2回戦敗退
第4回 小学6年重量の部 3位
第5回 中学1年重量の部 3位
第6回 中学2年重量の部 準優勝
第7回 他大会と重複のため不出場
第8回 高校生重量の部 優勝

出場するごとに順位を上げているのは良い事だ。常に次回に向けて稽古に励んだ成果だと思う。

そして今年は連覇を目指して大きなプレッシャーもあったと思う。

今回はトーナメントに恵まれてシードを頂けた。
準決勝は少し動きが固い印象があったが、的確な突きで印象も良かった。



決勝戦は予想通りいつもの相手選手。
一進一退の攻防で延長戦に突入するかと思ったが、判定勝ちをおさめる事ができた。



試合後のホッとした娘の顔が印象的だった。普段はあまり顔に出すタイプではないが、今回は解放されたように力が抜けていた。

そして写真撮影事には満面の笑顔を向けてくれた。



良く頑張った。
優勝おめでとう!

ただしその大きなトロフィーはみんなのおかげだ。
応援してくれた師範、先輩、後輩に感謝の気持ちを忘れないように。


最後になりますが、この大きな大会を主催してくださったリアルチャンピオンシップ実行委員会代表の宮野先生をはじめ、審判団の先生方、関係者の皆様、まことにありがとうございました。

また今年も子供達と良い思い出と経験を積む事ができました。
心より感謝申し上げます。