本日のブエルタ | 土井雪広オフィシャルブログ Powered by Ameba

本日のブエルタ



皆さんお久しぶりです!本日ブエルタ15日目にして初めて落車したスキルシマノ土井です。





今日は夜も遅いので、簡単な感じで紹介しましょう!。





レースは最初からアタックが40キロまで続いた。おそらくアングリルを恐れて、早めにアタックするスプリンターが続出!!笑 



彼らただ楽して登りたいだけなんだろうけどね!



その一人、リクイガスのサガン。あり得ないコーナーワークで下りを下っていく。本当にモトGPでも通用すると思った。



そのあとに来たのがラストラス。こりゃまた下りがそこまで速くない。笑 サガンは飛び抜けている。





そして平地に入り僕がアタックし、シャバネルが追いかけてきて、そのままカウンターアタック。それに反応したドイツ人のシモンがこりゃまたカウンターアタック。それが決まったのでした。

決まる間際のみんなの発言もおかしい。





アングリルーーー!!!!アングリルーーーー!!!発言がまるで小学生レベル。笑





何のオチもない話だけど、次に進もう。





そこから集団はスカイのコントロールで補給所を過ぎ、2級山岳に突入。この坂まるで超級レベルだ。笑



36×28のギヤを使いっぱなし。今年のブエルタは選手ジャーナリスト口をそろえて厳しいと言う。レース後の移動、コース設定、違うらしい。





参考までに例えると、今日の2級山岳は富士山の馬返しからラスト2キロの平地まで。



おかしいでしょ?



最後の1級の坂なんかは大阪犬鳴峠和歌山側の旧道が10キロ続く感じ。



おかしいでしょ?





とにかく今日はレースのスピードはそこそこだったけど、登り、コース設定が本当にきつかった。





ここもまたオチがないが次に進もう。





2級山岳を越えると、バカンソレイユ、エウスカウテルが積極的にペースアップ。ここからは本当に速かった。



そして、テレビでも見た方がいたかと思いますが、集団落車が発生。もう60キロ以上出ていたからよけるにもよけられず、僕も思いっきり落車。





異様な早さでスタンドアップした僕。笑  ホイールを交換し再出発。





ランプレの選手と共に鬼のカーぺーサー。70キロはずーっと出ていた。落車よりこっちの方がリスクが高いと僕は思っていた。





そして奇跡的に登りの手前で集団復帰。





しかし位置が後ろ過ぎて何も出来ずに脱落。1級山岳はそのままゆっくり登ったのでありました。





そしてそして最後のアングリル。これは間違い無く僕が登った坂の中でダントツで一番きつかった。



23%とかが1キロの区間ずっと続いたときは本当に自転車おりたかったね。





富士山どころの話じゃなかった。僕はしばらく何人かで走り、数人のグルペットで走っていたんだけど、



その中にペタッキと、ガヴァッツィがいて、会話もなく、淡々と登っている。



特にペタッキは本当に何も話さない。



ラスト9キロ、8キロ、7キロ。勾配はきつくなり、観客もどんどん増えていく。ペタッキへの罵声もいろいろあったと思う。ペタッキが笑わない。観客を睨んで、怒っている。



ラスト6キロ、5キロ、4キロ、3キロ。淡々と登るペタッキと僕と小さい集団。



ふと左の方を見ると、ゴリラがいる。僕はあまりのリアルさに、本気でビックリして回転数が10回転ぐらい上がる。笑





すぐ着ぐるみだとわかった僕は、着ぐるみにビックリした自分にうけながら、ペタッキを笑わせたい一心に、ペタッキ!ゴリラを指さして左にナポリターノがいるよ!?



って言った瞬間あのペタッキが爆笑。ナポと仲悪いのかな?





落車で不満たっぷりなステージだったけど、ペタッキを笑わせたから自分で勝手に満足した1日になりましたとさ。





毎日脚が燃え尽きそうなぐらい追い込んでるけど、疲れの感じは毎日一緒。



疲れていても身体は動く。



調子はどんどん上がっていく。16ステージからはどうなるかわからないけど、この走ってきた15ステージ、かなりの収穫だった。実戦でしか得られない確かな収穫。本にもDVDにも無い実戦だけ得られる収穫。





大事にしたいね。





明日は休息日だから、僕等にとってはサンデーだけど、皆さんにとっては1週間の始まり。





楽しいこと見つけて元気にお仕事頑張ってください!





明日はのんびりさせていただきます!



おやすみなさい(^_-)