6月4日(日)は日本空手道静空塾主催の「第12回東海南関東空手道選手権大会」に子供達が参加した。 


 この大会の上位入賞者には来年神戸で開催の全国大会である「リアルチャンピオンシップ」への出場権利が与えられる。


結果は次女 小学5年生軽量の部 準優勝

 

 

長男 中学2、3年生軽量の部準々決勝敗退

長女 一般女子重量の部 優勝
 

 

 

だった。

内容はまず次女の初戦は下突きの連打の勢いで前に出てくる力強い選手だった。
フットワークを活かした攻防で辛勝できた。

準決勝の相手選手は何度か手合わせしている。
一進一退の攻防の末に判定勝ち。
決勝戦は直前の大会で苦杯を舐めた。
本戦はで決まらず延長戦になったが、開始直後に上段蹴りを貰ってしまった。

挽回のために最後まで粘ったが、残念ながら取り返せず終了。
身長差がある選手とはリーチ差があるので距離感と反応速度を強化すると良いと思う。

負けたとは言え準優勝だ。
全国大会の出場権も得た。おめでとう!

続いて長男は、初戦、2回戦ともに上背の大きな選手だった。
前回の反省を生かした自分距離とフットワークが良く出来ていたと思う。

準々決勝では身長差よりもパワー勝負で押し切られてしまったので、今後は下半身の強化も課題になるだろう。

試合の内容は決して悪くなかったので、これからも自分の体格とスピード感を活かしていけば、必ず結果は出せるようになるだろう。
飽く事なく稽古に励んで欲しい。

そして長女は1回戦を判定勝利で収め、準決勝でベテランの強豪選手と当たる。
激しい突きの攻防の末に判定勝ち。

決勝戦では直前の試合でも手合わせした強豪選手。
予想通り圧倒的な強さで勝ち上がってきた。

小学生の頃から数えてもう何度目になるのだろう。
東京、埼玉、千葉、神奈川など関東はもちろん、愛知、大阪など全国各地で戦ってきた。

かつて娘の道場には同年代の女子が多くいた。しかし歳を追うごとに1人去り、2人去り、やがて同い年は2人だけになってしまった。先輩との稽古ももちろん楽しい。
しかし遠慮なくいろいろな事を話し合える同輩の存在もまた大切だ。

試合会場で出会うお馴染みの選手と会う事は大きな楽しみになった。

中でも今回決勝戦相手のこの選手はとても大切な存在だ。

彼女が空手を続けてくれて本当に良かったといつも思う。
彼女の活躍を見るたびにどれだけ娘は励みを貰ったことか。

そんな相手と決勝戦で同じコートに立てるのは何年経っても胸が踊るだろう。

本戦はお互いの猛攻の末に時間切れ。判定の旗白2本、赤2本、主審は引き分けと見事に二つに割れた。

 

 

延長戦も同様にお互いに一進一退の激しい攻防が続き終了。
判定で娘に旗が上がった。

試合後の相手選手からの爽やかな笑顔と握手がとても印象的だった。
勝敗よりもお互いのベストを尽くした試合の満足感が2人から伝わった。
2人はこれからも勝ったり負けたりを繰り返していくだろう。
いつまでも2人の試合を楽しみにしていよう。

そして大会終了後に大きなサプライズがあった。
なんと娘はMVPをいただいた。

 

 

 

 

 

 

 


呼ばれた本人もとても驚き受賞時には満面の笑みを私に見せてくれた。

優勝、そしてMVPおめでとう!

 

 

 


ちなみに後日談になるが動画を見直していたら娘の決勝戦に多くの先輩達が映っていた。

↓は空手専門雑誌の
「フルコンタクト空手マガジン」のYoutubeチャンネル。

今大会のダイジェストサムネが娘の決勝シーンだった。

 

 

 


https://youtu.be/WqvnCipmPLg

ある先輩は大きく声援を送り、ある先輩は手を合わせて祈ってくれていた。
試合を控えている先輩も娘の勝利に拍手を送ってくれていた。

空手はコートの上で1人きりだが、背中を仲間が見守ってくれている。

大きな力をみんなが与えてくれる事を忘れずにいて欲しい。そして試合の結果は自分だけの手柄ではないと戒めの気持ちを持ち続けよう。

道場仲間への感謝の気持ちを絶やさぬように。

最後にこの大会を主催してくださった静空塾の芹澤師範をはじめ審判団の諸先生方、スタッフの皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

前日の悪天候により開催すら危ぶまれた中で心身共にとてもご苦労されたと思います。
無事開催の運びになり皆様のご尽力にただただ驚くばかりです。

おかげさまで子供達が活躍できました。また学びの多い大会でした。

心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。