世界選手権惨敗に終わる。
ドイニスタの皆さんこんにちは。
アルゴスシマノ土井です。
僕にとってはいつの間にかまた月曜日。皆さんにとってはもう月曜日?
そんな月曜日の朝。なんとも不甲斐ないままレースを終えた僕は、ある意味抜け殻のように、レースの事をほとんど覚えていなかった。笑
なんでだろう。
今回の日本チームはメンバー6人という必勝態勢で望み、結果は残せなかった。
レース前夜のミーティングでは、個人個人が出来ることを意見し、しっかりと役割を決めた上で結果を残していこうと誓った。
終盤までレースを出来るのは、ヨーロッパで走っている4人。そこに畑中、福島さんの二人がどれだけ連携して走れるか。
プラン的には最初の周回2入るまで出来るだけ脚を使わず走るために、土地勘を利用し、僕が最初の100キロはリードしながら個々のレース勘で位置取りをしてもらう。
ラスト6周、5周でのペースアップになるべく脚を使わず前に残り、そこからラスト3周で出来ると予想したグループに幸也をのせるために良い位置に連れて行くこと。
レースは序盤から多くのアタックが繰り返され、逃げにメンバーを送り込みたいオランダ、フランス、スペイン、イタリア、ドイツのやり合いが多く見られた。
僕らは逃げには送り込まず、プレファイナルと最後に力を発揮するため力を温存し、ヨーロッパを拠点に走る4人は常に固まって走った。
レース序盤の横風によるオランダ勢の攻撃などは、想定通りの場所で予想通り展開され、余裕を持って対処し、周回に突入。周回を重ねていく僕らは徐々にトラブルが重なって人数を減らしていった。
まずはエースの幸也がカウベルグ頂上付近で落車。
ちょうど集団後方を走っていた畑中、福島さんがサポートに回り、僕、宮沢さん、フミの3人は前方で周回を消化。
周回3周目でフミを含める数人が飛び出し、集団を形成。展開がめまぐるしく動く中、ベルギー、フランスが鉄壁の布陣でレースをコントロールしていた。
そしてラスト6周のカウベルグ頂上で僕の自転車が壊れた。自転車を交換するために必死で審判カーにサポートカーの呼び出しを要求していたけど、車は上がってこれなかった。(何かをしながら下がっていく僕がテレビに映っていたようですね。)
バイク交換に2分以上かかった僕は、ラスト5周を残しレースを去った。
レースは常にめまぐるしく展開し、見ている僕としてももううずうずする展開。
様々なトラブル続きのチームジャパンは、フミ、ユキヤと続々とチームテントに帰ってきて、宮澤さんのみ。
最後は力勝負で厳しい展開になったけど、勝ったのはやっぱりフィリップ。
ラスト5周からは僕はレースに参加していないので何も書けないけど、レース3日前バイク調整の時に一緒に走って、来期の契約の話とか、ブエルタの話、チームタイムトライアルで遅れたフィニーの話。
今回のレース予想などを語り合ったフィリップがレースで勝ったのは僕的になんかとっても嬉しかった。
王道のアタックで勝つ彼は勝者に値する選手だと思う。
感動をもらった僕はバイクトラブルや、スポークが飛んでしまったりと2回のストップと運が無いレースになってリタイヤには終わったけど、気持ちよく会場を後に出来た。
次はロンバルディアになるか、契約次第では変わってくるけど、もしかしたらジャパンカップにも参加するかもしれません!
ちょっと予定は未定だけど、この2週間でいろいろ煮詰めていきたいですね。
大阪サイクルモードフェスタは、ファンの皆さんと会うため顔を出します!
なんかアップデートを今日中にするのに簡単に書いてしまいましたけど、本当に脚を使う前にレースを180キロで降りちゃったので
なんの感情もわかないんです。笑
悔しいとか思う以前の問題でした。
日本チームで打ち上げをしたのは言うまでもありませんね。
日本代表なので写真は載せません。
チャオ。